相手の最後の決め切るところの精度の低さに大いに助けられた格好で、決して褒められたゲームとは言えませんでしたが、後半立ち上がりに獲得したPKで先制そして相手の一つのミスを見逃さず追加点と試合巧者ぶりが光った試合であったとも言えます。
スタメンは前節から2名変更。
中村、山本に代わり、レアンドロ、名古が入りました。
■総評
少なくても前半25分まではセレッソ大阪の一方的なペースで、2点は取られてもおかしくないゲームでした。
クォンスンテの好セーブもありましたが、それ以上にセレッソ側に立つと、それ決めとかないとという場面の方が目立ちまして。
サイドからの崩しを徹底してきた相手に対して、SBの裏や、SBとCBの間のスペースを突かれ続けて、これを無失点で凌げたのはホントに相手に助けられた感が強かったですね。
そして、後半立ち上がりという守備に注意が必要な時間帯に与える必要のないPKを与えてしまうという何とももったいない失点で自ら勝利を手放してしまったセレッソに対して、相手の出方を見極めつつ徐々に攻めに出て、相手のミスを見逃さず追加点を奪って試合を決めた鹿島の試合巧者ぶりが見られたゲームでした。
2点目を奪ってからは守備に重点を置きつつ、鋭いカウンターでトドメの3点目を奪う姿勢を見せ、それが怖さとなって相手の攻めの強度を削いだ格好でしたね。
いつも後半のような試合を見せてくれるとよいのですがね...
▼'50 セルジーニョ(鹿島) 鹿島アントラーズ 1 - 0 セレッソ大阪
PK獲得のシーンは左右に揺さぶっての崩しからのもの。
左サイド土居が切り込んでからのクロスは逆サイドに抜けていったものの、拾った永木が中に折り返してセルジーニョが(意図したものかは不確かですが)ワンタッチでレアンドロ。
レアンドロがシュート姿勢に入ったところに足を引っかけられたのがPKの判定となりました。
▼'72 白崎(鹿島) 鹿島アントラーズ 2 - 0 セレッソ大阪
勝敗を決した追加点は白崎の美しいミドル弾でしたが、起点は相手GKのフィードミスでしたね。
フィードが長くなったのを見逃さなかった白崎がスライディングでカットして、それを拾った土居がスペースに流してからの白崎ズドン。
相手のミスを見逃さずそして見事なミドル弾、白崎見事でした。
前半押し込まれたのは個々人がというよりは、チームとして取りどころが定められなかったのが主因だと思ってますので、全体的にはそれほど悪い出来ではなかったのかなと。
4日後に控えたACLラウンド16を見据えると、レオシルバが復帰していい動きを見せていたのが好材料ですね。
ACLのラウンド16 1stレグが週中にあります。
6/18(火)ホームでの広島戦です。
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