アジアの頂点へそして、20冠へ王手を掛けました。
35000人の大観衆の声援を背に、複数得点無失点と言う、考え得る最良の結果でホームでの1stレグを終え、一週間後のアウエー2ndレグに向けて視界良好と言えます。
スタメンは準決勝2ndレグから1名変更。
安西に代わり安部が入りました。
3日前のリーグ戦31節C大阪戦からは9名変更。
【ACL採点&寸評】鹿島2-0ペルセポリス|ブラジル・コンビの活躍でまずは先勝! | サッカーダイジェストWeb
■勝負の分岐点となった顔面ブロック
立ち上がりはペルセポリス優勢でした。
相手の開始直後の決定機が決まっていれば全く違った結果になっていたでしょうが、それをチョンスンヒョンが顔面ブロックで防いでくれたことで堅い試合となりました。
これが後半の逆襲に繋がったわけで、チョンスンヒョン魂の顔面ブロックが勝負の分岐点になったのではと思うわけです。
前半は終始ペルセポリスのペースで推移していましたね。
攻撃に入っても前線でキープできず、パスが繋がらず、クロスはことごとく相手に当たったりと全く機能せず、守備面でも繋いでくるパスを網に掛けられずと、これまでとはレベルが違うのではと思わせる派手さはないけれども強さを感じさせるペルセポリスでした。
それでも開始直後の決定機以外では危ないシーンはCKからカウンター食らったシーンぐらいでしたかね。
スピードに秀でた相手に完全に抜け出されるところを安部がユニフォーム掴んで倒してのイエロー。
完全に覚悟の上でのプレーでしたが、止めなければ間違いなく決定機に繋がっていた場面で、一発レッドでもおかしくないところでしたが、まだゴールからは離れていたのが幸いしましたかね。
それ以外の場面では、相手のスピードを警戒して下手に突っ込まず我慢して対峙していて、いい守備ができていたと思います。
■試合を決めたのは助っ人の決定力
いま思えば、前半は相手の強さに恐れおののき、特に2列目が下がり気味で受け過ぎていた印象で、ハーフタイムでそこをしっかり修正してきたことで、後半は攻撃の形が作れてリズムが出てきましたね。
そして右サイドからの崩しから値千金の先制ゴールを決めたのはレオシルバ。
西からのパスを受けたレオシルバ、土居とのワンツーで侵入し、相手を交わしてからの左足ミドル。
これがゴール左に吸い込まれていきました。
開始直後こそ不安定なプレー振りでしたが徐々にエンジンがかかって来て攻守にアグレッシブなプレーをしていたレオシルバの一撃でホーム鹿島が先制。
その後も後半は鹿島が押し気味に。
ペルセポリスの攻撃にしっかりアジャストできたのか、後半は危ない場面はなかったですね。
そしてセルジーニョの追加点で、1stレグの行方は決したと言えました。
右サイドからのセルジーニョのFKは一旦跳ね返されますが、こぼれ球をアタッキングサードで収めた三竿健がエリア内右のスペースに浮き球を。
ここにFKを蹴ったセルジーニョが飛び込んできてからの左足。
これがゴール左隅に吸い込まれていきました。
当たり損ねのようにも見えましたがスローで見ると狙ってるのがはっきりわかりますね。
■優勝の条件
試合はこのまま2-0で終了。
2点リード後もピンチらしいピンチはありませんでしたが、ペルセポリスのプレー振りが荒くなったことで落ち着かない試合となりましたが、中国の審判団が落ち着いて裁いてくれました。
複数得点、無失点と言う100点満点の戦いぶりでホームでの1stレグを終え、アウエーでの最終決戦に向かいます。
優勝の条件は、
〇、△→優勝
1点差●→優勝
2点差●(0-2)→延長戦へ
2点差●(1得点以上)→優勝
3点差以上●→敗退
となり絶対的に有利な状況下ではありますが、中東のアウエーで何が起こるかわかりませんからね...
立ち上がりの15分は守備集中、そして先に点を取ることができれば勝負は決するのかなと思います。
アウエーでの2ndレグは11/10(土)24:00(日本時間)キックオフです。
その前にリーグ戦もありますね...
11/6(火)アウエーでの柏戦です。
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