前節の新潟に続いて、順位の近しいライバル相手に痛い星を落としました。
これで3連敗となり、3試合連続の無得点。
怪我人による前線の駒不足はいかんともしがたく、今は我慢の時期かもしれません。
スタメンは前節から1名変更。
キムミンテに代わり、河合が入りました。
【J1採点&寸評】鳥栖×札幌|"都倉封じ"を完遂した青木を高評価。吉田の攻撃参加も光った | サッカーダイジェストWeb
■苦しい台所事情
ルヴァンカップも含めると、二週間で5試合と言う過密日程に突入しています。
通常はターンオーバーでルヴァンカップは控え主体で行くのですが、怪我人の多い札幌はそうはいかず、3日前のルヴァンカップ仙台戦に出た選手の多くがスタメン、ベンチ入りしており、苦しい台所事情が伺えます。
この日のスタメンですと、
荒野は、ルヴァンカップでもスタメンで62分までプレー
菅は後半から出場
宮澤:62分から出場
都倉:74分から出場
ベンチ入りメンバーですと、
フル出場:金山、進藤、前、マセード、上原
スタメン途中交代:小野
ベンチ入りでルヴァンカップ出てないのは、怪我明けの内村だけです。
その内村も数日前から全体練習に合流したばかりで、駒不足でメンバー入りした感たっぷりです。
この日はビハインドを負っている状態にも関わらず、残り10分を切るまでは選手交代なしでしたが、こういう苦しい台所事情も鑑みてなんだろうなあと思います。
■前半耐え忍んで後半勝負の目論見崩れる
試合の入り方を観るに、前半は耐え忍んで後半勝負な戦いぶりに見えました。
そして、序盤はその思惑通りに戦えていたように見えました。
ただ、そのゲームプランは、限られた戦力で長年J1を張っている鳥栖の圧力に徐々に崩されていきます。
寄せの早さや球際の強さはもちろんなんですが、攻めの工夫ぶりがさすがだなと感じました。
この日はキムミンテが怪我、菊池が契約上、本籍の鳥栖との試合は出られず、今季初 河合、横山が最終ラインに揃いましたが、スピードに弱点がある最終ラインの裏を狙い続けてくるあたりがいやらしいですよね。
裏をしつこく狙われることで、徐々にディフェンスラインが下がり始め、バイタルがすかすかになったことが失点につながりました。
すかすかのバイタルを使われて、サイドの裏を取られてから再びすかすかのバイタルに戻されてからのシュートを鎌田に決められました。
■得点力不足は最後の精度なのは確かですが...
後半に入って前に重心を置き始めた札幌。
まあ負けてるから当然なんですが、ゲームプラン的にも後半勝負だったのかなと。
ただ、攻撃のキーマンの福森、都倉、特に都倉を徹底的にケアされて、なかなかシュートまでは持っていけません。
昨年はここに、ジュリーニョなりヘイス、内村が絡んできてたのでマークが分散されたのですが、前線の駒不足が明らかに得点力不足に繋がってますよね。
こういう時よく言われるのが、”最後の精度ががが”なんですが、攻撃の形自体は結構作れてたと思うんですよ、少なくても後半は。
福森をおとりにして逆サイドから攻めるとか、都倉をおとりにして金園に収めるとか。
それでもシュートは6本に終わったわけで、それはヘイス、ジュリーニョと言った最後の精度を個の力で高められる選手不在の影響が大きいのかなと。
特にヘイス不在の影響は深刻ですよね...
GWに宮の沢に練習観に行ったときは別メニューと言え、練習には参加していたので、順調であればそろそろ復帰かなと思うんですが...
次節は6/4(日)ホームでの神戸戦。
この試合を最後に2週間の中断に入りますので、いい戦いをして中断に入りたいですね。
その前にルヴァンカップがあります。
5/31(水)こちらもホームでの柏戦ですが、こちらは今年初の厚別開催です。
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