アントラーズらぶコンサドーレらぶJリーグらぶ\(^O^)/

アントラーズらぶコンサドーレらぶJリーグらぶな札幌在住のSEが語ります。

【2020 J1 第21節】鹿島アントラーズ 3 - 2 横浜FC 2点差ひっくり返しての大逆転劇...布石は3枚替えでの布陣変更

 

こりゃ今日も負けるな┐(´д`)┌ヤレヤレ

前半終了した時点では、そう思わざるを得ない内容で、自分たちがやりたい即時奪回を逆にやられ、早い時間にあっという間に2失点してと、散々な内容でした。

その敗戦濃厚な流れを変えたのが3枚替えのタイミングで行われた布陣変更で、エヴェラウド依存症脱却のきっかけになって欲しい大逆転劇でした。 

 

f:id:nvtomo:20201010200735p:plain


スタメンは前節から1名変更。 

山本に代わり、永戸が入りました。

 

■ハイライト 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

ハイライトが以前のように試合当日夜間にアップされるようになってますね...

Jリーグ公式、DAZN双方ともタイミング合わせてなので、何か意図したものかと思いますが...ね。

 

■総評 

・セットプレーの弱さ再び

・エヴェラウド依存で生まれた質の低下

・エヴェラウドを外に逃がしたことで変わった流れ 

 

■感想 

2点差をひっくり返しての大逆転劇のきっかけはエヴェラウドを外に逃がしたことでした。 

 

連勝が止まったことで顕在化したエヴェラウド依存。

エヴェラウドに収めれば何とかしてくれるというチームメートの思いはプレーにも顕著に表れ、それは連勝中見られた多彩な攻めを喪失させ、単純なクロス、放り込み一辺倒という質の低下を招き、ゴールから遠ざかるという悪循環に陥ったことからの連敗と感じていました。

 

この試合も前半はその流れが続いていて、点が取れる気配はさっぱり感じられず、立ち上がりのまだ守備が安定していない時間帯にセットプレーから2失点したことで、敗色ムード漂う中での前半終了でした。

2失点はともにセットプレーからで、しばらく見られなかったセットプレーに対する弱さが、まだ相手の出方が見極められていない立ち上がりの不安定な時間帯だからこそ出てしまった印象で、特に1失点目は防ぎたかった点ですね...

 

相手の横浜FCの出来もよく、寄せが早くちょっとボールが離れた瞬間を狙われるというシーンに代表されるように、我々がやりたかった即時奪回をいいようにやられ、攻撃面でも2列目のアタッカーの勢いに翻弄されと、2点差をひっくり返せる要素ないよな┐(´д`)┌ヤレヤレと感じていた流れを一変させたのが57分の3枚替えのタイミングで行われた布陣変更。

 

具体的な狙いは試合後のザーゴ監督のコメントに書かれているのでそちらをご覧いただくとして、私が一番ポイントになったなと感じたのは、エヴェラウドを左サイドに配置したこと。

[ ザーゴ監督 ]
--得点はすべて交代選手が絡んでいた。どんな指示を出して投入したのか?
ビハインドの状況でした。[4-4-2]から[4-3-3]に変えて、白崎(凌兵)が機動力をもたらし、上田(綺世)が前線でのキープをしたり、荒木(遼太郎)がしっかり背後に飛び出し、松村(優太)がまた新たな流れを引き寄せていきました。あとは永木(亮太)だと思います。ほぼ2得点に絡んでいる永木の仕事は、期待しているプレースキックの精度というところで彼が絡みましたし、選手たちがあきらめずにやってくれた。ほぼ後半はわれわれが圧力を掛けて、横浜FCさんをほぼシュートゼロに追い込むことができました。当然、得点という部分はもっと前に得点できる場面はあったのですが、今日の勝利は選手たちを評価しないといけないかなと思います。あきらめずに戦った姿勢、意欲が最後の逆転の得点につながったと思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/101011/coach/

 

これまでだと同じ役割の上田が入っても横並びの2トップというのが多くて、お互いに窮屈そうなプレー振りに感じてましたが、エヴェラウドを左WGに置くことで役割分担がはっきりとし、エヴェラウドも厳しいマークから解放され、エヴェラウドが真ん中にいないことでチームとしてもバランスの取れた攻撃を繰り出すことができるようになったのかなと感じました。

相手としてもエヴェラウドがサイドにいることでマークを分散せざるを得ず、守り方が難しくなっていたのかなと。

 

4-3-3というビハインドを取り返すための攻撃的布陣なので、これをスタートから採用することはないでしょうが、上手くいかないときの選択肢として、エヴェラウドをサイドにというのもありですし、エヴェラウドに過剰に依存しないサッカーを取り戻すきっかけになればいいいなぁと。

 

そして久しぶりに出場機会に恵まれた白崎。

ファンアラーノと横並びで、4-3-3の2列目 アンカー前のインサイドハーフ的な位置取りでプレーしましたが、これまで出番に恵まれていなかったのが不思議なほどいい動きを見せていました。

まだシーズン序盤、ザーゴ式が浸透せず結果が出ない中で孤軍奮闘していた遠藤のように、あらゆる場面でボールを触り、チームの潤滑油的な役割を果たす一方でゴール前にも顔を出し、得点、アシストこそありませんが、そういった記録に残らない面での活躍が光りました。

もしかしたら怪我がちなのかもしれませんが、これまで出番に恵まれなかったのは推進力に欠けるところがザーゴ式では使う場面が限られ、役割が被る遠藤との競争の結果なのかなと、この試合を見て感じました。

 

■得点シーン

 

この試合初のセットプレーは、しっかりデザインされたものと思われ、立ち上がりでまだ相手の出方が見極める前にしてやられた格好です。

改めて見直すと、キック直前でファーに充てる人を増やしたのに対応できてませんでしたね... 

 

 

ゲームとしてはこの2失点目が大きかったな...と思いますが、これは相手を褒めるべきなんでしょうね。

あまり存じ上げませんでしたが松尾選手、スピードに秀でたアタッカーらしい選手で、積極的な仕掛けが好印象ですよね...

 

 

3枚替えの勢いそのままに取り切った反撃の狼煙となった1点目。

きっかけになった荒木の突破も秀逸でしたが、ちょっと引いた位置で待っていたエヴェラウドの位置取りもよかったですよね。

 

 

できればもっと早い時間に追いつきたかったですけど...

ファーに陣取っていたエヴェラウドの位置取りと永木のCKの正確さと、後は運ですねw

まさか相手に2度当たってそのままゴールインするとは...

 

 

2点目と同様に少し離れたファーで待っていたエヴェラウド目掛けての永木CK。

エヴェラウドが頭で落として、拾った荒木が落ち着いて中に折り返したところに小泉。

決めた小泉はもちろんですけど、荒木の落ち着き払ったプレーがホントに高卒1年目の選手とは思えないですよね。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は10/14(水)アウエーでの鳥栖戦です。

 

↓ランキングに参加しています

にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