アントラーズらぶコンサドーレらぶJリーグらぶ\(^O^)/

アントラーズらぶコンサドーレらぶJリーグらぶな札幌在住のSEが語ります。

【2021 J1 第23節】北海道コンサドーレ札幌 2 - 1 浦和レッズ 狙い通りのゲーム運びでの快勝であっても気になることはある

f:id:nvtomo:20210809183939p:plain

f:id:nvtomo:20210809184001p:plain

 

スタメンは10日前の第4節ガンバ大阪戦から3名変更。 

ジェイ、荒野、高嶺に代わり、深井、菅、宮澤が入りました。

 

■ハイライト 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

■総評 

・マンツーマンディフェンスが大いに機能した勝ち点3 

・3点目を奪えていれば100点満点

・この試合のような戦いぶりが続けらればさらに上は目指せるが... 

 

■感想 

点差こそ1点でしたが、内容的には相手の良さを出させず、90分主導権を握り続けての快勝と言っても言い過ぎではないかと思います。

 

トップにジェイではなく小柏を配置し、機動力重視の布陣で臨み、前線からマンツーマンディフェンスで追い込み、相手に攻めの形を作らせない戦いを90分続けられたことが勝因で、ペトロヴィッチ監督がやりたいサッカーを具現化できた試合であったと言えます。

 

トップにジェイを配置していればこういう戦い方はできなかったはずで、それはジェイの問題ではなく、小柏の方がより適任で、得点力とかそれ以外の要素を考慮しなければ、移籍したアンデルソンロペスだったとしても戦い方は違っていたと思います。 

 

GKからボールが出たらその相手に寄せて、そこからパスが出たら次の選手が寄せてを続け、相手が少しでも躊躇したりボール捌きを誤れば奪いきって攻めに転じる。

これがマンツーマンディフェンスの戦い方ですが、連動して守備する必要があり、一人でもそれに対応できないとバランスが崩れてしまうので、ジェイやアンデルソンロペスなどだと、機動力の面で一度や二度はできてもそれを続けるというのは身体能力的に厳しいと思われて、そういう意味での小柏が適任という考えに繋がります。

 

そして、相手の出方次第というのもあって、こういう札幌の戦い方を嫌がって、早めにロングボールを入れてきたり、リトリートして自陣で待ち構えるという戦い方をセレクトするチームが多くなってきている中、浦和は自分たちの戦い方を遂行する形で真っ向勝負を挑んできたことで、札幌のマンツーマンディフェンスがハマったという側面もあります。

 

恐らく、ペトロヴィッチ監督は浦和の出方も読んだ上で、機動力重視の布陣を選んだはずで、そういう意味ではペトロヴィッチ監督の作戦勝ちとも言えるのかなと。

 

試合としては、早い時間にセットプレーから先制できたことでチームに落ち着きをもたらしたことが大きかったのですが、これまで積み重ねてきたサッカーに自信を持てていることも大きいんじゃないかなと、かつては点を取った途端後ろ向きな戦い方になってバランスを崩して勝ち点を落としていた、かつての札幌を思い起こしながら感じました。

 

そういう意味で、昨年夏から取り組み始めたマンツーマンディフェンスは完成の域に達しているのかなと感じていて、最後のピースである得点力が加われば、さらに一段上のチームになり得るのかなとは思います。

 

このゲームでも3点目を奪えていれば大勢いは決していましたし、前半の内に追加点を奪える場面があったり、終盤でも崩し切って後はゴールに入れるだけって場面が目立ったりと、3点目を奪って試合を決めきることができる場面は多くありました。

 

そこで決めきれないのがこのチームの現在地で、小柏、金子といった若いアタッカー陣の成長を待つか、補強をするかの選択になるかと思いますが、崩しのバリエーションは増えてますし、質も上がってきているので、そういう観点ではあまり悲観視する必要もないのかなと感じております。

 

それよりも、今の消耗度の激しいサッカーを安定して毎試合続けられるかの方が不安要素でして。

少なくても今の暑い時期は絶対無理と言えて、快適なコンディションである札幌ドームだからこそできるサッカーとも言えます。

 

そういう意味で、この時期にアウエーが続くと消耗が進んで...ということが危惧されましたが、8月残り4試合のうち3試合はホームゲーム(内1試合は厚別)なので、まだ乗り切れる要素はありそうです。

 

■得点シーン

 

深井って、セットプレーでのこういうどんぴしゃヘッド決めるイメージですが、最早芸術品と言っても過言ではないくらいの美しいゴールでしたね。 

 

 

中盤でボールを奪いきってからのショートカウンター一閃。

チャナティップからのロングボールに対して槙野を上手くブロックして、GKとの1対1に持ち込んだ小柏が逆サイド隅に流し込みました。

 

ブロックも上手かったんですが、そこからの一瞬のスピードとシュートまで考えたボールタッチがよかったですね。 

 

 

2点目奪った余韻も残っている時間帯で1点返されたことでゲームとしては緊迫感が増してしまいましたね...

DAZN解説だった曽田さんが指摘していた、下がり過ぎた最終ラインの前にできたスペースを使われてのミドル。

シュート自体は上手かったですが、フリーで打たせてしまったのがよくなかったですね...

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は8/14(土)ホームでのFC東京戦です。

 

↓ランキングに参加しています

にほんブログ村 サッカーブログ コンサドーレ札幌へ