2試合を残して今年の目標達成。
残留争いのライバル相手にアウエーで完勝し、J1残留を決めました。
札幌がJ1残留を決めたのは2001年以来16年ぶりだそうです。
スタメンは前節から2名変更。
都倉、菊池に代わり、兵藤、河合が入りました。
【J1採点&寸評】清水0-2札幌|2ゴールのジェイは起点としても貢献!清水は良いところなく… | サッカーダイジェストWeb
■進化した戦術ジェイ
試合当日朝からざわざわし始めた札幌界隈。
その原因は”都倉”
各紙のスタメン予想はおろかベンチ予想も含めてどこにも都倉の名前がない...
怪我なのか...
懲罰的な噂も駆け巡ったり...真実は未だ不明ですが、残留を決めるかと言う大一番で攻撃の中心選手を欠くという状態で試合を迎えました。
都倉がいてこその戦術ジェイ、都倉なしではマークがジェイに集まり力が発揮できないのではと見ていましたが、中断期間中に進化を見せていた戦術ジェイ。
その進化とは...
ジェイに気持ちよくプレーさせること
に私には見えましたw
これぞ戦術ジェイって感じなのですが、それがいい方向にこの試合では作用しました。
ジェイって、常にボールに触ってリズムを作るタイプなので、真ん中に張っていることはせずに、中盤に下りて来て、サイドに流れてボールを受けて、自分でゲームを作るところがあります。
そうすると中は、チャナティップ、兵藤のちびっこコンビで高さとしてはアンマッチになるのですが、そこにジェイが飛び込んでくると自ずとフリーになる中で生まれたのが先制点の場面です。
左サイド石川からのクロスは最奥へ。
あああちょっと長かったか...というところにサイドから飛び込んできたジェイがフリーでどんぴしゃヘッド、これで先制しました。
これ、絶対練習していた狙い通りのプレーだと思いますよ。
自身のポジションを離れがちなジェイの特徴を生かして、ジェイにちょうど合う高さのクロスをファーサイド狙ってあげてるように見えました。
■チームとしての成長が見えた完勝
試合は前半のうちに追加点を決めた札幌が、清水の反撃を難なく退け、2-0で勝利し、自力でのJ1残留を決めました。
2点目は兵藤とのワンツーでエリア内に切り込んだチャナティップが止められ、そのこぼれ球を兵藤→福森と繋ぎ、福森が冷静に中で待ち構えていたジェイへ。
ジェイはマークに付いていた清水DFを懐の深さで抑えつつ左足インサイドでゴール左隅に流し込みました。
懐の深さ、相手よりも一瞬早く振りぬいてのシュートと、ジェイの技術の高さが垣間見える2点目でした。
後半は清水に押し込まれる展開が続きましたが、時折繰り出すカウンターで相手に怖さを与えつつ、粘り強い組織的な守備で危なげなく無失点に抑え込みました。
順位が一つしか離れていないとは思えないほど、チームとしての差があり、チームとしての成長が見えた試合でした。
これは、戦術ジェイで結果を残していくことで、個々の選手に自信が植え付けられ、プレーに自信が出てきたことと、前線にボールを収めてくれるジェイがいることで、思い切ってラインを上げていけることも関係しているのかなと思います。
これだけいい状態のチームが残り2試合しか観れないのは残念ですが、残り2試合勝ち切りたいという欲が出てきてしまいますね。
次節は11/26(日)アウエーでのG大阪戦です。
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