こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
2015年のJ1シーズンが終了しました。
2004年以来となる2ステージ制、チャンピオンシップの復活となった今シーズンを振り返ってみたいと思います。
■浦和無双な1stステージ
浦和が無敗(12勝5分)で制した1stステージ。
圧倒的に強かったイメージがありましたが、戦績を振り返ってみると1点差をしぶとく勝ちきってきた試合が多かったんですね。
↑こちらで強さの要因を分析していますが、前年と比較して守備が安定したのが大きかったですね。
また、いろいろ揶揄されている補強も戦術にマッチしている的確なものだったことも認めざるを得ません。
武藤しかりズラタンしかりです。
このまま浦和が走り続けるかと思いましたが...
■2ndステージは広島と鹿島の一騎打ち
となりました。
浦和は2ndステージに入ると守備が不安定になる試合が出てきました。
相手チームが対策してきたこともあるのでしょうが、元来が攻撃重視なマインドなのでどうしても守備が緩くなってきてしまうんでしょうね。
同じことが風間フロンターレにも言えますが、攻撃的なチームは観ていて非常に面白いし魅力的なんですが、優勝を目指すにはやはり守備が大切なんですよね。
代わりに優勝争いをしたのが広島と鹿島。
広島はミシャのサッカーを引き継ぎつつも守備ブロックを構築した森安監督の手腕が光ります。攻める時と守る時の割り切りが秀逸です。
我らが鹿島アントラーズは2ndステージは最悪のスタートでしたが監督交代でまさかのV字回復を成し遂げました。
初の監督業にも関わらず短期間でチームを立て直した石井監督の手腕は見事なものですが、ベースにあるのがトニーニョセレーゾ前監督の育成手腕であることも確かです。
鹿島は中盤の山場、G大阪、浦和相手に星を落としたのが痛かったですね。
■オリジナル10の一角がまた一つ...
Jリーグ創設以来、J1を守り続けていた清水エスパルスのJ2降格が決まりました。
昨年も何とかかんとか残留を決めたぐらいですからある程度の予感はしていたわけですが、、、また一つオリジナル10の牙城が崩れました。
これでオリジナル10で降格経験がないのは名古屋、横浜FM、そして我らが鹿島アントラーズの3チームとなりました。
そして来年、名古屋が続くかもと思うと(((( ;゚д゚)))アワワワワ小倉グランパスどうなんですかね。
話しが脱線しましたが、清水は大榎監督に交代してからの悪い流れを今シーズンも止められませんでしたね。
監督の責任が重いのは確かなんですが、それと同じぐらいフロントの責任も重いんじゃないかと。クラブの功労者を次々に戦力外にしていったり、その場凌ぎの補強だったり、J2大分を最下位に低迷させて解任された監督を後任に据えたりと、こちらの責任の方が重いんじゃないかと思ってしまうわけです。
しばらくはJ2暮らしが続くんじゃないでしょうかね。
■チャンピオンシップはシンプルな組み合わせに
最大で5チームでの戦いの可能性もあったチャンピオンシップですが、結局は年間1~3位での戦いとなりました。
思いました。
チャンピオンシップやるにしても1ステージ制でよくね?
チャンピオンシップ、G大阪の自作自演(注:準決勝でのあわやオウンゴールからの勝ち越しゴールのことですw)もあって、結構盛り上がったと思ってるのですが、これ出場したチームが年間1~3位と同じ評価指標だったからで、
これが例えば
年間1位(だけれどもステージ制覇なし)
と
2ndステージ覇者(だけれども年間5位)
の決勝戦だったら、もうこれ何が何だかわからないチャンピオンシップになります。
チャンピオンシップの是非は別にして、チャンピオンシップやるなら出場チームは同じ評価指標にした方がわかりやすいし、盛り上がると思うんです。
年間順位を評価指標にするなら1ステージ制でいいでしょうし、
2ステージ制にしたいのであれば、両ステージの覇者同士の戦いにすればよいと思うんです。
■2ステージ制、チャンピオンシップ復活は成功したと言えるのか?
ようやく本題まで辿り着きました( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
まず財政面。
目的としていた財政面での改善には成功したと言えそうです。
放映権料だけではなく、協賛金も増えたということはお金を出すスポンサーとしても魅力に映ったということでしょうか。
視聴率は準決勝が5.1%、決勝の一戦目は7.6%、そして二戦目が10.4%と物足りなさはあるものの徐々に上がっていくという悪くない結果に。
一方で、2位と3位が準決勝の一発勝負で決まってしまったことや、チャンピオンシップのスケジュールが直前まで決まらなかったことにより準決勝の集客が厳しかったことなどの問題も出ています。
私の気持ち的には、シンプルさが魅力のサッカーにあまり複雑な仕組みは入れて欲しくないのですが、チャンピオンシップの盛り上がりを観ても、日本人にはこの仕組みが合っているのかなあと思ってみたりしていまして。
ただ、今の年間順位と両ステージ覇者が入り混じるのは複雑すぎるので、そこはシンプルにして欲しいのと、日程が過密になってしまうのは改善して欲しいところ。
すぐに実現できる改善としては、
①1ステージ制にする
②年間順位はリーグ戦の結果だけで決める
③チャンピオンシップを賞金争奪のボーナスステージ的な開催とする
この3点かなと思います。③はシーズン前のゼロックススーパーカップのようなイメージです。
賞金争奪にすれば盛り上がるでしょうし、年間順位に響かないので不公平感のようなものもでないでしょうし、我ながら名案かなと思いましたw
ただそれでも過密日程の解消には繋がらないです。
チーム数が減らないとこればっかりはどうしようもないですね。
今でも総当たり2回戦(ホーム&アウエー)なのでこれ以上試合数は減らせないですし、チーム数を減らさないことにはどうしようもないです。(ナビスコor天皇杯をなくすという案もありますが...)
チーム数減らすのは結構壁が高いでしょうね。
レベルの維持を考えてもJ1 12チーム、J2 16チームぐらいがいいと思うのですが、J2も22チームありますからね。よほどの改革への強い意気込みがないと実現はできそうにないです。
長くなりましたが、2016年もJリーグが盛り上がることを期待してこの辺で終わりにしたいと思います。
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