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【2021 J1 第18節】鹿島アントラーズ 1 - 1 ベガルタ仙台 敗戦寸前で得た勝ち点1

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スタメンは3週間前の第17節川崎戦から1名変更。 

小泉に代わり、エヴェラウドが入りました。

直近の6/16(水)天皇杯2回戦からは6名変更。

 

■ハイライト 

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■総評 

・相手の力を見誤った?

・両雄並び立たず 

・攻守に既視感あるオラオラ感 

 

■感想 

相馬体制になって初めてエヴェラウド、上田をスタートから起用してきました。

 

降格圏に沈む相手に個の力で殴り倒す狙いが透けて見える起用で、試合後の相馬監督からもそのような狙いがあったことを匂わす発言もありましたが、相手の力を見誤ったと言えるその狙いは苦戦する要因の一つになったのでした。

 

J随一ともいえるエヴェラウド、上田の2トップ。

この試合では、上田をトップに配置し、エヴェラウドを左2列目と、ザーゴ体制でも用いられたことのある布陣でしたが、全く機能しなかったといっても過言ではなかったですね...

 

試合後に知ったことなんですが、リーグ戦2勝1分けと好調をキープしている仙台の出来の良さもあったと思います。

仙台の方が戦い方整理されていて、寄せも早く、押し込まれる時間は多いものの、全体としては優位に立っている印象を抱きました。

 

鹿島は、その仙台の寄せの早さに苦しんでいるのと、メンツを変えてきたことで守備からハメることができないのが劣勢に立っている一因として考えられましたが、それに加えて、いろいろ雑だな...と攻守にアバウトなプレー振りが目立っていたのが大きかったかなと感じました。

 

攻撃に関しては、エヴェラウド、上田の個の強さを活かそうとするあまり、多彩な崩しが鳴りを潜め、自ら攻撃の幅を狭めてしまっていた印象で、この二人なら何とかしてくれるだろうという深層心理があるのか、パスの質もアバウトで、仙台としては逆にやりやすかったのかなと。

 

一昔前ならいざ知らず、現代サッカーでは前線に強い選手を揃えることによる負の側面の方が色濃く出てしまうんですかね...エヴェラウド、上田と似たタイプの二人というのもありそうですが。

 

その攻撃に引っ張られたんじゃないんでしょうけど、守備もアバウトな感じがありありで、相馬体制でここまでなかったってぐらい両SBが高い位置を取る前がかりなオラオラ布陣に見えました。

 

どこかで見たことのあるな...と既視感のある光景をしばらく眺めていて気がつきました。

あぁ...ザーゴ監督の時は毎試合こんな感じだったな...と。

 

ここからは推測なんですが、3週間の中断期間でルヴァンカップ天皇杯こそあったものの、これまでより時間が取れたことで、立て直し重視で守備に重点を置いた戦い方から攻撃の改善に重点を置き始めて、それがザーゴ監督が積み上げてきたベースに行われたことで既視感が生まれ、それが残念ながら功を奏せずで苦戦に繋がったのかなと。

 

攻撃に関しては相手GKの好守も影響した要素はあり、前線の組み合わせや選手の調子次第では十分やれるように感じていますが、この試合のような守備だとちょっと厳しいと言わざるを得ないかな...と。

でもこれは攻撃と守備のバランスの問題にも通じるものがあり、安定した戦い方をできるにはまだまだ積み上げていくものが多いのかなと感じた、第18節仙台戦でした。

 

■得点シーン

 

犬飼やらかすの巻。

このやらかし以降、プレーの質が不安定になりビハインド負っている場面では異例ともいえるCBの途中交代を命じられた犬飼、今後に引きずらないか心配ですね...

 

みんな言ってますが、アバウトなハイボールをバウンドさせたのが敗因ですね...

バウンドが高くなったことで相手に競り合う余地が生まれ、それにより何かが起きうる可能性が出てしまいましたね...

 

 

ラストプレーでの同点弾は、ファンアラーノのインスイングのクロスがそのままゴールイン。

リフレクションしたことでボールの回転が不規則になったのが要因かなと思いましたが、ディフェンスには当たってないんですかね...

ファンアラーノ、前にも終了間際の決勝ゴールあったように、こういう場面での勝負強さが目立ちましね。

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は6/23(水)アウエーでの大分戦です。

 

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