自分たちの良さを消され、相手の良さばかりが目立った前半での2失点。
後半に猛攻撃を仕掛けるも決定機でのシュートミスを続ける中、致命的な3失点目で勝負あり。
決定力の差が出た完敗です。
スタメンは前節から1名変更。
中村に代わり安部が入りました。
【J1採点&寸評】鹿島 0-3 磐田|王者を粉砕した磐田は3選手が「7」。MOMは2得点に絡んだ背番号10 | サッカーダイジェストWeb
■自分たちの良さを完全に消された前半45分
磐田は3-4-2-1の布陣でしたが、守備時は5-4-1で、サイドを起点にして攻撃を仕掛ける鹿島の良さを消しに来ました。
コンパクトな守備を保ち、裏を狙ってくる鹿島の攻撃をオフサイドに掛け、逆に少ない手数であっという間に2得点と、完全に磐田にいいようにやられた前半45分でした。
永木・小笠原の両ボランチが攻撃の組み立てに参加できなかったのも大きかったです。
失点はともに中村俊輔にやられたと言っても過言ではないです。
1失点目は、俊輔のドリブル突破に4人が引っ張られ、サイドのフリーの選手へパス。
フリーのまま上がったクロスを、中でいい戻りの動きでフリーになっていた川又のドンピシャヘッド。
ついていたのは西ですが、高さ的にアンマッチだったのと、昌子・植田の両CBが二人ともニアに釣られていたのが原因で、その要因であった俊輔の存在感が際立ちました。
2失点目はその俊輔の見事なミドル。
シュートシーンだけ見れば、さすが俊輔と唸らざるを得ないのですが、その前の永木の中途半端なクリアが招いたと言えます。
■打てども打てども枠に飛ばず...
2点のビハインドで前半を折り返します。
後半頭から2枚替えで、小笠原・安部に代えて、レオシルバ・ペドロジュニオールを投入。
小笠原は組み立てでのパスミスが多くてピンチを招き、安部は受け身の姿勢が目立ちさっぱりよさが発揮できずと、2人だけのせいではないですが、交代は妥当なのかなと。
レオシルバは、ダイナミックな組み立てで攻撃を活性化し、ペドロジュニオールは得意の裏への抜け出しで決定機を演出し、試合の流れは鹿島の一方的なペースに。
早い時間で1点返せていれば、
「サッカーで一番危険なスコアは2-0なんですよ( ̄ー ̄)ニヤリ」
と言えたんですが...ね。
何でそこから枠に入らないだよ(*`Д´)ノ
と怒りたくなる場面の連続で...
そんなこと繰り返している中で、絶望的な3失点目を決められて勝負ありました。
これもシュートだけ見れば、角度のないところからニアの上をぶち抜いた素晴らしいシュートなんですが、川又に気を取られて近くにいた川辺をフリーにしてしまったのがいかんかったですなあ。
次の試合ですが、週中にACLがあります。
4/26(水)アウエーでの蔚山戦、勝って決勝トーナメント進出を決めたいところです。
リーグ戦の次節は4/30(日)、ホームでの鳥栖戦。
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