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残り5試合となった2018年 明治安田生命J1リーグ 優勝争いと残留争いの行方

 

2018年の明治安田生命J1リーグもいよいよ大詰め。

残り5試合時点での優勝争いと残留争いの現況を見ていきましょう。

 

■優勝争いは2チームに絞られたが勢いとしては連覇か...

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一時は広島の独走V濃厚だった優勝争いですが、ここに来てまさかの急失速。

5試合でわずか勝ち点4しか積み上げられず、川崎に首位の座を明け渡してしまいました。 

特に3敗1分けの直近4試合であげた得点はわずか1と深刻な得点力不足が急失速の要因となっております。

それほど試合を観ておりませんので想像になってしまいますが、戦術兵器と言えたパトリックがこれまでのように活躍できなくなっているのが結果に大きく表れてしまっているのかなと。

マークが厳しくなっているのも当然あるでしょうが、それよりはシーズン終盤を迎えてこれまでの蓄積疲労が相当あるんじゃないかなと思いますよ。

まあ想像ですけどw 

ただ、パトリック頼みの糞サッカーだったことが露呈した広島がここからV字回復する姿はあまり想像できず、勢い的には首位に立った川崎が断然有利なのかなと。

川崎は昨年加入した家長の存在が大きいですよね。

川崎のサッカーって比較的一本調子なところがあり、慣れてくると対応しやすいイメージなんですが、そこにペースの変えられる選手がいるのがこのチームの強さでそれが中村憲剛であり家長でありということで、今年の試合を観ていると家長の存在感が増してきていて、彼のいるいないで全く別のチームになっている感じがします。

 

2018年 明治安田生命J1リーグは川崎の連覇が濃厚とみております。 

 

■類を見ない残留ラインの高さ

一方、下位の方に目を向けると、これまでに見たことのないレベルでの残留争いが繰り広げられてます。

 

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昨年16位で降格した甲府の最終勝ち点が32ですが、5試合を残している今年はすでに最下位の長崎でも28に達しており、そのレベルの高さが際立ってます。

これは前半戦で下位に沈んでいた名古屋、G大阪が大型補強や監督交代で大きく盛り返してきていること及び戦力的に劣る昇格初年度の長崎の踏ん張りによるものですね。

一般的に勝ち点差が残り試合数を上回るとそこからひっくり返すのは難しいと言われてますが、現在16位の名古屋が2試合未消化であることから、ちょっと多めに勝ち点差7の10位横浜FMまでを残留争いの枠に入れました。

 

▼10位 横浜FM:まあ大丈夫

とは言うものの、ここ5試合で4勝を積み上げ一気に順位を上げてきた横浜は抜け出す5秒前なのかなと。

ここに来て監督の目指す攻撃サッカーが見えてきて戦いぶりが安定してきたので残留はまず間違いないかなと思います。 

 

▼11位 神戸:結構やばい

逆に心配なのが神戸ですね...

ここ5試合で積み上げられた勝ち点は最下位長崎からの1に留まってます。

(いろんな意味で) チームの柱であるイニエスタが離脱していたことでリズムを崩した感じもありますが、正直なところイニエスタ入る前の方がいいサッカーしてたと思うので...

今時点での勝ち点でも残留できる可能性はそれなりにありますが、このまま勝ち点積み上げられない試合が続くと...もしかしてもしかして

来年はJ2でイニエスタ♪( ´▽`)

かもしれませんw

(´-`).。oO(その前にイニエスタ帰っちゃうかも)

 

▼12位 G大阪ツネ様効果と言うよりも...

5連勝で一気に降格圏を抜け出してきたG大阪

監督交代の荒療治が功を奏した形で、ツネ様効果や(*`Д´)ノ

と言う声もよく聞きますが、私的には負傷離脱していた今野が戻ってきたことで守備が安定したのが大きいんじゃ...と思ってます。

その前は守備陣が最後の所で我慢できなくて失点って試合が多かったので、監督交代の効果はありつつも、今野と言う存在が5連勝に繋がっているんじゃないかなと。

最後の3試合が湘南、長崎、柏と残留争いをしているチームとの連戦になりますので、その前に残留を決めてしまいたいところですね。 

 

▼13位 湘南:力は十分発揮できているが...

