スタメンは前節から変更なし。
3日前の天皇杯3回戦長崎戦からは11名全員変更。
■ハイライト
■総評
・圧倒的に支配していた前半に試合を決められなかったツケの勝ち点1
・痛かった2点目のゴール取り消し
・毎試合痛感しているストライカー補強の必要性
■感想
五輪中断前最後のゲームは、最近毎試合痛感しているストライカー補強の必要性を大いに感じさせる勝ち点1に終わりました。
試合の入りは、ここ最近では一番良かったですよね。
これは相手仙台のプレスをかける地点がハーフウェイ付近と、現代サッカーではあまり見ないほど低いラインだったことも影響していたように感じました。
それにより、札幌の後方から裏を一気に狙うフィードをプレッシャーのない状態で出せることで精度の高いものとなり、それが早い時間の先制に繋がったのかなと。
仙台は失点しても守り方は大きく変えてこなく、その後の流れを見るに札幌の疲れを待って反撃に出るために抑え気味に試合に入る作戦だったように感じました。
結果的には相手の術中にハマったことにはなりますが、追加点となった2点目がVARで取り消しとなったのが非常に痛くて、これによりいい流れが止まってしまった感が否めません。
福森のCKをファーで田中が折り返して、中央宮澤ダイレクトボレーという奇麗なゴールだったんですが、田中についていこうとした仙台選手の進路を青木が妨害したとしてファールとなりゴール取り消しという判定でした。
ルールとしてはそうなんでしょうけど、青木に妨害しようという意図はなく、相手が勝手にぶつかってきただけのように見えるんですが...これサッカーではファールなんですね...バスケットだとファールにならないような気が...
まあそれ以外にもポストに嫌われたり、相手GKの好守にあったりと、惜しい場面はいくつかあったんですが、やっぱりアンデルソンロペスの抜けた穴は大きくて...というのを痛感してしまいます。
今いる選手たちを責める気は毛頭なくて、崩しのパターンは豊富で、チャンスを創出する質自体も相当高いのではと思っています。
選手たちは非常によく頑張っていると思うのですが、ピースが1枚足りないのは明らかで、最後の決めきるところ、シュートの質がやはり点取り屋とそうでない選手の差が出てしまうんでしょうね。
単純なシュート技術もありますし、狭いエリア、一瞬の時間でしっかりゴールを狙える落ち着きがやっぱり違うのかな...とチャナティップや金子、小柏などを見ていると感じてしまいます。
浦和レッズの興梠選手にオファーというニュースがあって以来、新しい動きは出てきてませんが、中断期間に吉報が届くといいのですが。
現状の選手だと、この試合久々にピッチに立ったタイプの違うジェイが本格的に復帰してくると変わってくる要素はありますが、年齢的にも連続稼働は望めないと思いますので...ね。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Ｊリーグ（日本プロサッカーリーグ） (@J_League) July 10, 2021
🏆 明治安田生命Ｊ１リーグ 第22節
🆚 仙台vs札幌
🔢 0-1
⌚️ 4分
⚽️ ルーカス フェルナンデス（札幌）#Ｊリーグ#ベガルタ仙台vs北海道コンサドーレ札幌
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/Hbx52MI5g1
奇麗な崩しでしたね。
最終ライン駒井からのくさびに、チャナティップがダイレクトで逆サイドへ。
金子もダイレクトで中央へ落として、小柏がこれもダイレクトでサイド裏のスペースへ。
そこに走りこんできたルーカスフェルナンデスがワントラップシュートで逆サイドネットに突き刺すと。
ダイレクトで繋ぎ続けたからこそ生まれたスペースを生かし切った見事なゴールでした。
試合後の小柏のコメントからは練習の成果が出たようで、それを引用しておきますが、こういう成功体験をどんどん増やせるといいですね。
FW 35 小柏 剛
先制点のプレーは練習からやっている形で、金子（拓郎）選手とルーカス（フェルナンデス）選手が一緒に走ればどちらかが空くので、自分のところにボールが来たときにルーカス選手の動きがよく見えていた。
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/071002/live/#player
🎦 ゴール動画
— Ｊリーグ（日本プロサッカーリーグ） (@J_League) July 10, 2021
🏆 明治安田生命Ｊ１リーグ 第22節
🆚 仙台vs札幌
🔢 1-1
⌚️ 31分
⚽️ 真瀬 拓海（仙台）#Ｊリーグ#ベガルタ仙台vs北海道コンサドーレ札幌
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/6ILG1QbH6t
ここまで攻めの形すら作らせなかった相手に、最初のチャンスを見事に決められてしまいましたね。
札幌の守備陣形が整う前に攻め切られた形ですが、構造的にはゴールを決めた真瀬を見ていた青木が、空いていた中央スペースを埋めるのにスライドしたことでノーマークになったのが要因で、さらにそうなったのは、カルドーゾに競り合った宮澤、田中がボールを奪いきれなかったことにありますね。
福森の戻りが遅いんだよ(*｀Д´)ノ
という声も聞きますが、前線からハメるのに参加してましたので、このカウンターに対応するのはさすがに厳しかったように思います。
それでもよく戻っていたので、あと一瞬判断が早ければとも思いましたが。
■採点
明治安田生命J1リーグは五輪中断に入りますが、期間中に延期となっていた第4節が行われます。
7/30(金)ホームでのG大阪戦です。
札幌とは関係ない話で恐縮ですが、昨晩ACL敗退が決まったガンバ大阪。
1週間後の7/17(土)から中二日ないしは中三日続きで延期となっていた試合を消化していくんですね...そして消化しきってリーグ戦再開...お疲れさまでございますm(＿＿)m
↓ランキングに参加しています
