時間が経過するにつれて、攻守に組織立ったFC東京との力差が明らかになってきて観続けているのがつらい試合でした。
金崎の個の力で先制こそしたものの、室屋に同じ形でサイドを突破されての2失点。
反撃も、組織立った守備ブロックに手も足も出ず、点差以上の完敗となりました。
最後までさぼらずにブロックを作って後方からのビルドアップも追いかけるFC東京との差は監督の差だなと感じる次第で、解任以外に手立てはないのではと思わせる完敗でした。
スタメンは前節から2名変更。
小笠原、西に代わり、永木、伊東が入りました。
【J1採点&寸評】FC東京2-1鹿島|鮮烈ゴラッソの室屋をMOMに!鹿島は"らしさ"が見えず… | サッカーダイジェストWeb
■監督の差が如実に出た90分
総括するとこの一言なんですが、前半はまだ五分に近い展開で勝ち目はあったのかなと。
先制点はレアンドロ起点のワンツー崩れから、金崎が密集地帯で振り幅小さくインサイドキックでのコントロールショット。
レアンドロの個の崩しから金崎の個の力での得点。
個の力で先制したものの、昌子を欠くDFラインはこのリードを守り切れず、前節に続いてのオウンゴールで同点に追いつかれます。
そして後半に逆転されるわけですが、2失点ともに序盤で負傷交代した山本に代わって入った西のサイドを室屋に裏を取られて突破されるという同じ形での失点でした。
スピードの劣る鹿島のサイドの裏を狙うという意図が明確で、さすが長谷川監督だなと思う一方で、ハーフタイム挟んでいるにも関わらず同じ形で失点を重ねるところに大岩監督の修正力のなさを感じてしまいました。
FC東京リード後の両チームの戦いぶりにも監督の力量の差を感じざるを得なく。
しっかりブロックを作って、基本に忠実にボールの出どころを抑えて最後までさぼらずに守備するFC東京の選手たちに、キャンプからしっかり鍛えてきたのが垣間見える一方で、それに対して攻め手を欠き、早めにアーリークロスを入れるしかない、そして中に人がほとんど入ってこない鹿島の選手たちに、攻めのパターンを植え付けられていない大岩監督の無能さが見えてしまいまして。
点差こそ1点でしたが、クォンスンテの頑張りがなければもっと大差で負けていてもおかしくなかったですよね。
リードされている場面で、唯一動けていたレアンドロを下げて小笠原を入れたのも大いに疑問な采配で、これはもう解任以外に手立てはないのではと。
次節は4/14(土)ホームでの名古屋戦です。
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