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【2020 J1 第31節】横浜F・マリノス 2 - 3 鹿島アントラーズ ゴラッソ3発でサッカーで一番危険なスコアをひっくり返す

 

勝ったから言えますが、0-2にされても不思議と今日は負ける気はしませんでした。

前半の内にゴラッソで1点を返すと、遠藤投入でボールの落ち着きどころを作ることで主導権を握り返し、ゴラッソ2発で見事な逆転勝利。

ゴラッソ3発が勝負を決めたのは確かですが、内容的にも相手を凌駕しての必然の結果でした。

 

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スタメンは3日前の第25節名古屋戦から2名変更。 

ファンアラーノ、和泉に代わり、荒木、上田が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・調子に乗らせたマリノスは強かった

・流れを引き戻した上田綺世ゴラッソ

・主導権を取り返した遠藤投入

・サイドにエヴェラウドがいること

  

■感想 

早めに相手ハイラインの裏を狙う鹿島に対して、後方からギャップを取りながらパスを繋ぎ、ウイングの突破力からチャンスを伺うマリノスという前半始めの構図から試合を動かしたのはホームマリノス

先制されるまでは五分五分かなと見ていましたが、先制されてからは相手にペースがいった感じで、先制点でマリノス攻撃陣を調子づかせてしまった感があり、2失点目した時点では早めに1点返さないともっと点取られるで...ぐらいな勢いがありました。 

その流れを引き戻したのが上田綺世のゴラッソで、これが前半の内に決まったことで、勝負の行方はまだまだわからなくなりました。

 

後半頭から鹿島は遠藤投入。

試合後のコメントでザーゴ監督は遠藤投入の狙いを語っていました。

[ ザーゴ監督 ]
--素晴らしい逆転劇。前半はどういう点が悪く、後半に向けてどう変えたのでしょうか?
前半はどうしてもボールが前の方で収まらなくて、チームが押し上げようとするところでまた失ってとなっていた。出ていこうとするスペースをマリノスさんに使われて失点していました。まず前で収めるということで、遠藤(康)選手はそういうタイプですし、収めることで攻撃に厚みを持たせることができたし、チームが余裕を持ってプレーを選択する時間というものを作ってもらったと思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/110321/coach/

 

遠藤を入れることで前線で溜めを作り、厚みのある攻撃に繋げることで主導権を握り返すことに成功。

それでも同点ゴールはなかなか遠かったですが、エヴェラウドのゴラッソで同点になったことで、それまでカウンター中心で守備に重心がいっていたマリノスも攻めにいかなければならなくなり、オープンな打ち合いになったことが逆転ゴールとなる遠藤ゴラッソに繋がりました。

 

そして、この試合のキーポイントとなったのが久し振りにスタート時からサイドハーフだったエヴェラウド。

これだけ絶対的な高さ強さを兼ね備えた選手を中で使わないなんてもったいなさ過ぎるという考え方も当然あるんですが、活躍するにつれマークがどんどん厳しくなり、チームの依存度も高くなりと、徐々に持ち味を出せない試合が増えてきてという中で、もう一人の純粋なトップタイプである上田綺世が調子を上げてきたことで実現したサイドハーフ エヴェラウド。

中だと対峙するのは強さ高さのあるCBですが、サイドで対峙するのはSBにエヴェラウドに対抗できるほど高さ強さを備えた選手はおらず、ギャップの作れるポイントとして大きなアドバンテージになります。

 

さらに、得点力のあるエヴェラウドがサイドにいることが相手に取っては怖さを増すのかなと。

トップに気を取られているとエヴェラウドがカットインしてくるし、エヴェラウドに気を取られるとトップの選手に...と、サイドにストライカータイプの選手がいることによる効果が出るように感じるんですよね。

毎試合こう上手くはいかないと思いますし、同じことばかりだと相手に対策もされると思いますので、上田の状態も見つつ上手いこと使い分けていければ、チーム力も上がってくるのかなと。

 

■得点シーン

 

随分簡単に崩されてしまった印象の失点ですよね...

鹿島から見て右サイドでの崩しに人が釣られ過ぎたという側面もあるにせよ、マリノスも中にいたのは逆サイドWGの水沼だけでしたからね...

永戸の反応が一歩遅れたことで前に入られてしまいましたが、後ろから来る相手の対応はなかなか難しいですね。 

 

 

1点目が右WG水沼で、2点目が左WGエリキ。

ロングカウンターから右WG水沼が逆サイドWGエリキ→ジュニオールサントスの突破は防いだもののこぼれ球をエリキに押し込まれると。

水沼に出た時点で2-3の数的不利の状況だったことを鑑みるとまあやられるべくしてやられた感じですね... 

 

 

ゴラッソその1。

ハーフウェイ付近、土居の斜め後ろからのロングパスに半端ないトラップ&シュートが突き刺さりました。

土居が持った瞬間の動き出しも含めて全てがパーフェクト過ぎる、年間最優秀レベルのスーパーゴール。

これでチームが息を吹き返しましたね。 

 

 

ゴラッソその2。

三竿からの対角線上のロングパスは精度悪く手前のディフェンスに止められるも、瞬時に狙いを変えたエヴェラウドがトラップした瞬間に奪い去ってからの右足キャノン。 

 

 

ゴラッソその3。

右サイドに流れた伊藤翔からのクロスはアリア内に入っていったエヴェラウドではなく、ペナルティーアーク付近の遠藤への優しいクロス。

遠藤が左足ダイレクトでゴール右隅に突き刺し値千金の決勝ゴール。

伊藤翔の優しいクロスのお陰で、遠藤にとっては簡単なシュートだったのかもしれませんw 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は11/14(土)ホームでの川崎戦です。

 

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