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【J1 第4節】札幌 2 - 1 長崎 今季公式戦初勝利をもたらしたのは昨年のお家芸でした

 

ペトロヴィッチ体制公式戦初勝利をもたらしたのは、皮肉にも昨年のお家芸だったセットプレーからでした。

J1初昇格を果たした長崎の寄せの早さに何もできなかった前半の姿が、北海道コンサドーレ札幌の現在地。 

まだまだ厳しい戦いは続きます。 

 

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スタメンは前節から1名変更。

兵藤に代わり荒野が入りました。

 

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【J1採点&寸評】札幌2-1長崎|まさに札幌のメッシだ! 1G1Aと別格の技術でチャナティップに「7.5」 | サッカーダイジェストWeb

 

■何もさせてもらえなかった前半

ここまでJ1で唯一公式戦勝利がなかった札幌。

それでも、観ていないルヴァンカップはわかりませんが、リーグ戦ではダイナミックなサイドチェンジなど、一試合の中でおおお( ̄○ ̄;)と驚かせる場面があって、勝利がない中でもこれからの期待感を抱かせる内容でありましたが、この試合の前半は今季ワーストと言って差し支えない酷い出来でしたね。

しっかりブロックを敷いて待ち構えている長崎に対して、縦パスがまともに入らず、後方でのパス回しも寄せの早さに苦しみました。 

ワンタッチパスがほとんどなく、止めて探してパスというのも長崎としては守りやすかったと思います。

ボール支配率は圧倒していましたが、シュート数は圧倒されており、支配していたというよりは持たされていたというのがピッタリな前半でした。 

 

■先制しても変わらない守備の軽さ

それでも長崎の精度の低さにも助けられスコアレスで前半を折り返すと、後半に入ると少しエンジンがかかってきたのか、積極的な攻めが見られるように。

その中で生まれたのがジェイの先制点。 

 

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ピッチ中央で、ファールを受けながらも粘ってキープしたチャナティップからジェイへのスルーパス

CB2枚の間を絶妙なタイミングで裏抜けしたジェイがGKと1対1に。

GKが真っ正面で意外に難しい場面でありましたが、ジェイは落ち着き払ってGKの右を抜いてゴール。

ジェイの経験値の高さが垣間見える先制点でした。

 

先制後も攻勢を続け、2点目を取れていれば試合の大勢は決していたと言えますが、長崎の精度の低い攻めからは点が取れる雰囲気はなく、このまま勝ち切れる展開でありましたが、今季すでに何度見たかわからない軽い守備であっさり同点に追いつかれます。

 

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甘目に見るとシュート自体は見事なんですけど、放り込みともいえるアーリークロスを簡単に納めさせシュートまで打たれてしまっているのが失点に繋がっているわけでして。

付いていたのは今季スタメンに定着したキムミンテです。

私の個人的な意見ですが、彼がどうしてスタメンなのかがホントに理解できませんよ( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 

今季だけで何回軽い守備を見せられたことか...何でこんなに寄せが甘いんですかね...

展開力など攻撃面を評価されてとどこかで見たように思いますが、不動のレギュラーに選ばれるにはほど遠いと思うのは私だけですかね... 

 

■初勝利以上に気になるスタメンの固定化

同点に追いつかれ、引き分け濃厚と見られた後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールが決まります。 

 

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センターライン付近からの福森のFKを、左サイドに構えていたジェイが頭一つ抜けた形で中にヘッドで折り返したところにチャナティップが飛び込んできてのヘディングシュート。

ゴール前での点を取るための動きを指導されているというチャナティップがその成果を発揮した決勝ゴール。

そして、この試合空中戦を完全に制していたジェイを狙った福森の精度の高さが今季初勝利をもたらしました。

 

[ 福森 晃斗 ]
後半アディショナルタイムの得点の場面については、相手GKが飛び出してこられない場所にボールを蹴ることを意識した。FKのボールを都倉(賢)選手に合わせようかとも考えたが、ジェイ選手が前半からヘディングで勝てていたので、彼のところを狙った。結果、良い形でチャナ(チャナティップ)選手が飛び込んで得点を取ってくれた。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/031801/player/

 

ペトロヴィッチ監督であれば、終了間際で点の欲しい場面でも繋いできてもおかしくない位置からのFKでしたが、これまで勝利なしという状況がなりふり構わない攻めになったんでしょうね。

 

今季初勝利!とは言え課題は山積み。

中でも気になっているのがスタメンの固定化です。

リーグ戦で開幕戦から今日の第4節までで代わったのは怪我で離脱した宮澤のみで、残りの10名は不動。

ペトロヴィッチ監督はスタメンを固定化してチームを熟成させていくと聞いてましたが、まさか就任当初からここまで極端な姿勢で来るとは思いませんでした。

出てるメンバーで結果が出ていれば文句はないのですが、ここまで結果が伴ってなく、内容的にも不満の残る出来の選手もいる中での固定化で、控え組の不満が高まって来るのではと危惧しています。

昨年までの中心選手ながら今年は控えに甘んじ、この試合途中出場した都倉の動きの良さを見るに、そういう危惧が現実にならないか心配しております。

チーム作りの中である程度固定することも一概に悪いとは思いませんが、競争原理のないチームに成長はありません。

 

J1は二週間の中断期間に入ります。

次節は3/31(土)アウエーでの鹿島戦です。

 

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