ACL韓国遠征から中三日。
スタメンを変更せず、疲れが残る中、点差は僅差でしたが、PKでの失点以外では鳥栖に攻撃の形を作らせず、点差以上の完勝と言える内容でしたが、その中でも大きな課題が見えた試合でした。
スタメンは週中のACLから変更なしでした。
【J1採点&寸評】鹿島×鳥栖|鹿島のCBコンビが充実の出来。植田が豊田を封じ、昌子は名誉挽回の決勝点 | サッカーダイジェストWeb
■PK共演からの勝ち越しゴールの前半
週中のACLに続いて静かな立ち上がりな前半。
鹿島はボランチからの球出しを封じられ、ビルドアップに苦しむ一方、早い寄せで鳥栖に形を作らせず。
ざっくり言うとそんな感じで、前半はスコアレスでいく雰囲気もありましたが、一つのプレーから試合が動きます。
鳥栖の浮き球のパスをパスカットしようとした昌子が痛恨のハンド。
これがPKの判定で、これを豊田に決められて先制を許します。
守りの固い鳥栖に先制を許し、難しい試合になるかと思われましたが6分後にPKで追いつきます。決めたのは金崎ですが、PK奪取は土居。
エリア内での果敢なドリブル突破が相手のファールを上手く誘いました。
この試合の土居はドリブルで局面を打開する場面が多く、非常にいい出来だったかと。
そして、前半終了間際に勝ち越し。
遠藤のコーナーキックに、先制のPKを許した昌子が飛び込んでのヘッド。
PK与えたのを取り返した昌子の逆転ゴールでした。
■相手に決定機を作らせない一方で見えた大きな課題
後半は守備に重点を置き、と言っても引いて守るわけではなく、レオシルバを中心として中盤から早めにいく守備で鳥栖に攻撃の形を作らせず。
一方カウンター中心の攻撃は決定力に欠け、追加点は取れず。
盤石の試合運びだった守備陣の一方で攻撃陣の大きな課題が見えた試合でした。
大きな課題、それは攻撃での形のなさでしょうか。
恐らく攻撃は個の力や連携頼みで決まった形がないんだと思います。
カウンターに行っても攻め切るのか、上りを待つのかの判断が遅くてその間に相手に戻られて中途半端に終わる場面が散見された後半に、完勝の中にも大きな課題が明確に見えた試合でした。
次節は5/4(祝)アウエーでの浦和戦。
序盤の大一番になりそうです。
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