味スタでの対戦に続いて監督の差を感じざるを得ない敗戦でした。
過密日程に加えて主力選手の流出で戦力的に厳しいのも承知しておりますが、それを考慮しても拙い舵取りと言わざるを得ません。
首位広島との勝ち点差は18となりました。
8月に入ったばかりではありますが、優勝は絶望的となりました。
スタメンは前節から2名変更。
永木、内田に代わり、レオシルバ、西が入りました。
【J1採点&寸評】鹿島1-2FC東京|長谷川采配ピタリ!期待に応えたFWと躍動した室屋を高評価 | サッカーダイジェストWeb
■連戦の疲労
中断明け後、中三日→中二日→中二日→中三日で迎えた5連戦目。
その中でほとんどメンバーを入れ替えないという暴挙に出た大岩監督。
この試合に至る4試合で、
・三竿健、安西、犬飼、クォンスンテ:4試合スタメンフル出場
・鈴木:4試合スタメン(3試合フル出場)
・土居、安部:4試合スタメン
・中村、永木、西:3試合スタメン
7名が4試合連続スタメンで、内4名がフル出場。
3名が3試合スタメンで、ほとんどスタメンを入れ替えてないことがわかります。
夏場でさらに猛暑になっている気候を考慮すると、もう常軌を逸してるとしか言えないですよね...
明らかに前半から運動量が少なく、FC東京の寄せの早さもあって、アタッキングサードまでもいけない立ち上がりでしたが、意外な形で先制します。
左サイドでボールを受けた安西、切り返してカットインの体制からGKの位置を見て、クロスの軌道でのシュートがGKの上を抜いてゴールイン。
と感じましたが、狙ってなかったようですねw
[ 安西 幸輝 ]
ゴールは狙ってないです。まぐれです。中に誰かいればいいという感じでした。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/080102/player/
ということでw
ラッキーな形で先制しましたが、あっという間に追いつかれてしまいました。
中で起点になったディエゴオリヴェイラにSBも釣りだされたところを右サイド室屋に出され、そこからのグラウンダークロスに富樫。
ニアに入ってきた選手がおとりになってできたスペースに合わせてくるあたりが、今の我々にはないところですよね...
■監督の差
振り返ってみると、体力的に厳しいところであっという間に追いつかれたのが勝負の分岐点になりましたかね。
同点後はFC東京の一方的な展開になりながらも何とか耐え忍んで折り返すと、後半は一時的に押し込む時間はあったものの、そこで勝ち越せないでいると、長谷川監督が切った交代カードでトドメを刺されました。
リンス、永井というスピードに秀でた2トップに入れ替えて、3分後に決勝ゴールを奪われました。
右サイド永井の突破に対応した犬飼、スライディングで防いだものをこぼれ球を何故か自陣ゴール方向に中途半端に蹴りだしてしまい、それを永井がダイレクトで中のリンスへ。
ドフリーだったリンスは流し込むだけ。
これが決勝ゴールとなりました。
まあ、ゴール自体は犬飼のミスではあるのですが、後半30分という時間帯でスピードのある攻撃カードを2枚同時に切ってくる長谷川采配はさすがと言わざるを得ません。
鹿島が連戦の中で選手を入れ替えてなく、疲労度が濃いことも当然考慮に入れた采配だと思いますし、攻撃の形の多彩さや最後までさぼらずに守備に奔走する姿に監督の差を感じずにはいられませんでした。
主力選手の流出で戦力的に厳しいのは承知しておりますが、それでも使っていかなければ選手は育たないですし、使われ続ける選手の疲労は溜まる一方です。
少なくても中断後は期待を持たせるゲームを見せてくれていましたが、徐々に疲れが見えるとともに結果も下降線を辿る一方。
過密日程なのは分かっていたことなのに、これでイケると思っていたとしたら甘いというほかありません。
過密日程はまだまだこれからも続きますが、どうしていく気なんでしょうね...
次節は8/5(日)ホームでの清水戦です。
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