ここまでプレー振り自体は悪くないものの周りとは息が合っていない感があったファンアラーノの1ゴール1アシストで4試合ぶりの勝ち点3を掴みました。
決勝点となったゴールはスピードのある縦パスをトラップしてからのシュートで、これをしっかり決めるところに彼の潜在能力の高さが見て取れますよね。
スタメンは前の試合から4名変更。
和泉、レオシルバ、広瀬、杉岡に代わり、荒木、永木、小泉、永戸が入りました。
■ハイライト
■総評
・低調な相手にお付き合い
・ザーゴ式の狙いがよく見えた2得点
・勝ちたいときこそ5バック
■感想
もっと楽に勝てる余地のある試合だったよな...と思ってしまう前半の試合運びでした。
10分過ぎまでは一進一退の静かな序盤の中で、流れを握っていい崩しも見られていたのですが、抑えめで受けて立ちつつ機を見てギアを上げて攻めに来る相手にお付き合いしてペースダウンしてしまった感がありました。
実際はどうだったかわからないんですが、相手のカウンターを恐れて慎重に行き過ぎて攻めの姿勢が足りなかったんじゃないかなと感じましたかね。
前半終了間際には先制点まで献上する始末で、このまま押し切られても不思議ではない展開で、ハーフタイムに立て直して同点逆転まで一気に行けたところにザーゴ監督の下で成長しているチームの姿が見て取れますよね。
そして2得点ともザーゴ監督が志向しているサッカーの狙いがよく表れていると感じました。
2得点とも守備陣形が整っている相手に対して一発のパスで仕留めた形でして。
同点ゴールは最終ライン裏スペースを狙った対角線上のクロス。
逆転ゴールは最終ライン間のスペースへのスピードのある縦パス。
どちらも決して簡単なプレーではなく、パスの精度、スピードそしてシュートの精度全てが揃わないとできないプレーで、少なくてもシーズン当初のチームでは間違いなくできなかったプレーで、ここに来てザーゴ監督が志向しているサッカーを選手たちが具現化できる頻度が増えてきたのかなと思うわけです。
最後は攻撃の選手に代えて奈良を投入して5バックで逃げ切ったわけですが、少し前の試合でも同じ場面があったように、ザーゴ監督が目指しているのは、試行しているサッカーを推し進めることではなく、勝つことであることが一番よくわかるシーンであり、常勝復活を目指す鹿島アントラーズにぴったりな監督ではないかと感じるシーンでありました。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Ｊリーグ (@J_League) August 26, 2020
🏆 明治安田生命Ｊ１リーグ 第26節
🆚 FC東京vs鹿島
🔢 1-0
⌚️ 45+1分
⚽️ オウンゴール（FC東京）#Ｊリーグ#ＦＣ東京vs鹿島アントラーズ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/D8GcR6pzPK
相手の選手で前半一番気になっていたのがオウンゴールを誘発するクロスを出した中村です。
海外移籍した室屋の代わりに右SBとして期待されている若手ですが、いいクロスを一度上げたぐらいで後はミス百連発というのが大袈裟ではないぐらい穴になってました。
穴になってましたがそれを帳消しにするぐらいの先制シーンでしたね。
鹿島視点で言うとオウンゴールした関川自体に責任はなくて、彼が触ってなければ後ろにいた相手選手に軽く押し込まれていたと思われますのでね。
それよりは中村に対面した三竿が股抜かれたのが...ね。
私じゃないですけど、穴だと思って甘く見過ぎていたのかもｗ
🎦 ゴール動画
— Ｊリーグ (@J_League) August 26, 2020
🏆 明治安田生命Ｊ１リーグ 第26節
🆚 FC東京vs鹿島
🔢 1-1
⌚️ 48分
⚽️ エヴェラウド（鹿島）#Ｊリーグ#ＦＣ東京vs鹿島アントラーズ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/TPkXmucopj
綺麗に4枚並んでいる相手最終ラインを一発で仕留めたのはホントに凄いですよね。
ファンアラーノのパス精度でほぼ決まりでしたし、どこに出すか感じていたエヴェラウドも見事。
エヴェラウドは出場12試合で8得点。
得点力はもちろん、前線での起点、守備もきっちりやりますし、不動の1トップに相応しい活躍ぶりですよね。
🎦 ゴール動画
— Ｊリーグ (@J_League) August 26, 2020
🏆 明治安田生命Ｊ１リーグ 第26節
🆚 FC東京vs鹿島
🔢 1-2
⌚️ 57分
⚽️ ファン アラーノ（鹿島）#Ｊリーグ#ＦＣ東京vs鹿島アントラーズ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/qw5AcamfG6
何度見ても痺れるゴールですよね！
荒木のズバッと縦パスのスピード、精度も痺れますし、それをワントラップしてズバッと叩き込んだファンアラーノのシュートも痺れますね。
リーグ戦初スタメンとなった荒木は結局後半アディショナルタイムまでプレー。
最後まで動きは落ちず、スタミナ面は問題なさそうですし、流れを変えるおっ！と思わせるプレーも随所に見られ、正直モノが違うかなと思わせる能力を秘めていると感じました。
■採点
次の試合は2試合続けて中二日という厳しい日程。
8/29(土)アウエーでの柏戦です。
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