戦力を考えれば十分力は発揮できていると言える湘南。

ですが、ずっと同じ監督の下で同じサッカーをしていることからこれ以上の伸びしろが望めないってのがこのチームの厳しいところですよね... 

未消化試合があるのが救いで、その試合で残留争いを演じる磐田から勝ち点3を取れれば抜け出せそうに思います。 

 

▼14位 柏:土俵際に追い込まれたか...

昨シーズン4位で今季ACLにも出場した柏が土俵際まで追い込まれています。

ACLプレーオフからの戦いとなり、1月始動でオフが短かったこと、ACLとリーグ戦を戦うには戦力層が厳しかったことで前半戦苦戦が続いて、監督交代の荒療治をしたもののそれが全く効果がないどころかさらに下降線を辿り今に至るという状況で、これは降格するチームの典型的なパターンでヤバいですね...の一言に集約されます。

とは言え、伊東純也やクリスティアーノなど個の力で打開できる選手が揃ってますので、彼ら次第では十分盛り返せるだけの地力は持ってます。 

川崎、鹿島と上位との対決が残ってますから、そこでどれだけ意地を見せられるかにかかっていると思います。 

 

▼15位 磐田:いつの間にやら

昨シーズン6位で、今年はACL圏も視野に入れていたはずの磐田。

前半戦の戦いぶりからは、その可能性を十分に感じられてましたが気が付けばこの位置にという現状です。

それほど試合を観てないので何ともですが、失点数が増えていることから昨シーズン躍進の原動力となった守備の崩壊が要因の一つであることは間違いがないようで。

元々得点力のあるチームではありませんでしたけど、勝つためにはということで大久保を加入して攻撃陣のテコ入れを図りましたが、逆にチームのバランスを崩しているようにも見え...

次節で当たる最下位長崎に屈するようだと、一気に崖を崩れ落ちるかも。 

 

▼16位 名古屋:札束頼みの糞サッカーで一気のV字回復も

現在の混沌とした残留争いの主犯と言えるのが名古屋。

前半戦15試合で上げた勝ち点はわずかに9と断トツの降格候補でしたが、中断期間中に金にものを言わせた大型補強が功を奏し、奇跡のV字回復を果たしました。

4バックの内3人が途中加入の選手とかあり得ませんから普通( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 

それに加えて、風間監督がジョーの強さを活かす現実的なサッカーにシフトさせて、こちらも途中加入の前田が即フィットできたのが大きかったですね。

19節から25節まで7連勝で一気に残留争いを抜け出したかに見えましたが、そこから3連敗で16位と言う現在地です。 

2試合未消化なのもあり、絶対的に不利な状況下ではありませんが、個の力に頼っていたバックラインの穴を突かれている感じで、油断ならない状況ですね。 

 

▼17位 鳥栖トーレス、夢生効果なく...

いよいよ危険水域に達した感あるのが鳥栖

ここでまさかの監督交代と危機迫ってきた感がフロントからも出てきましたが、このタイミングで監督交代して成功した例を私は聞いたことないので、降格枠の1つはこのチームで決まりかな...と思いました。

フィッカデンティ監督、私は結構好きなんですよね。

相手をしっかり研究して対策してくる戦略家な印象で、安定した守備ブロックの構築はJ随一ではないかと思っているぐらいなんですが、攻撃面のアイディアには乏しく個の力頼みなんですよね...

昨シーズンは個の力で打開できたイバルボの存在が大きかったですが、彼を大怪我で欠いてしまったことで今季は苦しい戦いが続いてました。

リーグ断トツの最下位の得点数が深刻な得点力不足を物語っています。

途中加入したトーレス、金崎も特効薬になれず。

両名とも周りに活かされるタイプのストライカーですから...今のチーム状態だと結果を望まれるのは酷なんじゃないかなと思います。

 

▼18位 長崎:善戦してると言える

最下位とは言え、下馬評を覆すだけの善戦はしていると言える長崎。

本当によくやってると言えますが、それでも現時点で最下位と言うのが現実。

ですけど、まだ残留できる可能性は十分にあると思います。

直近の2試合が、磐田、鳥栖と残留争いをしているチームとの直接対決ですのでこの2試合を連勝すれば一気に這い上がれます。

特に磐田は是が非でも叩いておいて、降格圏に引きずり込みたいですよね。 

 

