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【2021 J1 第31節】ガンバ大阪 1 - 5 北海道コンサドーレ札幌 マンツーマンディフェンスの完成度の高さを大いに示した完勝劇

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スタメンは前節から1名変更。 

荒野に代わり、ミラントゥチッチが入りました。

 

■ハイライト 

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■総評

・個の力の強さに渡り合ったマンツーマンディフェンスの完成度

・早い時間の先制点がいい流れを生む

・軸になり得る可能性を秘めたミラントゥチッチ

 

■感想 

今年のベストゲームと言っていいと思います!

 

これだけの大差になった要因として、札幌の出来が非常に良かったというのはもちろんあるのですが、クラブ創設30周年記念試合となったガンバ大阪があまりにも無策で挑んできたように見えて、札幌にとっては自分たちの良さを十二分に発揮できるシチュエーションだったことが最も大きな要因なのかなと感じました。

 

相手に次のプレー選択の時間を与えない、マンツーマンディフェンスというJリーグでは他にない戦術で挑んでくる札幌に対して、対戦相手が準備してくるパターンはおおむね以下の2つ。

 

1.前プレ(前線からのハイプレス)で、札幌に自由にビルドアップさせずに主導権を握ることでマンツーマンディフェンスを機能させない

2.1対1の局面の連続となる中盤のせめぎ合いを避け、早めにロングボールを放り込んでくる

 

以前は2.で挑んでくるのは下位チームが多かったですが、マンツーマンディフェンスの完成度が上がるにつれ、上位チームでも結構2.のパターンで挑んでくるチームが増えてきた印象です。

 

この日の対戦相手ガンバ大阪はどちらかな...というのが最初のポイントでしたが、前プレという程の激しさもなく、早めに裏へのロングボールという狙いも見えず...

特に札幌対策を施してきた雰囲気は感じず、札幌にとっては戦いやすかったんだと思います。

 

それでも前線のパトリック、宇佐美など個の力に秀でたガンバ大阪のようなチームですと、1対1の局面で剥がされ続けてマンツーマンディフェンスが機能せず敗退ってことも過去に何度も経験してきましたが、戦績が伴わなかったここ数試合でも感じていた通り、個の力にも十二分に渡り合えるほどマンツーマンディフェンスの完成度が上がっていることを、無策で挑んできた相手に嫌という程思い知らせることができたゲームだったと思います。

 

唯一無二のプレースキッカー福森を怪我で欠いている状況下もチームを一段上に成長させる力になったのかなと思っていまして。

 

福森が離脱したことで、一発で局面を打開できる福森の左足に頼っていた部分が大きかったことをサポーターは実感したわけですが、チームとしてもそれは痛切に感じたことを、ここ数試合での攻撃時のこれまで見られなかった崩しのパターンに表していて、この試合ではそれが実を結んだ形に思えました。

 

相手があまりにも無策だったことで、これまで積み上げてきたマンツーマンディフェンスの完成度が際立ったといえるゲームではあるんですが、開始5分での先制点がなければここまでの差はつかなかったとは思いましたね。

 

早い時間に先制できたことがチームに落ち着きをもたらし、余裕を持ってプレーができたことが大きかったように思います。

 

最後にミラントゥチッチについて。

 

そろそろゴールが欲しいところですが、日に日に存在感を増してきていて、シャドーの小柏、金子との距離感もよく、守備でもしっかり追ってくれて、追い込み方にもセンスを感じていて、これもしかしてすでにジェイのポジション奪ってるんじゃ...とも思えちゃいます。

 

裏を狙っているのを味方が感じてくれなくて...って場面に代表されるように連携面ではまだまだかなといった感じで、個人で局面を打開できるタイプではないと感じているミラントゥチッチが本領を発揮できるようになるにはもう少し時間が必要ですが、軸になり得る可能性は大いに秘めていると感じました。

 

■得点シーン

 

相手最終ラインでの組み立てでの綻びを見逃さずに取り切った駒井がフィニッシュまで持ち込んだショートカウンター

 

小柏でもこの試合同じような場面があり、そこではシュートまで持ち込めませんでしたが、小柏よりも走力にも劣り、ストライカーでもない駒井が決めれたのはこれまでプロの世界で積み上げてきた経験値の差なんですかね...

 

 

こちらもガンバ陣内での綻びを取り切ってのショートカウンター

札幌のプレスが機能していてミスを誘ったという側面はあるにせよ...この日のガンバは酷過ぎましたね...

 

駒井からボールを受けたルーカスフェルナンデスの前には広大なスペースが。

そのスペースで勢いをつけてからの正面突破で一人二人と交わしてからの右足トゥキックですかね。

 

 

意外にもこれがプロ入り初ゴールな高嶺の3点目。

スローインからの流れで中央でパスを受けた高嶺、前方にスペースがあるのを確認してからの左足無回転。

 

 

試合の勝敗を決定づけた後半開始直後の4点目。

右サイドルーカスフェルナンデスからの折り返しを中央で受けた小柏の楔のこぼれ球を拾った金子。

最初のワンタッチ目でディフェンスを置き去りにしてからの流し込みが見事でした。

 

 

4点目取っていなかったら3-1となり、もっと緊迫した試合展開になったかもしれないので、金子の4点目はホントに大きかったです。

一番警戒していたパトリックの空中戦の強さにやられました。

 

 

最近地味に好調だなと感じていたドウグラスオリヴェイラがすげーシュート決めました。

単なるクリアか狙いを持ったパスかは不明ですが、サイド深いところへのボールに相手GK東口よりも一歩早く近づいたドウグラスオリヴェイラの角度ないところからのシュート決める。

 

東口の飛び出しが安易だったことも確かなんですが、あの角度を流し込める技術持ってるなんて失礼ながら思わなかったもので...w

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

明治安田生命J1リーグは代表戦による2週間の中断期間に入ります。

次節は10/16(土)アウエーの横浜F・マリノス戦です。

 

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