リーグ戦6連敗となりました。
しっかりブロックを作って相手の攻めを耐え忍び、少ないチャンスで点を取りに行く、そんな狙い通りのサッカーをしながら、前後半の終了間際に失点しての負けは前々節の神戸戦と同じ。
このまま降格街道を転げ落ちるのか、這い上がっていくのか、次節ホームでの戦いが大きく左右しそうです。
スタメンは前節から4名変更。
ジュリーニョ、早坂、河合、福森に代わり、ヘイス、菅、横山、菊池が入りました。
【J1採点&寸評】柏2-1札幌|まさに助っ人!MOMは決勝ゴールを決めたブラジル人FW。札幌はリーグ初出場のヘイスが奮闘も… | サッカーダイジェストWeb
■狙い通りの前半45分...にできなかった
首位の柏相手にポゼッションされるのは想定通り。
5-3-2のブロック、特に最終ラインを相当低めにして柏の攻めを待ち構えていました。
これが狙い通りなのかはわかりませんが、スピードに優れる柏の前線相手にラインを高くすると裏を取られるリスクが高くなると考えたのかも。
これで3ボランチで、中盤の広大なスペースをカバーしなければならず、荒野・宮澤・兵藤の運動量を多くする結果に。
ただ、最終ラインでスペースを与えなかった分、最後のところでやらせなかった側面もありますね。
攻撃面は後ろに重点を置いている分、前線の都倉・ヘイス頼みとなりました。
まずはどちらかに入れてタメを作っている間に上がりを促す流れでしたが、J1初出場となったヘイスが上手く起点を作ってましたね。
少ないボールタッチで裏へ流して何度か決定機を演出。
どれか決めてればですが、最後で精度を欠いたのは守備ラインから駆け上がってきたことの疲労なんでしょうかね。
点こそ取れなかったものの、攻守ともに狙い通りの戦いで前半を終えれるはずでしたが、、、最後に一段ギアを上げてきた柏に少しづつ守備が後手に回り裏を取られ、エリア内でPKを取られてしまいました。
横山が反転された相手を引っ張っての判定でしたが、まだ一人残ってましたし、ソンユンもいたのでちょっと軽率でしたね。
■早すぎた引き分け狙いへのシフト
1点ビハインドで迎えた後半も基本的に戦い方は変わらず、耐え忍びながら少ないチャンスを伺う展開。
ただし、柏が多少守備に重きを置きつつあり、前半よりは前に人数を掛けれるように。
それにより、ゴール前で続けて獲得したフリーキック。
絶対的なキッカー福森を累積警告による出場停止で欠く中でしたが、2本目をヘイスがぶち込んでくれました。
ちょうど壁の中にいた札幌の選手が空けたスペースを狙ってのシュートで、練習していた形であることを伺わせました。
同点に追いつきましたが、その後すぐ陣形に変化が。
都倉が3ボランチと同じラインに下がり、5-4-1になりました。
これはもう完全な引き分け狙いへのシフトであり、アウエーで首位柏相手であることを考えると決して悪くはないのですが、まだ30分も残している段階でのシフトはあまりのも早すぎました。
前線がヘイス1枚ではまともに起点を作れず、防戦一方とならざるを得なくなります。
それでも粘り強く耐え忍んできた札幌ですが、攻めの時間があまりにも少なく、息つく間もなく守り続ける中、最後の最後で集中力が切れました。
途中出場のディエゴオリヴェイラに裏を取られ、最終ラインの中で一番スピードのあるキムミンテがなんとか食らいつくところをあっさり切り返され打たれたシュートはソンユンの脇をかすめゴールイン。
前々節神戸戦を彷彿とさせる終了間際の個の力による失点に屈しました。
■ホームで何としても勝ち点3をつかみ取れ(*`Д´)ノ
明らかに引き分け狙いへのシフトが早すぎたのは確かですが、リーグ戦5連敗の中で何とか勝ち点1でもいいから持ち帰りたいという気持ちが強すぎたのかもしれません。
いつものようにタラレバ話をするならば、河合を投入した場面から裏を取られる場面が目立ち始めたことから、スピードのある柏の前線相手にスピードのない河合は明らかにアンマッチなので進藤を入れるという選択肢はなかったのかなと。
これで16試合を終えた段階で、降格圏へ転落しました。
序盤戦は善戦してましたが、ここに来て惜しい試合を落とし続けての6連敗と、このままだと降格ロードまっしぐらになりそうです。
四方田監督そして選手たちも自信を失ってきているようにも見えます。
この嫌な流れを断ち切るためには次節ホームで何としても勝ち点3をもぎ取ることが必要です。
今年を左右する大きな一戦になるかもしれません。
ゆけっ!さ~あっぽろっ!!(*`Д´)ノ
勝利信じ、最後までた~たか~え~(*`Д´)ノ
次節は7/1(土)ホームでの清水戦。
その前に週中にルヴァンカップ プレーオフステージ1stレグがあります。
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