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【2020 J1 第7節】北海道コンサドーレ札幌 3 - 1 横浜F・マリノス 名将ペトロヴィッチの作戦勝ち

 

スタメンが発表されたとき、配置がすぐには思い浮かばなかったのは私だけではないはず。

前線にFWタイプの選手そして高さのある選手がいない即興感が否めないスタイルで、内容はともかく勝ち切れたことの意味は大きいですね。

4試合ぶりの勝利で、再開後は6戦負けなしです。

 

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スタメンは前節から3名変更。 

ジェイ、田中、福森に代わり、荒野、中野、高嶺が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・奇策 ちびっ子大作戦 

・電光石火の逆転劇

・相手の不出来も幸い 

  

■感想 

スタメンが発表されて、ジェイもドゥグラスオリベイラもいない中で前線の組み合わせが全く想像できず。

普通に考えたのはチャナティップトップの駒井、中野(or荒野)の2シャドーで、DAZNでは荒野トップのチャナティップ、駒井の2シャドー。

確かにFWの位置での練習をしていたという報道もありましたし、上背も考えるとそれもあり得るかなと思いながらのキックオフ。

開始すぐは荒野が最前線に出て行って、DAZNの予想布陣が的中かと思わせましたが、次の瞬間にはボランチでの位置での守備に入っていて、代わりに中野が前に出たりとしていまして。

 

数分観て私としては上で上げた布陣と判断しました。

深井を底にした中野、荒野の逆三角形のトリプルボランチチャナティップ、駒井の2トップなんですが、この4名が流動的にポジションを取りながらマリノスの浅いディフェンスラインの裏を次々に狙っていく様を見て私は

 

ちびっ子大作戦ですね( ゚∀゚)o彡°

 

と勝手に命名してしまいましたw

トップタイプの選手がいないことから、いわゆる0トップと言っていい布陣で、過密日程下でジェイにも無理をさせられずドゥグラスオリベイラにもスタメンで出すほどの信頼はまだ置いていないことから来る苦肉の策かと思いましたが、試合後のペトロヴィッチ監督のコメントからは前々から準備していたものであったことを伺わせます。

[ ペトロヴィッチ監督 ]
--0トップのような布陣だったが。
サッカーは医学と同様に進歩していく。イメージしてほしいのは1974年のアヤックス。全員の選手がどこのポジションをやっても、問題なくプレーできる。それが私の理想であり、哲学である。これが次のトレンドになると思っているし、それを狙っている。私のパスサッカーはモビリティーのある選手が多くいるほど生きると思う。今季はそういった戦い方が増えていくと思います。今日の選手たちが見せたサッカーはメディアの方にも宿題を出したつもりです。サッカーの見方というものも変わるかもしれません。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/072601/live#coach

 

日本での監督経験が長く、特殊なスタイルで現在の位置を築き上げたペトロヴィッチ監督ですが、それに甘んずることなく学び続けていることが窺えて、適当な言葉が浮かんできませんが、率直に凄いなと思います。 

 

そして本記事を書くのに前半を少し見直したのですが、荒野と中野は基本的にマリノスのダブルボランチ扇原、喜田にマンマーク気味でしたね。

攻撃よりも守備を意識した布陣なのかもです。

 

試合は3分間の間に両チーム合わせて3点入るという珍しい試合になりましたが、その中で逆転した札幌が終了間際のダメ押しゴールで勝ち切りました。

見事なゴールだったマリノスの先制点の1分後に追いつけたことでマリノスのバックラインが浮足立っている隙を突いての逆転ゴールだったように見えました。

どちらも裏狙いが功を奏した形ですが、試合全体を通しては即興感が色濃く出ていて、この試合はマリノスの不出来にも助けられたのかなと。

マルコスジュニオール、仲川、エリキと言ったベンチ外だったメンバーがいたらどうなっていたか...特にトップ下で収めて展開力があってフィニッシュも決めるマルコスジュニオールの不在が特に大きかったのかなと。

あと、ここまでマリノスの調子が上がってこないのはチアゴマルチンスを欠いていることが非常に大きいのかなと思ってまして。

浅いバックラインの広大なスペースを彼のスピードによっていかにカバーできたことの証が今シーズンの失点の多さなのかなと。

 

■得点シーン

 

これはもう決めた方を褒めるべきなんじゃないですかね...勝ったから言えますけどw

右隅ギリギリにアウトサイドから入ってきてますから、さすがの菅野も届かずでしたね。 

 

 

意外にもこれがJ1初ゴールの駒井。

嘘でしょwって調べたらマジでしたw

2016年に浦和に移籍する前のJ2京都で15ゴール(在籍5年)あげてましたが、J1ではホントに初ゴールでした。

菅野のフィードの正確さ、ルーカスフェルナンデスの中に切り込んでからの外スペースへのスルー、そしてそのスペースに飛び込んでダイレクトで決めた駒井。

どれも素晴らしいプレーの連続でのゴールでした。 

 

 

逆転ゴールは昨年J1初ゴールを決めた荒野。

今年は開幕戦に続く2ゴール目。

右サイドでのマリノスのミスからのクロスはチャナティップ決め切れませんでしたが、粘ってのパスを荒野ダイレクト。

これまでだったらあそこでふかすのが荒野品質でしたが、昨年の初ゴールで何かが変わった印象ですね。

 

 

ダメ押しの3点目はリーグ戦初ゴールとなった金子。

昨年特別指定選手として出場したルヴァンカップで1ゴール決めてます。

これも相手のミスからですね。

荒野がシュートまでいけないと見て、ヒールで流したところに金子ダイレクト。

正直、荒野のヒールは苦し紛れだったに一票ですが、調子のいい時は全てが上手く転がるものですね...

何であんなラフプレーに走ったのか...

(ここで言うか( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! )

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

高嶺

コンディション不良の福森に代わり、前の試合でも途中出場した3バックの左として抜擢されました。

正直な評価としては甘めに見てギリギリ及第点かなと思いますが、これはマリノスの強度不足に助けられた面も大きく、守備強度の低さが目立ったように感じました。

まあ本職ボランチというのもあり、横にいるのがこれまた本職ボランチで守備強度のそれほど高くない宮澤だったというのもありますね。

キムミンテが横にいるとまだやれる印象です。

 

ルーカスフェルナンデス

右サイドの高い位置で崩しの起点になるとともに、対面するティーラトンを低い位置に閉じ込め、1点目のアシストも記録して、MOM級の活躍。

白井も好調ですし、どちらをスタメン起用するか監督も嬉しい悩みですねw

 

次節は8/2(日)ホームでの神戸戦です。

 

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