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【2019 J1 第20節】北海道コンサドーレ札幌 5 - 2 湘南ベルマーレ 勇気を持ってスタイルを貫き通した結果の大勝

 

リーグ戦では4試合ぶりの勝ち点3となりました。 

GKクソンユン含めた札幌のビルドアップに厳しく寄せてくる湘南のハイプレスに押され気味の序盤でしたが、ワンチャンスを生かしての先制、追加点で2点をリードしたことで余裕を持つことができ、ハイプレスに対して勇気を持ってスタイルを貫き通した結果が生み出した大勝と言えるのかなと。 

 

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スタメンは前節から3名変更。

アンデルソンロペス、ルーカスフェルナンデス、深井に代わり、ジェイ、菅、宮澤が入りました。

 

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■総評 

・戻ってきた距離感と勇気 

リーグ戦4試合ぶりの勝ち点3は5得点を奪う大勝となりました。 

序盤は湘南のハイプレスに四苦八苦でしたが、ワンチャンスを生かしての先制に続けて2点目を奪えたことが非常に大きかったのかなと。 

早めに前線のジェイに当ててというのが多くて、それで主導権を握ったのも確かではあるのですが、湘南のハイプレスに対して恐れずにパスを繋いでいく姿勢も見られ、勝利から遠ざかっているチーム状況の中で、スタイルを貫き通す勇気みたいなのは戻ってきたように感じました。

また、選手の距離感もよく、それもよい結果に繋がったんじゃないですかね。

 

・監督も認めるチャナティップの存在感

そして、前節復帰したチャナティップも本調子にはまだ遠いですが、少なくても前節よりは動けていて、繋ぎや流れを変えるパスで大きく貢献しました。

[ ペトロヴィッチ監督 ]
--チャナティップの評価について。
チャナティップが真ん中にいることでボールが落ち着きます。運ぶこともできて、パスもできる。重要な役割を担ってくれています。いる、いないでは変わってきます。ケガがあった中で状態が上がり切っていない部分もありましたが、今日はよくやってくれたと思います。チャナティップは札幌の(アンドレス)イニエスタのような存在です。
札幌vs湘南の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年7月20日):Jリーグ.jp

 

ペトロヴィッチ監督も試合後にこのようなコメントを残していることからも、今の札幌にとって唯一無二の存在であることを伺わせます。

願わくば、今年に入って怪我が多くなっていますから、この試合のように勝敗が決した時点で早めに交代させて、負担軽減を図って欲しいところです。 

 

・大勝の中で気になる安い失点

nvtomosoccer.hatenablog.jp

同じく5点取って大勝した第3節清水戦でも触れたのですが

こういうシーンで気緩めずに試合を終わらせられるようにならないと、その内痛い目に合いますぜ。 

終了間際に許した2点目がまさしくこうでして...

1失点目も防ぎようのある軽い失点だと感じてまして。

ACL圏を本気で目指すならば、こういうのを減らす努力が必要だと思いますぜψ(`∇´)ψ 

 

▼'18 進藤(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 1 - 0 湘南ベルマーレ

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一度攻撃をはね返されたのを奪い返してからの福森の高精度放り込みに攻め残っていた進藤ヘッド。

進藤はクロス上げたのをはね返された後、自分のポジションに戻ろうとしたところから動き直して、いいポジション取ってましたね。

斜めに走り込んでからの流し込むヘッドも難易度高い素晴らしいゴールでした。

 

▼'21 ジェイ(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 2 - 0 湘南ベルマーレ

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ジェイの高さを存分に生かした白井のクロスの質が生み出した追加点。

右サイドでボールを受けた白井が対面の相手を完全に振り切ってから、GKの頭上を抜く緩めの高い軌道のクロスにファーに陣取っていたジェイヘッド。

高さばかりに目が行きますが、いち早く落下点を予測して、競り合いの中でポジションを修正しているジェイの巧さも光る追加点でした。 

 

▼'36 大野(湘南) 北海道コンサドーレ札幌 2 - 1 湘南ベルマーレ

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安い失点その1。

CKを直接キャッチしにいったクソンユンまさかのファンブルで、こぼれ球を直接押し込まれてしまいました。

札幌側はキーパーチャージをアピールしましたが認められず。

スローで見るとキムミンテがクソンユンを邪魔しているように見えますし、そもそも人が密集している中でしたので、多少の接触プレーはファールとはなかなか認められないでしょうから、パンチングで弾き出すという方がリスク低い選択だったんじゃないですかね... 

 

▼'71 ジェイ(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 3 - 1 湘南ベルマーレ

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この追加点がなければ最悪勝ち点0もあり得たと思う、勝敗を決したジェイこの日2点目のゴール。 

1点目と似たようなシチュエーションですね。

自陣深い位置から前線目掛けたFKははね返されるも、こぼれ球を拾ってから再び福森の高精度放り込みにディフェンスの裏を取ったジェイが、GK秋元の手前に入ってのどんぴしゃヘッド。

普通の選手だと若干大きいように見えましたが、ここでもジェイの高さが生きましたね。 

 

▼'80 アンデルソンロペス(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 4 - 1 湘南ベルマーレ

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そして勝負を完全に決したのはジェイに代わって入ったアンデルソンロペス。

GKクソンユンからのフィードの流れから宮澤→チャナティップに渡り、左サイドを菅がスプリントで相手を釣りだしてから中フリーになっていたアンデルソンロペスがワントラップから左足。

見返すと菅のスプリントがいかに相手を引き付けているかがわかりますね。 

 

▼'84 チャナティップ(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 5 - 1 湘南ベルマーレ

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畳みかけるような5点目はロングカウンター。

右サイド抜け出した白井と中央駆けているチャナティップに対してディフェンスは1人で2-1の数的有利の状況。

白井が相手を引き出してからのパスにチャナティップダイレクトシュートはGKに阻まれるもこぼれ球を胸で押し込みました。

一度はハンドでノーゴール判定となりましたが、最終的にはゴールが認められました。

 

▼'94 野田(湘南) 北海道コンサドーレ札幌 5 - 2 湘南ベルマーレ

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安い失点その2。 

マークに付いていたのは鈴木ですかね...密集の中でマークを外されてしまう...って前にもあったような。

大量得点であまり問題視されていませんが...こういう安い失点の積み重ねが得失点差に響いてくるのでね。 

 

www.soccerdigestweb.com

 

2得点のジェイはもちろんですが、右WBに入った白井の突破力が光りましたね。

逆に白井を差し置いて左WBで久々のスタメンとなった菅は物足りなさが残りました。

そして久々のスタメンとなった宮澤の推進力も勝利には貢献したかと思うのですが、ボランチとしての守備の強度としては荒野とのコンビでは脆さありますかね。

 

J1はサマーブレイクで2週間の中断期間に入ります。

次節は8/3(土)アウエーでの広島戦です。

 

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