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【2020 J1 第18節】北海道コンサドーレ札幌 0 - 1 柏レイソル 矛と盾のジレンマ

 

前節に続いてウノゼロで敗れました。 

福森をスタメンから外し、守備重視3バックでのオルンガ封じには成功しましたが、それと引き換えに攻撃のバリエーションを欠いてしまった印象です。 

 

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スタメンは前節から1名変更。 

福森に代わり、金子が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・矛より盾を選択した故の前半シュート0 

・またもワンチャンスを仕留められたウノゼロ

・後半勝負の作戦だった?

・枠内0じゃ勝てねえよな...

・日に日に存在感を増している大卒ルーキートリオ 

 

■感想 

リーグ屈指のキッカー福森をスタメンから外し、守備力重視の3バックで入ってきたスタメン。

得点王争い独走中のオルンガを中心とした柏の攻撃力に対抗するためのセレクトであることは明らかで、試合を通してオルンガには気持ちよくプレーさせなかったところからその狙いは成功したと言えます。

言えますが、それとは引き換えに福森がいないことで、攻めに行った時のバリエーションの少なさが露呈して、前半はシュート0に終わりました。

 

札幌は1トップ2シャドーに両WBが前線に張って攻撃に厚みを出すのが強みですが、そこにパスを配給するには中長距離のパスを正確に通す精度が必要で、その役割の大半を担っている福森がピッチ上にいないことで、その攻撃パターンは一気に機能不全に陥ってしまいました。

中盤に下りてきてその役割を担うことが多いチャナティップがピッチ上にいないこともそれに拍車をかけていたように思います。

 

前半のメンバーで可能性があるとしたら、シャドーの金子とWBのルーカスフェルナンデスのポジションを変えていたらと感じました。

ルーカスはすっかり相手にマークされていてボールが渡ると2人がマークにつく状態なので、ボール受けたときに選択肢が限られるサイドよりも中央の方が、少なくても今は持ち味を発揮できるんじゃと。

そして突破力があり、レフティーだけど右足もそれなりに使える金子はWBでもよさがでるんじゃないかと。

 

福森という存在は札幌にとっては悩ましいところで。

唯一無二といっていい左足の可能性を秘めている一方、3バックとしては守備力に課題があり、相手に狙われることも試合を追うごとに増えている状況。

とは言え他のポジションだとそのポジションなりに問題があり、例えばWBだと走力、スタミナ面で難しかったり、札幌で彼を使うとしたら3バックの左しかないのだと思います。

守備面での大きなマイナス面を補って余りある矛であることは疑いようがない福森ですが...矛をとるか盾をとるか...悩ましいですね。

 

ハーフタイムでスイッチを入れられたのか後半の入りは悪くなかった札幌ですが、その中でセットプレーで仕留められたのが痛かったですね...

試合を通しても相手にとってチャンス自体は多くなく、まさにワンチャンスを仕留められてしまった格好で、そういえば前節のガンバ大阪戦もそうだったですよね...

 

1点のビハインドを追いかける形になった札幌は、アンデルソンロペス、ドウグラスオリヴェイラそして福森を立て続けに投入。

これによって前への圧を強めたその姿は、もしかして後半勝負だった?と思わせるほどの迫力ではあったのですが、1トップ2シャドーにジェイ、アンデルソンロペス、ドウグラスオリヴェイラを並べるのはちょっと愚策なのでは...と感じますかね。

最後の10分とかのパワープレー狙いだったら悪くないんですが、攻撃が高さめがけての単調さが目立ってしまうように感じました。

結局枠内シュート0に終わってしまったのも攻撃の単調さが表れた格好かなと思っておりまして。

シャドーもしくはWBに後半早々下がってしまった金子が残っていたらまた違う攻撃が見れたかと思うんですがね

枠内シュート0だと勝てませんよね...

 

この試合では、田中、高嶺、金子と大卒ルーキートリオが揃ってスタメンに名を連ねました。 

まずは田中が出番を増やし、福森の怪我により高嶺が出番を増やし、そして金子は途中出場で徐々に存在感を出しと日に日に存在感を増している3人ですが、田中はボランチそして3バックのどこでもできるというユーティリティー性を発揮して、札幌守備陣では今一番存在感を発揮してますし、高嶺はここにきてボランチのポジションを宮澤、深井から奪った感じですかね...(深井は最近ベンチにすら入らないので怪我かもですが)

金子も持ち味のスピード、突破力でシャドー、WBでの出場機会を増やしていて、20代後半が増えてきた札幌にとって新陳代謝ともいうべき存在になってきていて、戦績こそあがりませんが札幌の未来は明るいぞと思ってしまいますね。

 

■得点シーン

 

細かいことを言えば突っ込みようなないわけではありませんが、間違いなく狙ったであろうセットプレーで、ゴールからあれだけ離れた位置にマークにはいけませんんし、ゾーンだとあそこに人はいませんし...と相手を褒めるしかない得点だったように思います。

大谷のヘッドもゴールを狙っていることはいるんでしょうが、あれ決めるの10回打って1回あるかどうかだと思いますので...まあ運も悪かったですよね。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は9/26(土)アウエーでの神戸戦です。

 

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