2か月ぶりにリーグ戦が再開されました。
いきなりの上位対決は川崎に力の差を見せつけられての敗戦となりましたが、勝ち点を取れるチャンスはあった惜しい試合であったと言えるかなと前向きに捉えてよい試合でした。
スタメンは中断前最後のリーグ戦となった15節神戸戦から3名変更。
三好、宮澤、キムミンテに代わり、ジェイ、荒野、石川が入りました。
【J1採点&寸評】札幌1-2川崎|昨季王者が個の力を見せつけた2発! 札幌で存在感を発揮したのは得点を挙げた都倉よりも… | サッカーダイジェストWeb
■決め切る力の差が勝敗の分かれ目
試合全般を通して見ると、力の差は認めつつも勝ち点を取れるチャンスは皆無ではなかったのかなとの感想です。
前半20分まではそれこそ防戦一方で、セカンドボールも全く拾えず続きでラインが全体に押し下げられ、ジェイに収めても押し上げまで時間が掛かりボールロストするってのが続きました。
川崎はスペースを見つけてパスを回すってのがチームとしての共通意識があり、それに加えて、中村憲剛、家長と言った攻撃に変化を付けられる選手がいることで、なかなかボールの取りどころが定まらないのが厄介ですよね...
ただそれを耐え凌いでいけたことで札幌にも攻める時間が出てきました。
攻めの中心になったのはジェイで、彼のポストプレーを起点にいくつかの決定機を作り出します。
一つでも決めてれば...というところで先制を許してしまいます。
エウシーニョにドリブル突破を許してからのミドルシュートをクソンユンが後逸してのゴールイン。
クソンユンって年一ぐらいでこういうキャッチングミスからの失点ありますよね...
背丈があるGKって低い姿勢のキャッチングに難がありがちなんですが、クソンユンもこういうところを修正していかないと厳しいですね。
この試合のクソンユンは、フィードのミスも多く、バックラインでのパス回しも危なっかしくて及第点には程遠い出来でした。
前半終了間際と言ういい時間に先制した川崎は、後半に入っても攻勢を続けてその流れで追加点。
これで試合の大勢は決してしまった感がありました。
スペースがない中でシュートまで持っていってしかもファーサイドぎりぎりにコントロールした小林悠は確かにお見事なんですが、札幌の選手が前に3人いるのに寄せが甘かったことが余裕を持たせてしまいましたよね。
クソンユンのポジショニングもちょっと前過ぎたんじゃないかと。
2点のビハインドとなった後も、トドメの3点目を取りに来た川崎に攻め続けられる時間帯が続きましたがそれを耐え凌いだことで反攻に出ることに。
ペトロヴィッチ監督にしては交代カードのタイミングが遅かったのもあるかもしれませんが、ここでも決定機を生かすことができず、後半アディショナルタイムに1点を返すに留まりました。
1点返すのがあと5分早ければ追いつけるチャンスはあったと思いますけどね...
川崎に対して、ボール支配率では後れを取りましたが決定機の数ではそれほど差はない印象でしたが、決め切る力の差が得点の差に出たように思います。
J1上位常連の川崎相手にここまでやれたことは自信を持っていいと思いますが、さらなる高みを目指す上では越えなければいけない壁なのかなと。
ゴールを決めたのは都倉ですが、福森のフリーキックは見事でしたね。
フリーキックの精度は言うまでもなく、機を見たオーバーラップなどのプレー振りなど、日本代表に呼ばれてもおかしくないレベルに来てると思うんですけどね、福森。
ただ、3バックの左限定な印象が強くて、4バックだとするとCBだと守備面での強度に不安があり、SBだと走力に難がある印象で、ボランチも...なんですよね。
次節は7/22(日)ホームでの磐田戦です。
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