得点源の鈴木武蔵を欠いたチームは最後の崩しに質を欠き、今シーズン初の無得点で試合を終えました。
アウエー4連戦の内3戦を終えての2勝1分は悪くない結果と言えますし、引き分けという結果以上に収穫があった1戦かなと感じました。
スタメンは前節から2名変更。
鈴木、宮澤に代わり、駒井、田中が入りました。
■ハイライト
■総評
・前半札幌、後半は湘南のゲーム
・崩しの質で勝ったのはホームチーム
・選手変わってもビルドアップの質は維持
■感想
引き分けに終わったゲームって、
・勝てたよな
・負けなくてよかった
のどちらかに寄った試合後の評価になるかなと思うんですが、この試合はどちらかというと後者寄りの評価でしたかね...
決して圧倒されたというわけでもなく、特に前半は前線から圧を掛けてくる湘南をビルドアップの質で圧倒して逆に主導権を握っていました。
特にジェイが前線で圧倒的に収めていたのが大きかったですよね。
ただ、そこからゴールまでの道筋が見えなかったのは、鈴木武蔵を負傷で欠き、2シャドーがともに下がってビルドアップの楔となるのを強みとするチャナティップ、駒井になったことでゴール前の人数が少なくなったこと、それによりジェイが孤立することが多かったことが要因なのかなと。
どちらかが後半から出た金子やドゥグラスオリベイラだったらまた違った結果になったんじゃないかなと後半も観た上では思いましたね。
その後半は前半と打って変わって、湘南の方が主導権を握る展開になりました。
これは札幌が後半頭から4枚替えしたことによる影響という見方もありますが、それよりもホーム湘南が勝つためにリスクを負って前に重心をかけてきたことで札幌が後手に入ってしまったからかなと感じました。
チャンスも湘南の方が多く作りだした印象で、札幌も後半の方がチャンス多かったですが、試合通して崩しの質は湘南の方が勝っていたように感じました。
前半は札幌、後半は湘南のゲームだったと言えますが、試合全体としてはチャンスを多く作りだした湘南のゲームだったのかなと思いますよ。
札幌にとってはアウエーでの勝ち点1は悪くないと言えますし、それ以上に収穫のあった試合なのかなと。
具体的には1つは後半頭から4枚替えしたにも関わらず、ビルドアップの質が落ちなかったこと。
これまではスタメンから変わると途端に...というのが割と見慣れた景色でしたが昨シーズン途中からある程度メンバーが変わっても質が落ちなくなった印象です。
チームとしての成熟度が増してきたこともありますが、この試合3バックの真ん中でスタメンを務めた田中や途中出場した高嶺、金子のように元々持っているクオリティの高い選手が加入したことも大きいのではないでしょうかね。
■採点
遂に公式戦初出場を果たしたドゥグラスオリベイラ。
ジェイを太くしたド迫力の体格ですが、結構スピードがある印象。
思ったよりもチームにフィットしている印象で、シャドーのポジションではジェイとの距離感も近く、突破力もあって、もっと長い時間観てみたいかなという期待感みたいなのは大いにありました。
(´-`).。oO(勢いつき過ぎて一発レッドもらいそうな雰囲気も漂わせていたけどな)
次節は7/18(土)アウエーでの仙台戦。
怒涛のアウエー4連戦締めくくりです。
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