勝ちこそしたものの内容には乏しい試合でした。
長崎の方が狙いのしっかり見えるサッカーをしていましたが、最後の精度の悪さに助けられた格好で、一体このチームはどこを目指しているのか方向性が全く見えない試合でした。
スタメンは前節から4名変更。
鈴木、永木、西、安西に代わり、金森、安部、伊東、山本が入りました。
【J1採点&寸評】長崎1-2鹿島|鹿島のターンオーバーが奏功!最高評価は攻守に奮闘したL・シルバ | サッカーダイジェストWeb
■先制されるも個の力2発で逆転
長崎ペースで試合は始まりました。
ここ数試合唯一の起点になっていた鈴木がベンチスタートとなり、攻撃が全く機能不全となっていたことで長崎にボールを持たれる展開になりましたね。
時折カウンターのチャンスがって場面もありましたが、パスを出す選手を探しているうちに相手が戻ってきてさっぱりカウンターに結びつきません。
カウンターの時の形をチームとして定めてないんでしょうね...
そんな長崎ペースの中で今日も先に失点。
CK崩れから、センターサークル付近から左サイドへのロングフィードをダイレクトボレー。
これ狙ってればスーパーゴールですが、多分狙ってないんだろうな...
と思ってたら
[ 髙杉 亮太 ]
--得点の場面について。
たまたまです。ミーティングのときにワイドの選手に、ああいう場面で「シュートのようなクロスをダイレクトで上げろ」と監督が言っていました。自分がそういう場面になったので思い切り、イメージは速いボールでクロスだったんですけど、たまたま良いところに行って、入ってくれたので良かったです。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/081508/player/
やっぱり狙ってませんでしたねw
でも狙いとしてはすごくいいですよね。
あれ、クロスとしてもいいボールですし、こういう偶然のゴールが生まれる可能性もありますし、さすが高木監督だなとコメント見て感じました。
全く攻撃の形が見えてこない中で先制されて苦しい展開を予感させましたが、早い時間に同点に追いつけたことが試合の流れを変えます。
後方からの浮き球フィードにディフェンスとの駆け引きに勝って抜け出した遠藤。
一旦落ち着かせたところで追い越してきた伊東にスルーパス。
伊東はダイレクトで上げたクロスは逆サイドに流れますが、それを拾ったレオシルバが角度のないところから右足を振り抜きそれがサイドネットに突き刺さりました。
BS1で観ていたのですが、ジーコが来てからギアが2つぐらい上がったらしいという話があったレオシルバの見事なゴールで同点に追いつきました。
そして遠藤の逆転ゴール。
久しぶりに見た遠藤ゾーンのビューティフルゴールでしたね。
伊東の駆け上がりにディフェンスが釣られたことで切り返して打てるスペースが生まれましたね。
■勝ったけれども...
スコアはここから動かず2-1で終了。
長崎は先制するまではよかったと思うのですが、レオシルバに決められてからは引き気味になってしまいそれで鹿島にスペースを作られてという展開になってしまいました。
ラインが低いので攻めに人数を掛けられず、効果的な攻撃ができなかったように見受けられます。
鹿島はディフェンスラインの個の力で守り切った印象が強く、守備力に秀でて高さもある山本の存在が大きかったのと、長崎の最後の精度の悪さに助けられて印象です。
攻撃面でもレオシルバを中心とした個の力頼みの印象が強く、ボールを持った際にパスする選手を探しているシーンが多く、チームとしてどういうサッカーを目指しているのかが全く見えませんでしたね。
■怪我人のち怪我人
前半終了最後のプレーで安部が足を痛めて後半頭から安西に交代。
その安西も後半立ち上がりの接触プレーで足を痛め、しばらくプレーを続けてましたが足を引きずりだしたところで交代。
最近は勤続疲労で動きの冴えなかった両名ですが、中断明け直後の躍動振りを考えると痛い離脱と言え、何とかACLには間に合って欲しいところですが...あと10日なので難しいかも...ですね。
次節は8/19(日)ホームでの横浜FM戦です。
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