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【2019 J1 第30節】北海道コンサドーレ札幌 3 - 0 名古屋グランパス さらなる高みを目指してリスタート

惜しくもタイトルを逃したルヴァンカップ決勝から1週間。

リーグ戦では優勝争い、残留争いとは無縁。

目標としていたACL圏も厳しい状況となり、目標がないリーグ戦へのモチベーションの低下が心配された一戦でしたが、残留争いの最中にある相手にチームの成熟度の差を見せつけての完勝。

目前で逃したタイトル獲得を目指し、北海道コンサドーレ札幌が再始動しました。 

 

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スタメンは7日前のルヴァンカップ決勝から2名変更。

ジェイ、白井に代わり、アンデルソンロペス、ルーカスフェルナンデスが入りました。

2週間前のJ1第29節C大阪戦からは4名変更。

 

www.youtube.com

 

■総評

・タイトルを逃した緩みなし

・チームの成熟度の差=結果

・セットプレーでの先制が大きかった

 

目前で逃げていったルヴァンカップから1週間。

燃え尽き症候群そして、目標がない位置にいるリーグ戦をどう戦っていくかというのと合わせて、緩みが出てもおかしくはない状況下で迎えた一戦でしたが、地元新聞によると、ペトロヴィッチ監督がルヴァンカップ後のミーティングでリーグ戦の目標を7位以内と具体的に示したそうで。

現実的な目標を具体的に示したことは、若いチームにとっていい方向に向かったようですね。

ルヴァンカップ制覇を逃した緩みを感じさせなかった試合は、残留争いの最中にあるチームとの対戦ながら、チームの成熟度の差がそのまま結果に表れたゲームとなりました。 

 

ただ、3-0というスコアの差ほど札幌がよかったというと否で、前半にセットプレーから先制することができなければもっと難しい試合になったのかなというのが第一印象。 

攻撃サッカーを標榜する風間監督とは真逆のフィッカデンティ監督が就任した名古屋は、チーム再構築の真っ最中で、点を取ることよりまずは点を取られないことに重きを置いた戦いぶりで、最終ライン4枚+3ボランチできっちり守備ブロックを作って待ち構える相手に完全に攻めあぐねた印象がありました。

あれだけドン引きでスペース埋められるとさすがに厳しいという見方も当然あるのですが、ダイナミックなサイドチェンジで揺さぶるとか、ダイレクトプレーを続けて崩していくとかアイディアはあったかと思うんですが、一発裏抜け狙いが主な選択肢でしたね。

こういった展開を予期し、突破力を見込まれてて先発に抜擢されたと思われるルーカスフェルナンデスも対面する吉田にしっかり抑え込まれ突破口にはなれませんでした。 

 

相手がドン引きだったこともあり試合内容としては札幌が安全地帯でボールを回していることが多く、塩試合といっても差し支えない内容でしたが、後半に入りさすがに相手が点を取りに前に出て来たことでスペースができてきて2点目となるPK獲得に繋がり、そのPKで相手が一人少なくなったことで大勢が決しました。 

 

▼'35 深井(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 1 - 0 名古屋グランパス

 

ルヴァンカップ決勝の後半アディショナルタイムの劇的同点弾を思い起こさせるゴールでしたね。

福森のアウトスイングのCKは、ゾーンとマンツーマンを併用した名古屋ディフェンスのスペースへ。

そこに、どフリーで飛び込んできた深井のどんぴしゃヘッドが突き刺さりました。

ニアのアンデルソンロペスが囮で、その脇を目掛けた福森の高精度CKが秀逸でした。 

 

▼'71 鈴木(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 2 - 0 名古屋グランパス

 

鈴木武蔵今年の10ゴール目は自ら獲得したPK。

PK獲得したシーンは、中盤ポストしたジェイのフリックを受けたチャナティップの裏スペースへのパスに抜け出した武蔵が吉田に倒されたもの。

吉田は決定機阻止で一発レッド。

試合の行方を決定づけた場面でしたが、試合後のインタビューでフィッカデンティ監督が、あれはエリア外でPKじゃなかったし、PKじゃないので吉田はイエローだったと言っていて、その時は何言ってるんだか┐(´д`)┌ヤレヤレ 

と思っていましたが、これ書きながらそのシーンを見てみると、確かに吉田が武蔵を後ろから押している時の位置はエリア外で、PKではないという意見は正しいように思いました。

ただし、決定機阻止であることは疑いようがなく、吉田の一発レッドは妥当なのかなと。

 

▼'86 ルーカスフェルナンデス(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 3 - 0 名古屋グランパス

 

ダメ押しとなった3点目は綺麗な崩しが決まりました。

ゴールを決めたルーカスフェルナンデスの右サイドでの溜めが起点でしたね。

ルーカスから始まったワンタッチパスはチャナティップ→武蔵→ジェイのスペースへのパスにルーカスが飛び込んで押し込みました。 

 

www.soccerdigestweb.com

 

札幌で光ったのはチャナティップですかね。

チーム全体としては決していい内容とは言えない中で、中盤でキープ力や局面での打開力が、特に1点リードした後半で目立ちました。

そしてジェイですかね。

アンデルソンロペスに先発を譲り後半途中出場でしたが、先発から出ていたらもっと楽な試合になったかもと思わせるキープ力を発揮していたように感じました。

 

そして記事の最後は相手の名古屋について少し。

残留争いに巻き込まれる中で監督交代に踏み切った名古屋。

それ自体はよいのですが、シーズン終盤でこれまでとは真逆のコンセプトの監督に交代するとは愚策もいいところとは思いつつも、勝負の世界は結果が全てですからね。

ということで、監督交代後初めてしっかり試合を拝見した印象としては...

これはヤバい!相当ヤバいぞおおお(*`Д´)ノ

です(*'ω'*)

これまでFC東京サガン鳥栖で指揮したことあるフィッカデンティ監督のサッカーはよく存じ上げていますが、風間監督が作り上げた攻撃サッカーとは全く合わないことは見なくてもわかってはいたものの...試合を観て、これは思っていたよりも難しいミッションを与えられたものだなあとフィッカデンティ監督に同情すら感じてしまった次第です。

これまで風間監督が築き上げてきた攻撃の良い面が目立たず、かと言ってフィッカデンティ監督がやりたいサッカーも短期間ではあまりできておらずと...

フィッカデンティ監督が悪いわけではなく、選手も決して悪くはなく、チームの現在地を見ずに次の監督を決めた(であろう)フロントに一番の責任があると私は思いますよ。 

もしかするとJ2降格もあり得るかも... 

 

次節は11/8(土)アウエーでの横浜FM戦。

優勝争いの最中の難敵です。

 

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