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【2021 J1 第4節】北海道コンサドーレ札幌 0 - 2 ガンバ大阪 過密日程の相手に完敗を喫した要因は試合勘の欠如に加えて...

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スタメンは20日前の第22節仙台戦から2名変更。 

青木、宮澤に代わり、ジェイ、荒野が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・ゲーム立ち上がりの攻勢を生かしていれば... 

・試合勘の差が徐々に効いてきた 

・変わらない課題 

 

■感想 

 

サッカーの奥深さを感じたゲームでしたね... 

 

どういうことかと申しますと、7月9試合目でACLからの帰国後は中三日、中二日、中二日、中二日での5連戦目という超過密日程となっているガンバ大阪に対して、20日ぶりのゲームとなった北海道コンサドーレ札幌

 

一般的には試合間隔が空いているチームの方がフレッシュな状態で試合に臨めるので有利と言われていますが、試合間隔が空き過ぎると逆に試合勘の差が過密日程側のチームに有利に作用することもあるのだなと、この試合を通して感じたことです。

 

ガンバ大阪が、過密日程を選手層の厚さだったり、後述する省エネサッカーでカバーできていたという要素もあるのですが、局面局面での出足の差だったり、少ないチャンスを生かし切る研ぎ澄まされた集中力などに、札幌との試合勘の差を感じました。

 

ペトロヴィッチ監督が試合前のインタビューで、間隔が空いたことで負荷をかけてのトレーニングができたことには満足しているが、強い相手との実戦形式のゲームはできていないことを不安視しておりましたが、図らずもそれが的中してしまったように思いました。

 

試合としては、前後半それぞれの立ち上がりは札幌が一方的に押し込む形で、いくつかのチャンスはあったのですが、それを決めきれなかったことで相手に反撃の余地を与え、少ないチャンスを得点に繋げられた結果の0-2だったわけですが、札幌側から見ると、崩しのバリエーションが増えていることにトレーニングの成果が出ているかなと感じる一方、パスのセレクトに対する選手間の意識のずれに実戦感覚、試合勘の欠如といったものを感じました。

 

パスのセレクトに関しても相手に奪われる確率の高いリスキーな選択が目立ち、パススピードもいつもより緩い感じで、相手も同じぐらいの試合間隔だったら目立たないところが、連戦続きで感覚が研ぎ澄まされている相手に対すると目立ってしまう構図なのかなと感じました。

 

対してのガンバ大阪ですが、一言で言うと省エネサッカーだな...というのが総じての印象で、具体的にはまずはしっかり守備ブロックを敷いて守りからリズムを作っていくスタイルなのかなと感じました。

 

こう書くとドン引きでの守り方を想像されるかもしれませんが、ラインとしては高めに維持して、5-4-1のラインをコンパクトに維持して、割と前目からプレッシャーを掛けつつも激しく寄せたりはせず、ブロックの中に入ってきたところで人数をかけて弾き出すといった流れで過度な消耗を避けているように感じました。

昌子、三浦そして東口といった個の力に秀でた経験豊富な選手たちが最終ラインにいることも、こういう戦い方ができている要因だとは思います。

 

一方で攻撃に関してはロングカウンターを選ぶ場面はほとんどなかった印象で、パスを繋いでいく中で相手の一瞬の隙を見つけて、トップの決定力で仕留めると、こちらも過度な消耗を避ける狙いが透けて見える戦いぶりでした。

 

まとめると、相手の術中にまんまとハマってしまった格好の完敗だったと言えるわけですが、試合勘の差が以外に敗戦の要素を考えると、変わらない課題が大きく立ちはだかっていることは明らかで、それは...

 

超攻撃的なサッカーを標榜しているのに得点力に課題がある

 

これに尽きると思うんです。

ジェイが久しぶりのスタメン復帰で、得点こそ上げられなかったものの動きの良さは見せてくれて、そういえば暑い時期に調子あげてくる選手だったな...と思いはしたのですが、得点力という点で彼に続く選手がいないと、なかなか厳しいわけで。

 

得点力のある選手を獲得するというのが一番の近道ではあるんですが、札幌のような資金力のないチームだとそれもなかなか難しいわけで、そうすると現在いるメンバーで決定力を高めていくしかないのですが、ペトロヴィッチ監督就任後の状況を見てみると、決定力を高めるためのという視点での有効なトレーニングは見いだせていないようで。

 

ペトロヴィッチ監督の日頃のコメントからは、そこは個の力に依存するんだよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネーとの考えが透けて見えてきてしまうんですが、それはそれでわかるんだけど、トレーニングによりそこを高めていくこともできるんじゃね?とも個人的には思っているわけです。

 

昨年夏から取り組んできたマンツーマンディフェンスはある程度形になってきたことで、安定した戦いぶりができるようになってきて、チームとしての完成度は高くなってきていますが、今の得点力だとここから上を目指すのはなかなかに難しいかなと最近のゲームを見て感じています。

 

■得点シーン

 

サイドをウェリントンシウバに突破されたことが失点に繋がってしまいましたね...

駒井が止めに入りましたがそこを突破されてと、球際での強度の差が出てしまった格好です。

そして札幌の守備選手よりも一瞬早く中で動き出した矢島の動き出しが得点に繋がりましたね。 

 

 

これはクロスの選択が秀逸でしたね...

高さも考えた、ここしかないピンポイントのクロスに対してどんぴしゃヘッドで、菅野よく弾きましたが、弾くのが精一杯で再びレアンドロペレイラに押し込まれると。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次の試合は8/9(月)ホームでの第23節浦和戦です。

 

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