ACLラウンド16突破の勢いそのままに...とはならずに逆に緩みが出た感じの完敗。
ただ、理由はそれだけでなくもっと根本的なところにあるように私は思います。
リーグ戦は11位で2か月の中断に入ります。
スタメンはリーグ戦前節、第13節浦和戦から4名変更。
三竿健、レオシルバ、西、曽ヶ端に代わり、中村、小笠原、伊東、クォンスンテが入りました。
ACLラウンド16 2ndレグからは3名変更。
【J1採点&寸評】鹿島1-2仙台|先制ヘッドの石原直樹がMOM! 抜け目ない動きで昌子源を出し抜く!! | サッカーダイジェストWeb
■緩い入りとかもう何度目だよ(*`Д´)ノ
もう何度目かわからないぐらいの緩い試合の入りであっという間の失点で試合は始まりました。
左サイドからの早めのアーリークロスをニアで石原に合わされました。
斜めに入ってきた石原に付ききれずフリーで打たせてしまった植田。
クロスを簡単に上げさせた伊東。
試合の入りだからこそ集中が必要な場面での軽い守備が目立った失点シーンでした。
前半は仙台に主導権を握られっぱなしで終わりました。
その要因としては、仙台がチームの共通意識でしっかりとした狙いをもって戦ってきたことで、具体的にはSBのところにできる穴を狙ってきたようにみえました。
オーバーラップしたSBの裏を突いたり、SBが中に絞った所に空いた外のスペースを使われたりと言った感じです。
逆に鹿島はいつも通り、個の力の組み合わせでごり押ししていきますが、守備時は5-3-2にセットし、ピッチの横幅を広くカバーしつつ真ん中も中盤3枚でしっかり埋めてきた相手にチャンスすら作れない状態で前半を終えました。
■えええ3バック?
前半を1点のビハインドで終えた以上にチャンスすら作れていない状況で、後半頭から2枚替えで勝負に出ます。
その交代カードを見てすぐわかりました。
えええ3バックかよ(*`Д´)ノ
ってね(*'ω'*)
左から犬飼、昌子、植田の3バックに遠藤、永木のダブルボランチ。
伊東、安西のWBに金崎1トップに土居、優磨の2シャドーという布陣に見えました。
3バックにしたことで確かに中は固くなったのですが、伊東、安西の両WBが上がりっぱなしでサイドを仙台に使われ始めて3バックが外に釣りだされて中が薄くなってと、時間を追うごとに穴が目立ち始めてというところで2点目を奪われました。
CKをニアで逸らされたのを板倉に押し込まれた形です。
これはもうクォンスンテとしてはノーチャンスで、1点目もニアを狙われたところを見ると、ウチを分析した結果の穴なんでしょうかね...
試合はその後も仙台が主導権を握り続け、それこそ何点取られてもおかしくない状態で、逆によく2点で抑えたもんだなと。
3バックは完全に失敗に終わり、攻撃面でもいいところなしでしたね。
終盤放り込みサッカーシフトチェンジしてから1点を返すのが精一杯でした。
遠藤の角度を付けた放り込みを鈴木がヘッドで折り返し、安部がこれまたヘッドで落としたところに再びの鈴木。
枠内シュートは結局この1本のみで、相手に2点取られてたらそりゃ勝てませんわな( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
■敗戦の中でも変わらぬ輝きクォンスンテ
ACLからは3名の変更で臨んできましたが、私はもっと思い切ってフレッシュな選手に入れ替えてくるものと思ってました。
連戦が続いていること以上に、見た目以上にハードな戦いとなった上海上港戦で心身ともに疲弊している選手が多いように予想してたので、大岩監督お得意のモチベーターの側面を発揮して、控えに甘んじてきた選手を思い切って起用することでやる気を促して選手がそれに応えてという好循環を期待しましたが...
期待した私がバカでした( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
振り返ってみれば動きの重い選手が目立ったようにも思えて、上海上港戦の激闘の疲れが心身ともに残っていたせいなのかなと。
あれっ?きみACL出てないよね?との突っ込みは受け付けません( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
特に金崎の切れのなさは目立ちましたね...相当酷使されましたから責められないですよ。
中断期間でリフレッシュしてコンディションを戻してほしいものです。
そんな中でこの日もクォンスンテの輝きぶりが目立ちました。
リーグ戦は曽ヶ端が出ることが多かったですが、これだけの輝きっぷりを見ると監督として使いたくなってしまうのはわかる気がします。
2失点こそしましたが、GKとしてはノーチャンスと言ってよく、逆に何度もファインセーブを披露し、彼が守ってなければ大敗も十分あり得た試合でした。
ロシアW杯で約2か月の中断に入ります。
再開は7/18(水)アウエーでの磐田戦です。
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