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【2020 J1 第9節】鹿島アントラーズ 2 - 0 サガン鳥栖 3枚替えで自ら試合を動かして勝ち切る

 

五分五分の膠着状態だった試合を3枚替えで打開しての快勝。

追加点の完全な崩しそして、プロ3年目にして公式戦初出場となった20歳GK沖の安定したビルドアップ。

チームは着実に前進しています。 

 

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スタメンは前節から5名変更。 

遠藤、三竿、和泉、広瀬、曽ヶ端に代わり、

伊藤、永木、白崎、小泉、沖が入りました。

20歳のGK沖はプロ初出場。

 

■ハイライト 

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■総評 

・3枚替えで自ら試合を動かす 

・20歳GK沖悠哉の可能性

・攻守に光った右SB 

 

■感想 

 

ナイスゲーム!

 

試合の感想を一言で言うとこの言葉に集約されます。

決して試合を通していいゲームだったわけではなく、前半は五分五分、後半途中までは走力に勝る鳥栖のペースになりかけていました。

前線から最終ラインまでをコンパクトに保ってスペースを与えない鳥栖の守り方に相当手を焼いていた印象で、勝ち筋としては浅いディフェンスラインの裏狙いでしたが、それもなかなか狙っていけずと。

 

そんな膠着状態の試合の流れをまさに一変させた3枚替え。

これにより停滞していた前線からの追いかけが復活して流れを押し返すことに成功。

そのいい流れの内に先制ゴールを取り切ったことが最大の勝因となりました。

 

10分後に決定的な追加点を決めて大勢が決したこの試合のゴールマウスを守り無失点勝利に貢献したのが20歳GK沖悠哉。

ユース出身の3年目で、これがプロデビュー戦となりました。

ザーゴ監督は試合後のコメントで彼について語っています。 

長いですが、全文を引用します。 

[ ザーゴ監督 ]
--沖 悠哉選手がプロデビューを飾りました。彼を起用した理由と、評価を教えてください。
就任当初から沖と山田(大樹)をずっと見てきて、彼らが成長している実感はありましたし、これは僕だけではなくて、われわれスタッフでもそういう話をしている中で、そういう話がありました。練習試合でも非常に良い成果を、あるいはパフォーマンスを示していたというところがありました。どこかのタイミングで彼を起用したいなという思いが芽生えたし、そういう気持ちを芽生えさせたのは本人自身なので。ボールを持ったときに、特に足元のときに慌てずに状況を見るというところ、あとはキックのミートがうまいので、いろいろな要望を出したところで「自然体でやってほしい」ということを言ったら、今日非常に良いパフォーマンスを示したと思いますし、いくつかのシュートを打たれましたけれど、非常に良い対応ができていたのかなと思います。アントラーズというクラブのためにも若い選手を育てていかなければいけないし、今後もこのような日々の姿勢というものを変わらずやり続けることを願っています。

https://www.jleague.jp/match/j1/2020/080803/live#coach

 

クォンスンテ、曽ヶ端という偉大なる大先輩と比較しての彼の最大の持ち味は足元の巧さで、後方からのビルドアップにGKが普通に参加していたこの試合のような風景はこれまでの鹿島には見られなかったもの。 

セービングについても後半始めの2つのいいセーブがあった以外はそもそも大きなピンチもなかったですし、2人の大先輩と比べるレベルにはないのでしょうが、経験が必要なGKというポジションで、現代サッカーに求められるGKのビルドアップ参加というタスクが強みである、この20歳のGKを育てていく必要性を大いに感じます。

 

そして、この20歳GKや得点を決めた選手たちに比べると地味ながらも快勝に貢献したのが、右SBとしてフル出場した小泉。

昨シーズン途中加入し、当初はスタメンに名を連ねていたものの、いつの間にやら出場機会を失い、監督が代わってもベンチ入りすらままならず。

新潟時代にレオシルバとボランチを組んでいた時の敵としての手強さを知っていただけに、なぜだろうという思いは個人的にありました。

 

この試合での躍動振りを観て、なぜここまで出場機会を得られなかったのかはわからなかったのですが、新しいサッカーへの適応に時間が掛かったのかもしれませんね...

SBでの出場ですので、本職のボランチとして試されてきて、適応できなくて...ということなのかも。

SBとしては、攻撃面だけ見ればここまでレギュラーの広瀬と比べるとプレーの選択や質で劣るかなとは感じましたが、守備面では手堅さと危機察知能力に優れているかなと。

後半立ち上がりだったと思うんですが、犬飼が釣られた裏を取られてあわや大ピンチというスペースを埋めていたのが小泉で、内田の状態次第な面はあるのでしょうが、右SBの選択肢に今後も入ってくることを予測させるこの試合での活躍ぶりでした。 

 

■得点シーン

 

始まりは永戸のCKでした。

ニアで両チーム選手が競り合ったこぼれ球が離れたところに位置していた小泉に。

小泉はワントラップ後ファーへクロス。

これを最奥染野が折り返し、和泉が胸トラップからのダイレクト。

胸トラップで相手をかわしてからのシュートが早かったですね。 

 

 

大分戦での3点目を思い起こさせる完全に崩しての追加点。

右サイドで受けた荒木が中央にカットインしてからのエリア内スペースへのスルーに反応した染野がヒールで戻して飛び出してきた相手GKを置き去りにして、和泉→エヴェラウド。

最後決めたのはエヴェラウドで、アシストは和泉ですが、実質的には決定的なパスを出した荒木とそれに反応して、相手GKを置き去りにするヒールを出した染野の2人の得点ですね。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com 

次節は8/16(日)ホームでの神戸戦です。

週中には既にグループステージ敗退が決まったルヴァンカップ

8/12(水)アウエーでの清水戦です。

 

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