勝負強さを感じさせる勝利でした。
強度高い入りこそできたものの、徐々に押し戻され、中2日続きの3連戦目でほとんどスタメンを代えて来なかったこともあり、後半早い段階で足が止まり始めて防戦一方となり、勝ち筋のない展開に見えた中で、まさにワンチャンスと言っていいエヴェラウドのゴールを守り抜いてのウノゼロ。
過密日程のラストを勝利で飾りました。
スタメンは3日前に先行開催された第33節神戸戦から1名変更。
上田に代わり、エヴェラウドが入りました。
■ハイライト
■総評
・両チームの良さが出た前半
・完成度の差で徐々に劣勢に回る
・中2日続きでガス欠の中、ワンチャンスを仕留める
■感想
前の試合に続いて強度高く入れ、この流れで先制できていればもっと違う展開になったんだろうなという立ち上がりでした。
犬飼がオーバーラップして、ファンアラーノとのワンツーからのシュートは決まってたら勢い出たでしょうし、決まったかと思ったんですけどね...
ただ、決定機まで持ち込めたのはこれと後1回ぐらいで、他は広島の堅い守りに阻まれ、そして城福体制3年目となる広島の成熟度が伺える攻めに取りどころが定まらずと、流れは徐々に相手にいく形となりました。
連動性があるからなのか、繋いでいく中で必ずフリーの選手が出てきてと、鹿島とは完成度の差が出ているな...と感じざるを得なかったですね。
お互いの良さが出た前半とは一転して、後半は防戦一方の展開に。
広島が2枚替えをしたことでその傾向は強まり、逆に鹿島が3枚替えしても流れは変わらず。
それは中2日続きの3連戦目という過酷な日程によるガス欠に原因を求めるほかなく、勝ち点1でも御の字と言っていい勝ち筋のなくなった展開になりました。
そんな中、まさにワンチャンスをしっかり仕留められたのは、ザーゴ体制9か月で積み上げてきた成果と言っていいと思います。
試合後のゴールを決めたエヴェラウド、パスを出した三竿のコメントに共通している狙い通りのゴールという内容から、決して偶発的なゴールではないことが窺えたことがその理由です。
そしてその虎の子の1点を、ザーゴお得意の必殺5バックで守り切って逃げ切ったわけですが、似たようなサッカーを志向しているマリノスと違うのは、こういう勝つことにとことん拘るところで、常に勝つことが求められる鹿島アントラーズにこそ相応しい監督だという思いが日に日に強まって行ってます。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) October 24, 2020
🏆 明治安田生命J1リーグ 第24節
🆚 鹿島vs広島
🔢 1-0
⌚️ 76分
⚽️ エヴェラウド(鹿島)#Jリーグ#鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/FEHozgLtM8
三竿の相手最終ライン目掛けてのロビングを目の前でエヴェラウドがトラップ。
そのワントラップ目で裏を取っての独走ゴール。
ゴール上ギリギリ過ぎて盛大に外したかと思いましたが、最初のトラップ含めて全て狙い通り、何ならゴールのパフォーマンスも狙い通りだったようですw
ちょっと長いですが試合後のエヴェラウドのコメントを以下に引用しておきますね。
FW 9 エヴェラウド
--相手選手が見えていたところでの胸トラップだったのでしょうか?
もちろん狙いどおりでした。上田(綺世)が入って僕は左サイドでプレーすることになった直後だったのですが、健斗からまっすぐなボールが入ったところでDFより前でトラップできたので、それがゴールに向かった方向にトラップできました。自分としては日本で決めた点の中でも、一番キレイな点だったと思います。チームとしても良い得点だったと思います。--GKの上を射貫いた選択は?
トラップしてからのプレーが早い展開になっていて、ディフェンスが後追いで2枚来ているのも見えていたし、GKが出てくるのも見えていました。ループシュートよりもどちらかというと、思い切ったシュートを打つ選択をしようと思っていました。ループシュートだとどうしても完璧なキックでなければ決まらなかったと思います。自分が自信を持っている蹴り方でシュートをする選択をしました。--ゴール後にクリスティアーノ ロナウドに似た喜び方をしていましたが?
4歳の息子がいるんですけど、彼がロナウド選手をものすごく好きで、よくゴールパフォーマンスを真似しています。「次に点を決めたらパフォーマンスをしてくれ」ということでした。彼も日本に来てから苦労している中で、彼が喜ぶことができないかなと思ってああいうパフォーマンスをしました。ヒーローインタビュー後、ピッチを1周しているときにも「もう1回やってくれ」ということだったのでまたやりました。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/102404/live#player
試合後も同じパフォーマンスしてたんですね、それは知りませんでしたw
■採点
次節は10/31(土)ホームでの名古屋戦です。
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