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【2021 J1 第20節】鹿島アントラーズ 4 - 0 北海道コンサドーレ札幌　思いもよらぬ大差は前線の個の質の差か...

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ホーム鹿島、スタメンは前節から6名変更。 

ファンアラーノ、松村、永木、三竿、広瀬、林に代わり、荒木、土居、レオシルバ、ピトゥカ、常本、犬飼が入りました。

 

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アウエー札幌、スタメンは8日前の18節大分戦から変更なし。

 

■ハイライト 

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■総評 

▼鹿島視点 

・ゲーム支配される中、したたかさが光った？

・お目覚めエヴェラウド

 

▼札幌視点 

・ボール支配率で圧倒するも

・課題は明らか

・エヴェラウドの圧力に屈する

  

■感想 

試合全体の流れを簡潔に申し上げると、札幌がボール支配率で圧倒するも、決定機まではなかなか作り出せず、その数少ない決定機も決めきれなかった中で、鹿島は少ないチャンスを前線の個の質で得点に繋げていた結果、4-0という思いもよらない大差になった、といったところでしょうか。

 

鹿島の出来はそれほどいいとは言えず、そういう意味でも4-0というスコアは驚きではあったんですが、早い時間にセットプレーで先制できたことに加えて、後半の早い時間の2点目が大きかったですね。

 

ともに、そこまでの流れを無視した形から生まれた2ゴールで試合の流れは決まってしまった格好で、内容では決して札幌が劣っていたわけではない中、決定力の差がスコアに表れてしまった感じですよね。

 

鹿島はエヴェラウドが効いていて、今シーズンリーグ戦ではいまだにノーゴールで、出来としてはあまりよくはなかったんですが、それでも強さ高さ兼ね備えたストライカーの圧力は札幌にとっては厳しく、圧力をかけ続けたことの積み重ねが後半の3得点に繋がったように思います。

 

2点目のアシスト、3点目に繋がる突破からの、4点目となる今シーズン初ゴールで、尻上がりに調子を上げていき、ようやく目覚めた感のあるエヴェラウド、次節以降の巻き返しが楽しみになってきましたね。 

 

一方の札幌ですが、ありふれた言葉でいうならば決定力不足、これに尽きますかね。

 

ボール支配率では圧倒し、崩しのバリエーションも豊富で、決定機もそれなりにあった中で感じたのはチーム総得点の半分を一人で稼いでいたアンデルソンロペスの抜けた穴の大きさ。

 

せめて小柏やジェイが入ればとは思いますが、今日の鹿島ぐらいの守備の堅い相手になってくると、本職ボランチの荒野だと決めきるところまで行くのは厳しかったかなというのが正直な感想。

 

チャナティップもチャンスメーカーとしては違いを出せる選手なんですが、決定力と言う点で言うと物足りない。

そうすると後は金子を抑えれば何とかなると相手は考えるもので、終盤にWBにポジションを移すまで金子に目立っていい場面がなかったのは、それだけ相手に警戒されていた証左なのかなと。

 

最後の決定力については個の質に依存する部分が大きくて、攻撃に関してはこれ以上を望むのは難しくて、先に失点し、2点目も奪われた時点で勝ち筋はなくなってしまった印象です。

 

守備面に関しては、エヴェラウドの圧力に屈した印象が大きいですかね。

今シーズンは調子が上がらず、(怪我かもしれませんが)ベンチ入りもままならないキムミンテが本調子であれば、エヴェラウドの圧力にも対抗し得たかもしれませんが、宮澤だとさすがに厳しいかなと予想していた通りになりましたね。

 

今のメンツだと、田中を中央に置いて高さ強さのある岡村を右に置く布陣だと、あるいは対応し得たかもしれませんが...たらればですね。

 

■得点シーン

 

福森との駆け引きに勝ちフリーになった犬飼どんぴしゃヘッド。

前に行くと見せかけて後ろに下がってからの前に飛び込んでるんですね。

 

 

菅野のフィードを狙っていた犬飼が跳ね返して、エヴェラウド胸で落としたところに飛び込んできたピトゥカ抜け出してから落ち着いて左足で流し込む。

左足で流し込むことをイメージしていたことがわかるワンタッチ目が秀逸ですね。 

 

 

エヴェラウド完全復活を予感させる突っ込みからの常本初ゴール。

常本が詰めていなければ菅野がこぼれ球取れていたでしょうね。 

 

 

誰もが待ち望んでいたエースの今シーズンリーグ戦初ゴールはCKのこぼれ球から。

これで調子に乗ってくれますかね。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

ホーム鹿島は、次節は消化済。

次の試合は天皇杯3回戦、7/7(水)栃木戦となります。

リーグ戦は7/11(日)アウエーでの柏戦。

アウエー札幌、次節は7/4(日)ホームでの徳島戦。

 

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