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【2020 J1 第14節】名古屋グランパス 1 - 3 鹿島アントラーズ 強さ際立つ狙い通りの3得点で3連勝!!!

 

チームの成長が垣間見える快勝で3連勝となりました。 

決して圧倒したわけではありませんが、ザーゴ体制となって一番安心して見ていられるゲームだったように感じました。 

 

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スタメンは前節から2名変更。 

染野、ファンアラーノに代わり、土居、荒木が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・パススピードに表れている成長

・取り戻した自信

・高卒ルーキーに狙えるコースじゃねえよ

・今日も見られた関川の軽いプレーが失点に繋がる 

  

■感想 

前半10分過ぎに雷雨による1時間ほどの中断があったゲームは終始良さを見せた鹿島が、ここまでリーグ最少失点の名古屋相手に3得点を奪う快勝で終わりました。 

ボール支配率で後れを取り、シュート数もこれまでに比べれば少ない本数ではありましたが、ザーゴ体制になって一番安心して見ていられる試合だなと感じた理由は、選手からみなぎってきた自信のせいなのかなと。

 

うまく言葉にするのは難しいんですが、シーズン初めに比べると何もかもがよくなってきていて、それが戦績にも現れてきて、失って来ていた自信を取り戻してきたことで思い切ったプレーができるようになってきた。

そんな単純な話ではないとは思うのですが、簡単に示すとこういう流れかと。

 

よくなっている例としてわかりやすいのを1つ示すと、パススピードがシーズン初めや昨シーズンまでと比べると明らかに速くなっていて、しかもそれが小気味よく繋がるところにチームそして選手個人としての成長を感じています。

試合後のコメントでザーゴ監督はチームの成長について以下のように語っています。 

 

[ ザーゴ監督 ]
--名古屋には約半年前に0-1で負けています。自分たちの成長を感じるところはありましたか?
当然、大きく成長しているという思いが僕の中にはあります。いきなり監督が代わり、サッカーが変わり、チームの半数近くが替わりました。その一つひとつのピースがハマるまでには時間がかかりますし、いまでは選手は何をすべきか情報の整理、行動の整理ができていると思います。勝つことによって自信を取り戻しているように僕は感じます。当然、チームの若返りというか、選手の入れ替わりもあります。そういった意味で若手からベテランまで一人ひとりが成長しよう、変わろうという意識で取り組んでいます。特に最近は、練習でやっていることを試合で体現できていて、リンクしている部分があるので、評価すべき部分が上がってきていると思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/090520/coach/#coach

 

変わった点が多く、学ぶべきことが多いことで、選手がそれを整理し、プレーに表せること、それをチームとして結果を残すにはどうしても時間が必要で、その中で思うような成績が残せずに自信を失ってしまった期間はあったが、成熟度が上がって行くにつれ成績も残せるようになり、それにより自信を取り戻し、それが思い切りのよいプレーに繋がりと、いい流れにチームとして乗れていることがザーゴ監督のコメントからも伺えます。

 

コロナ禍で史上例を見ない過密日程となったことで、試合に追われてチームとしての形を作ることもままならない懸念がありましたし、ザーゴ監督自身の力量に疑問符が付いた時期もありましたが、それもすべて杞憂に終わりそうです。

 

最近ハッキリとしてきたザーゴ監督の攻めの狙いは、とにかく徹底して相手の裏を狙うことで、スペースがない時でも多少アバウトであってもその狙いは徹底していて、恐らく半ばアクシデント的なことが起きることも考えての狙いなのかなと。

相手にとって危険で嫌がる位置に蹴り込んでミスを誘う的な考え方なのかなと思っておりまして。

 

総評の後半2点は得点シーンに関することなのでそちらで触れますね。 

 

■得点シーン

 

この動画には入ってませんが、鹿島陣内奥深くから始まったロングカウンター一閃(ダイジェストの方には入っていたかと)

土居に渡る前に名古屋の選手が触れそうで触れなかったことで鹿島のカウンタースイッチが入ってしまった印象で、土居がスライディングを交わしたことで勢いがついてしまいましたね。

土居もここに来て調子が上がってきたのか、ここ数年年一で見られる覚醒期に入った印象でゴールへの意欲がプレーに表れていて、その推進力で相手を引きつけておいてからのエヴェラウドへの流しで勝負ありな印象。

エヴェラウドのシュート性のボールを和泉が押し込んだように見えましたが、エヴェラウドしっかりとパスに切り替えているんですよね!

3対2という数的有利な局面でありましたが、そこでしっかり形通り決め切ることなんて、少なくても昨年まではほとんど見られなかったので... 

 

 

とても高卒ルーキーとは思えない荒木の個の力で決め切った追加点。

相手のトラップが少しだけ大きくなったのを見逃さず、腰を入れて重心低くしてボールを奪い切って、レオシルバからのリターンパスを受けてと、ここまでも凄いのですがここからがさらに凄くて。

 

角度がなく、スライディングも来ている中で、タイミングをずらした上に、ふかす確率が高くなるファーサイドの上を貫くという... 

キミはホントに高卒ルーキーですかあああ(*`Д´)ノ

と唸らざるを得ないゴールでした。

(DAZNのハイライトだと位置を変えて何度かシュートシーンが観れるので、堪能した方はそちらをどうぞw)

 

 

関川そのパスは何ですかあああ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻ 

な意図不明なパスミス起点の失点。

正直この場面以外は、スタメン定着も頷けるプレー振りで、高さ強さがあり、インターセプトに見られる予測の良さそして、ビルドアップ力の高さも光るんですが、1試合に1回はこのような信じられない軽いプレーが見られるのがまだまだ2年目なのかねと。

 

失点としては相馬のシュートブロックが相手に取っていい位置にリフレクションしてしまってと不運な失点ではありましたので、あのような軽いプレーがなければというこの試合唯一の失点でした。 

 

 

感想の部分で触れた、相手の裏を狙ったアバウトなボールが起点の3点目。

それ自体は跳ね返されるもセカンドを拾った荒木がオフサイドラインを完全に見切っていた土居の前のスペースにパス。

土居の折り返しはブロックされるも戻ってきたこぼれ球を土居が思い切りよく振り抜く。 

年一の覚醒期だからこそ打ち込めたと思われる土居ですが、願わくばこれがこの先も続いてくれればと。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は9/9(水)ホームでの仙台戦です。

 

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