1stステージ制覇の余韻に浸る間もなく始まった2ndステージ。
1stステージ開幕戦と同じG大阪との一戦でしたが、見事に返り討ちにあいました。
金崎を怪我で欠いた影響は大きかったにせよ、これまで堅守を誇っていた守備の緩みは慢心以外の何物でもなく、今一度、年間勝点1位という目標を見据えて気持ちを引き締める必要があります。
スタメンは1st最終節から3名変更。
金崎、カイオ、ブエノに代わり、赤崎、中村、昌子が入りました。
【J1採点&寸評】鹿島 1-3 G大阪|ステージ王者を翻弄したG大阪の背番号7がMOM | サッカーダイジェストWeb
■試合前日にショッキングなニュースが...
試合前日の金曜日にショッキングなニュースが流れてきました。
・一度は断りを入れていたアルアインへの移籍が決定的
・カイオはすでに現地入りしている
・ガンバ戦は欠場
アルアインからさらに金額を上乗せしての再オファーがあり、鹿島サイドはそれでもカイオを出すつもりはなかったようですが、カイオが移籍を決断したようです。
プロの世界なので、評価されての移籍は喜ぶべきことなのですが、イマイチ素直に喜べない自分がいます。
彼のキャリアを考えるとUAEへの移籍はキャリアアップにはならず、彼が鹿島アントラーズで見せてくれたポテンシャルからはホントにもったいなくて、欧州からのオファーを待てなかったのかなと残念でなりません。
順調にキャリアアップしていけば、(ブラジルか日本かは別として)代表の中心を担えたと思いますのでね。
コンサドーレ札幌からブラジル代表まで登りつめたフッキのように。
カイオの今後のサッカー人生に幸あれ
■1st制覇の慢心が現れた守備の緩み
さて、ようやく本題のレビューに入ります(笑)
カイオに加えて金崎も怪我で欠場となり飛車角抜きでの2nd開幕となりました。
それでも前半は押し込む展開が目立ちました。
ガンバのDF陣でのパス回しが不安定で、そこを突く形での攻めが多かったです。
あり得ないバックパスもいくつかあり、敵ながら東口が可哀そうで可哀そうでしょうがなかったですw
その中で逆に1点しか取れなかったのが後々響いてくるわけですが...
その先制点は山本のサイドの突破からのグラウンダークロスを赤崎が押し込んだもの。
赤崎はようやく今シーズン初ゴール。
山本はカイオがいなくて逆にスペースを有効に使えてた感がありました。
いい形で先制したのに数分後にあっさり追いつかれます。
(´-`).。oO(去年はよく見かけたシーンだよな...)
ガンバに上手く崩されたようにも見えるんですが、よく見るとDF陣の動きが少なくて棒立ちなんですよね。
もっと球際厳しくいかんとと思わせる同点のシーン。
前半はこのまま1-1で終了。
後半に入るとガンバが一段ギアを上げてきました。
1stはACLとの過密日程であったりアデミウソンの融合に時間がかかったりして6位に終わりましたが、さすがの試合巧者振りを思わせる試合運びでした。
で、セットプレーからの2失点で敗れたわけなんですが、ともにマークを外されてやられてます。
セットプレー以外でも寄せが甘くてあっさり突破されたりする場面が目立ち、1stステージ最少失点の堅守はどこへやらで去年の緩い守備に戻ってしまったようです。
言葉では1st制覇は通過点( ー`дー´)キリッとは言っていましたが、やはり久しぶりのリーグタイトルで気の緩みがあったんじゃ?と言わざるを得ない変わりようでした。
■やっぱり金崎がいないと...と言わざるを得ない
そして攻撃陣ですが、金崎不在の影響がありありでしたね。
金崎の一番のストロングポイントはガツガツ前へ前へという推進力なんですが、
その金崎に勝るとも劣らないぐらいガツガツいくカイオを欠いて、攻めてはいるんだけれどもあと一押しが利かないそんな場面が目立ちました。
リードされてからはさらにその傾向が顕著になり、試合巧者のガンバに簡単に守られてしまいました。
土居は下がってボールを受け、サイドに流れてボールを受けてと惜しみない運動量で貢献しているのは認めるのですが、トップというポジションで求められているのはもっとゴール前に顔を出して得点に絡むことでして、トップという役割としては物足りなさ感が否めないです。
金崎がいるとその穴を金崎一人で埋めてしまいますので目立ちませんが、今日のような金崎不在のゲームですと顕著に目立ってしまいます。
ようやく今シーズン初ゴールを決めた赤崎ですが、これをきっかけにしてよくなってくれればいいなあとは思いますが、点でのプレーが目立っていて得点シーン以外での貢献度が低いんですよね。
具体的には金崎のようにもっとボールを引き出す動きが欲しいかなと。
そしてカイオのポジションに入った中村充孝ですが、怪我明けを思わせるコンディションでまだまだこれからなのかなと。
ただコンディションが上がったとしてもカイオの代わりはあまりにも荷が重く、まあタイプも違うんですが、カイオの移籍金がサイドハーフの補強しませんか?って切実に思います。サイドハーフの層が厚くなれば鈴木優磨もトップで固定できますし。
あ、中村充孝については、もっとシンプルにプレーすれば劇的に怖い選手になると思いますんで、早くそこに気がついて欲しいかなと。
私は中村充孝に大いに期待してまして、覚醒する日を心待ちにしております。
次節は7/9(土)アウエーでの広島戦。
厳しい相手ですが、ここを落とすようだと2nd制覇そして年間勝点1位に黄色信号です。
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