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【2020 J1 第10節】北海道コンサドーレ札幌 1 - 6 川崎フロンターレ 突きつけられた現実

 

リーグ戦8連勝中で首位独走中の川崎フロンターレに完膚なきまでに叩き潰されました。

これでリーグ戦3連敗。

少数精鋭で怪我人も増えてきている中で、得点源の鈴木武蔵の海外移籍も決定的で、連戦の蓄積疲労も見え、ここが正念場でしょうか。 

 

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スタメンは前節から2名変更。 

鈴木、高嶺に代わり、小柏、福森が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・今日もぎくしゃくちびっ子大作戦 

・時間を追うごとに顕著に現れた差 

・奇策0バック? 

 

■感想 

ここに鈴木武蔵がいればどんな結果になってましたかね...

本来であればスタメン濃厚であったであろう鈴木武蔵

週中にベルギーのクラブからのオファーが報道され、試合前日にはメディカルチェックで渡航するというあっという間の数日間。

メディカルチェックOKであればこのままチームに合流するそうで、札幌の武蔵の姿を拝むことはもう叶わなそうです。

 

ただでさえ少数精鋭の中で、3日前のルヴァンカップで高嶺、白井が続けざまに負傷交代。

代わって福森が復帰したものの強行出場の色合いが濃く、まだまだ苦しい台所事情が続きますかね。

 

そんな苦しい台所事情の中、来期加入予定の小柏が特別指定選手として加入し、3日前のルヴァンカップに続いて先発出場。

報道されていたスタメン予想ではジェイもしくはアンデルソンロペスだったところに入ったことで、ここ数試合に続いての0トップが想定されましたが、いざ蓋を開けてみるとチャナティップを1トップにして、慣れ親しんだ3-4-2-1の布陣。

違うのは1トップを張るのがジェイやドウグラスオリヴェイラのような高さ、強さのあるストライカーではなく、高さがなく、どちらかというとチャンスメーカーのチャナティップ

実質的にやっているサッカーはここ数試合の0トップと言われたちびっ子大作戦と同じで機動性重視の布陣。

この布陣の強みは機動性で、前目からの守備で相手のビルドアップを阻害し、相手のスペースを突いてチャンスを作りという良さがある一方で、高さがないことで本来の強みであったサイド攻撃からのクロスの選択肢が限られることと、そもそも運動量が必要なことが弱みと言えるのかなと思っておりまして。

その求められる運動量の積み重ねによる蓄積疲労的なものがこの試合、特に後半には感じられたかなと感じました。

前半は五分五分で何とか持ちこたえていましたが、相手がギアを上げてきた後半になると明らかに運動量、球際で後れを取るようになっての大量失点。

ジェイやアンデルソンロペスと言った最近出番が限られる1トップタイプの選手の動きが軽やかなことがさらにそれを浮き彫りにしていた感じがしましたね。

大敗は、そもそものチーム力差もありますが、それ以上にセレクトした戦術面での拙さが大きかったように感じた次第です。 

 

ペトロヴィッチ監督最近のお気に入りであるちびっ子大作戦。

狙いは悪くないかなと思うんですが、戦術として役割を落とし込めていない感じがしてまして。

選手の距離感が近いことでショートパスでリズムを作りやすい一方で、距離感が近すぎたり、選手が被るシーンも多く、どうしてもぎくしゃく感が目立ってしまいます。

ポジションごとの役割にまで落とし込めていないように私には見えてまして、共有できているのはコンセプトのみで、ミニゲーム通して熟成させている最中なのかなと見ています。

 

そして3点ビハインドになった後に見られたのが0トップならぬ0バック?

3バックの進藤、福森に代わって入ったのがアンデルソンロペス、中野と言ったどう考えても守備的とは言えぬ選手。

その後の流れを見ると、3バックは右から駒井、宮澤、菅といった本職CB皆無なメンツは0バックとも言える奇策。

大勢が決した後ではありましたが、これはある程度機能して、中でも菅が意外なほどに順応してまして、高嶺負傷離脱、福森も負傷明けで万全とは言えない中で、菅がスタメン3バック張る可能性もあるかなと感じました。 

 

ほとんど試合の中身に触れていなくて恐縮です( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 

(´-`).。oO(触れたくない気持ちも察してなw)

 

■得点シーン

 

五分五分に渡り合えていた前半でのこの失点が、試合を見通すと一番痛かったですね... 

この試合初めて与えた自陣深くでのFKで嫌な予感はしてたんですが。 

札幌のラインの最奥に位置していたルーカスフェルナンデスと進藤の間に入られてフリーで打たれています。

川崎相手にセットプレーでファー狙われるって他の試合でもなかったでしたっけ? 

 

 

後半開始からギアを上げて前線からの守備の強度を上げた川崎とそれを想像できなかった札幌の差が如実に表れた失点。

ショートカウンターから1つのパスで決定機を作られてしまいました。

 

 

3失点目という点差以上に、一度は防いでいたのがリバウンドで戻って来てという内容がダメージ大きかった失点でしたね... 

 

 

相手GKのフィードが正確で、受ける選手のトラップも上手かったですね...

そしてあっさり剥がされるとw

剥がされたのは中野ですけど、WBは全然ダメですね...中央に配置転換してからは非常に良かっただけに、逆にWBでのダメダメ振りが目立ちました。 

 

 

相手のプレッシャーを宮澤がかいくぐってからのパスをチャナティップがワンタッチで裏スペースへ。

チャナティップのパスも秀逸ですし、簡単ではなかったシュートを決めたジェイも素晴らしいんですが、こうやって動画見直すと起点となった宮澤にも触れたくなりますね。 

 

 

あああ、これも相手GKのフィードの正確さを褒めたたえるゴールでしたw

小林悠の周りに札幌の選手3人もいるのに、1人は誰もいないアウトサイド気にして実質1-2でした。

 

 

宮澤ですかね、大外の小林悠の位置取りは見えていたようですが、ラインコントロールを意識しつつで一歩後れをとったのが敗因で、ラインコントロール気にしなかったら先に触れてたかもしれないですけど... 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

ジェイ、アンデルソンロペス

途中出場したからってのも大いにありますが、2人とも動きはよかったですよね。

周りとのギャップがあり過ぎて結果には繋がらなかったですけど、従来の1トップ2シャドーでスタートから見てみたいなと思わせる動きだったと思います。

 

中野 

得点シーンでも触れてますが、個人的にはWB失格といっていいかなと感じました。

金子が入ったことでボランチに入ってからの方が大いに機能していて、彼はアウトサイドの選手ではないな...と。 

 

次節は8/19(水)ホームでの大分戦です。

 

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