2018年の明治安田生命J1リーグもいよいよ残り3試合となりました。
もはや終戦ムードとなった優勝争いと、史上稀に見る高レベルでの争いとなっている残留争いの現況を見ていきましょう。
<<関連記事>>
こちらの記事もご参考に。
■次節にも川崎の連覇か
優勝争いは広島の大失速で早くも終戦ムード。
次節川崎が勝つか、広島が敗れれば川崎の連覇が決まります。
勝負に絶対はないですけど、今の広島の惨状からはここからの巻き返しは厳しくて、むしろ2位の座も危ういぐらいですからね...
■さらに高くなった残留ライン
一方の残留争いは史上稀に見る高い残留ラインでの争いになってきました。
▼18位:長崎
戦力を考えればホントによく頑張っていた長崎ですが、ここに来ていよいよ苦しくなってきました。
残り3試合全勝しても勝ち点38に留まるので、現時点の勝ち点で見ても14位湘南を辛うじて上回るぐらいですから14位以下のチームの総崩れを祈るしかないですね...
現実的には入れ替え戦に回る16位狙いが精一杯じゃないかと。
▼17位:柏
そして、その長崎と同じぐらい危機的なのが17位の柏。
一足早く32節を終えており他のチームより1試合少なくなっており、残り2試合全勝しても勝ち点39。
鹿島との試合を観た感じでは、残留争いを戦っている危機感が選手からあまり感じられてないので...下手すると長崎にも交わされるかもしれません。
33節の対戦相手のC大阪が目標を失っていて与しやすしな印象があるので、まずはそこで勝てればまだ可能性はありそうですけど...ね。
▼16位:鳥栖
次節、神戸に勝てれば取り合えず自動降格は免れる鳥栖。
最悪入れ替え戦に回ることも覚悟の上で、入れ替え戦も含めた3試合で1勝できればと考え方を変えるとまだまだこれからですかね。
▼15位:名古屋、14位:湘南
最終節で直接対決する両チーム。
3試合で勝ち点2を積み上げられれば、少なくても自動降格は免れますが、入れ替え戦を回避することも考えると2勝1敗といきたいところですね...
対戦相手的にはG大阪、浦和と対戦する湘南の方がきつそうな感じが。
▼13位:横浜FM
一時は完全に抜け出しそうだった横浜もそこから2連敗でこの位置に。
18位長崎、16位鳥栖との連戦に敗れれば、入れ替え戦に回る危険性はあります。
自動降格までは大丈夫ですかね。
▼11位:神戸、12位:磐田
この2チームは16位以上は確定させています。
下位チームの頑張り次第ですが残り試合全敗でも15位以上の可能性は結構高いかと思いますが、注意しなければいけないのは他に比べると得失点差が劣っていることで、せめて勝ち点3は積み上げておかないと安全圏とは言えないですかね。
■自動降格は1チームか2チームか
そして残留争いを占う上で注目なのがJ2の自動昇格枠争い。
J1ライセンスが交付されていないFC町田ゼルビアが自動昇格となる2位以内となった場合に、自動降格が18位のみとなり17位は入れ替え戦へ。
16位は入れ替え戦を免れJ1残留が決まります。
J2は残り2試合となっており、11/17(土)が最終節となります。
現在の自動昇格枠の争いは下記の通りで、3位のFC町田ゼルビアにも十分に2位以内の可能性があります。
順位:チーム名 勝ち点(得失点差) 対戦相手
---------------------------------------------------------------
1位:松本 73(19) 栃木(A)、徳島(H)
2位:大分 72(24) 金沢(H)、山形(A)
3位:町田 72(16) 愛媛(A)、東京V(H)
4位:横浜 70(17) 岡山(H)、甲府(A)
はてさてどうなりますかね。
↓ランキングに参加しています