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【2020 J1 第27節】鹿島アントラーズ 1 - 1 川崎フロンターレ 評価が難しい勝ち点1

 

試合当日早朝に、選手1名の新型コロナウィルス陽性が判明し、ぎりぎりまで開催判断が遅れた中で開催されたゲームは前半に先制されるも後半追いつき勝ち点1を分け合う形となりました。

首位を独走し、今シーズン2度の戦いで力の差を見せつけられた川崎相手に勝ち切れるチャンスもあったし、陽性が判明した永戸、濃厚接触者とされた荒木など7名を欠く中でよくやれた! とみることもできるでしょうし、鹿島アントラーズが勝ち点1で満足しちゃダメだわ(*`Д´)ノと思う気持ちも当然あります。

そういった意味で評価が難しい勝ち点1かなと感じたゲームでした。

 

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スタメンは11日前のJ1第31節横浜F・マリノス戦から4名変更。 

荒木、永木、町田、永戸に代わり、ファンアラーノ、三竿、奈良、山本が入りました。

 

■ハイライト 

www.youtube.com

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■総評 

・試合当日早朝に発覚した非常事態 

・よくやれたのか、まだやれるのか

奈良竜樹  

 

■感想 

試合当日早朝に発信された鹿島アントラーズ公式アカウントからの内容に激震が走りました。

 

最終的に、抗原検査で陽性判定を受けた永戸以外の選手、スタッフは全員陰性で、濃厚接触者と判定された杉岡、荒木、町田、関川、山田、常本に永戸を加えた7名を欠いて試合に臨むことになりました。

影響が大きかったのはディフェンス陣で、中でも関川、町田を欠くCBと、ここまでほとんどの試合を永戸、杉岡の両名で務めてきた左SBで、CBは奈良、左SBは山本が急遽務めることに。

 

そんな非常事態で迎えた首位川崎との一戦。

今シーズン2戦2敗、ともに力の差を感じる敗戦だったこともあり、ここまで苦しみながら積み上げてきたザーゴ式がどこまで通用するか楽しみにしていた試合をこういう形で迎えるとは思いませんでしたが、結果としては勝ち点1を分け合う結果に。

内容としては全体を概観すると五分五分とも取れますが、個々の局面の質だったり、攻守における洗練度では相手の方が上回っていたのかなと。

 

特に前後半ともに序盤の圧は、さすがここまで独走している首位チームの強さを感じまして。

逆にその圧を凌いでイーブンな戦いが行えたことは、今シーズン苦しみながら積み上げてきたサッカーが実になっていることの証といっていいんじゃないですかね。

こういうゲームを直前でスタメン、ベンチ入り予定だったメンバーを複数人欠くことになった非常事態下で行えたことは、チーム力の底上げができていることの証でもあるので、ポジティブな評価を送りたくなる気持ちもありますが、鹿島アントラーズが勝ち点1で満足していいのか(*`Д´)ノという気持ちもあります。

 

シーズン序盤のチーム状態を考えれば、よくぞここまでという気持ちもありつつ、ここで満足してもらっては困るしと、加えて直前まで開催可否がわからず鹿島はもちろん、川崎にとっても難しい試合であったことは確かで、評価の難しい勝ち点1かなと感じた試合でした。

 

試合の内容について少し話すと、決定機の数はそれほど変わりなかったかなと思いますが、再現性のある崩しが見られた川崎に対して鹿島はまだまだそこまではいけてなく即興感のある崩しが目立ちましたかね。

崩しというよりもパス一本で、上田やエヴェラウドの個の力頼みだった面が否めなかったですし。

 

川崎の選手では、三笘がホントに厄介でしたね...彼に対してのファールで後半立て続けに犬飼、上田がイエローもらいましたが、それでも彼には最後の最後までやられなかったのが結果に大きく影響しましたよね。

けが人の関係で、最前線中央の本職がレアンドロダミアンしかおらず、それが鹿島にとっては助かりましたね。

苦肉の策で本職は守備的なポジションの山村を出してくるぐらいですから...そこで小林悠が出てきたらたぶん負けてましたよ( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 

 

最後に、コンサドーレサポでもある私としては、久しぶりに出場機会を得た、コンサドーレユース出身である奈良竜樹について触れねばなりません。

 

リーグ戦でのスタメンは第11節横浜FC戦以来2試合目で、途中出場も2試合のみ。

番記者の情報だとちょいちょい離脱していた期間が多いらしく、今回もたまたま全体練習に合流したばかりだったようで。

高卒1年目の18歳で当時J1だったコンサドーレ札幌でプロデビューし、将来は日本代表の中心にもという可能性を感じさせた原石は、FC東京-川崎フロンターレというJ1上位チームを渡り歩くも大きな怪我が何度もあり、気が付けば20代後半。

デビュー時から見てきた私としては、鹿島アントラーズという新しい環境で光り輝けることを祈ってましたが、気が付けばここまでほぼほぼ出番なしという現況。

 

久しぶりに出番を得たこの試合で感じた率直な感想としては、

今の鹿島CB陣は犬飼が抜けていて、相棒を関川、町田の若手が争っている現況ですが、関川、町田とは遜色ないかなと。

守備面は寧ろ経験がある分、予測などが優れていて、課題はビルドアップ面でそれもあまり試合に出てないことによる周りとの連携面の問題と感じました。

その中で出番が得られていないのは怪我で離脱期間が長いことによる可能性が大ですが、それ以外に要因を求めるとしたら、高卒2年目の関川、U-23世代の町田と比べた今後見込まれる上積みの差、つまり年齢ぐらいしかないのかなと。

 

昨日の試合をきっかけにしてチャンスをつかむ掴む可能性もありますが、奈良にとっては今後も厳しい道のりが待ち受けているように思います。

 

■得点シーン

 

ファンアラーノの致命的なパスミスが全て。

1-2の数的不利の状況で奈良は出来得る限りのことはしたと思います。

並走する三笘も気にしつつでそちらの選択を潰し、シュートに対し全力ブロックでGKのセーブエリアも狭めてと、あの場面としてのプレーとしてはこれ以上ない最善だったのかなと。

脇坂のシュートを褒めるしかないかなというのと、GKが経験豊富なクォンスンテや曽ヶ端だったら奈良のプレーを見て立ち位置を変えてセーブできてたかもなと。 

 

 

エヴェラウドのためとしか思えない広瀬のゆる高クロスが秀逸でしたね。

広瀬に渡った後に遠藤とのパス交換を挟んだことで、相手ディフェンスの位置が落ち着き、それにより後ろから入ってきたエヴェラウドの高さがよりハマった感じがあります。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は11/21(土)アウエーでの仙台戦です。

 

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