残留争いをまとめると、

現実的には13位湘南以下の6チームによる争いと見ていて、それより上のチームは5試合で一つでも勝つことができれば安全圏じゃないかなと。

神戸以外は大丈夫かなと思います。

13位以下では柏と磐田が心配ですね。 

 

 

最後に、今年からJ1・J2の入れ替え規約が変わっておりますのでその点にも触れておきたいと思います。

昨年まではJ1の16~18位までの3チームが自動降格でしたが、

今年は17~18位の2チームが自動降格で、16位はJ2のプレーオフを勝ち上がってきたチームとJ1参入プレーオフを戦うと言うことに。

さらにわかりづらくなっているのが、J2の自動昇格枠である2位以内に入ったチームにJ1ライセンスがなかった場合。

今年はJ1ライセンスが交付されていないFC町田ゼルビアが上位争いをしており、仮に町田が2位以内に入ってもJ1昇格はできないのですが、その場合のJ1からの降格枠はどうなるのかが気になるところ。

 

まずはJリーグのホームページで確認しましたが...肝心の所ははっきりせず。

J1・J2の入れ替え
明治安田生命J1リーグにおける年間順位17位、18位のクラブがJ2リーグに自動降格。
明治安田生命J2リーグにおける年間順位1位、2位のクラブがJ1リーグに自動昇格。
明治安田生命J1リーグ16位のクラブと明治安田生命J2リーグ3位~6位のうち、J1ライセンスが付与されているクラブは、J1参入プレーオフに出場。優勝クラブ(1クラブ)がJ1に残留または昇格。
ただし、明治安田生命J2リーグにおける3位~6位のクラブのうち、J1ライセンスが付与されているクラブがない場合は、J1参入プレーオフは開催されず、明治安田生命J1リーグにおける16位のクラブの降格は無くなり、明治安田生命J2リーグ1位、2位の2クラブのみがJ1に昇格。
明治安田生命J2リーグ年間順位1位、2位の2クラブにJ1ライセンスが付与されていない場合、3位以下の繰り上げはない。
https://www.jleague.jp/aboutj/construction/j1.html

 

例えば町田が2位に入った場合は、3位が繰り上がって自動昇格にはならないというのはわかるのですが、昇格枠が1つ減った状態での降格枠はどうなるのか?が明記されてません...

 

もう少し調べてみると...ようやく見つけました( ´Д`)=3

ちょっと長いですけど引用します。

第 16 条〔J1・J2クラブの入れ替え〕
(1) J1における年間順位の下位2クラブがJ2に降格し、J2における年間順位の上位2
クラブがJ1に昇格する。
(2) J1における年間順位 16 位のクラブとJ2における年間順位3位から6位のクラブが
16
参加するJ1参入プレーオフの優勝クラブがJ1に残留または昇格する。
(3) 前2項の定めにかかわらず、J1クラブライセンスの交付判定を受けられなかったJ2
クラブがあった場合は、次のとおりとする。
① 当該クラブが第1項に該当しても、J1に昇格できない
② 当該クラブは、J1参入プレーオフに出場できない
③ 第1項に該当する2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたクラブ
が1クラブの場合、当該クラブがJ1に昇格し、J1における年間順位の下位(18 位)
1クラブがJ2に降格する。また、その場合のJ1参入プレーオフにはJ1における年
間順位 17 位のクラブが参加する
④ 第1項に該当する2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたクラブ
がない場合は、J1・J2間の入れ替えは行わない。また、その場合のJ1参入プレー
オフにはJ1における年間順位 18 位のクラブが参加する
(4) 前2項の定めにかかわらず、J1における年間順位 16 位、17 位および 18 位のクラブが
J1ライセンスの交付判定を受けられなかった場合、J1参入プレーオフには出場でき
ない。
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/pdf_2018.pdf

 

赤字のところが今年あり得るケースですね。

今年はJ2上位2チームともJ1ライセンスなしというのはなさそうですので、 

18位→自動降格

17位→自動降格orプレーオフ

16位→プレーオフor残留

ということになります。

 

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