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【2021 J1 第34節】サンフレッチェ広島 1 - 4 鹿島アントラーズ　立ち上がり早々の先制点でいい流れを引き寄せての快勝

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スタメンは前節から1名変更。 

沖に代わり、クォンスンテが入りました。

一週間前の天皇杯準々決勝川崎戦からも同じ変更となります。

 

■ハイライト 

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■総評 

・立ち上がり早々の先制点でいい流れを引き寄せる
・躍動感のある攻撃を演出した両サイドハーフ
・チームに落ち着きをもたらしたベテラン守護神

 

■感想 

開始3分での先制点が大きくものを言いましたね...

 

先に点を取った時の試合の殺し方に定評がある一方で、先に取られたときには思いのほか脆さを出してしまうという私の広島評が当たってるな...と感じてしまう試合内容でしたが、立ち上がり早々の先制点によりチーム全体が自信をもってプレーでき、それがいい流れを引き寄せたという側面もあるように見ていました。

 

一敗地に塗れた一週間前の天皇杯準々決勝とは見違える出来で、もちろん相手の違いもあるのでしょうが、一週間でほぼほぼ同じメンツでここまで変わるというのは驚きで、その要因は早い時間の先制点に求めるのが適当なのかなと感じました。

 

その中で大量得点を牽引したのが、アルトゥールカイキとファンアラーノの両サイドハーフ。

インテンシティの高いプレーで相手の一歩先をいき、躍動感のある攻撃を演出してくれたのかなと。

 

トータルでは快勝といっていい展開でしたが、前半2点取ってから1点返された段階では、広島の方に流れが行きかけていて、どう転がってもおかしくない流れでしたが、後半立ち上がりの3点目が相手に与えた精神的ダメージが大きく、ここで勝敗の流れは決定づけられたように感じ、それを演出したアルトゥールカイキとファンアラーノの動きは見事でしたね。

 

一方で1失点に抑えた守備陣を牽引したのが、今シーズンリーグ戦初先発となったクォンスンテ。

ザーゴ監督就任後して間もなく出場機会を失いましたが、ビルドアップでの貢献度以外では沖に劣っている点は思い当たらず、ビルドアップでの貢献度をザーゴ監督ほどは求めない相馬監督になっても出場機会を得られないのは、沖の成長のためという実力以外の要素が関係しているとしか考えられませんでした。

 

最近の沖の停滞ぶりを見るに、もっと早く競争原理を働かせることが沖のためにもいいんじゃと思ってました。

 

久しぶりにみたクォンスンテは衰えを全く感じさせず、不安視された足元も問題なく、安定したプレーぶりでチームに落ち着きをもたらしたように感じました。

まだまだ若いもんには負けんぞ(*｀Д´)ノという意気込みも感じましたし、最終ラインに若いメンバーが多い鹿島アントラーズには、ACL制覇三度を誇るベテラン守護神の経験がまだまだ必要だと感じたゲームでした。

 

■得点シーン

 

中盤で奪い取った後のアバウトな裏への放り込みでしたが、ディフェンスの判断後れを見逃さなかった上田綺世が奪いきってからのグラウンダークロスにアルトゥールカイキいっぱいに伸ばした足で押し込みました。

奪ったのを確認した瞬間にスプリントしたことでカイキ、何とか間に合いました。

 

 

ピトゥカCK跳ね返されたこぼれ球を拾った常本の見事なワントラップシュート決まる。

これまぐれだろ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｶﾞﾊｯ!! とは思いますが、ドライブ回転かかった見事なシュートでした。

 

 

CBが2枚とも相手FWドウグラスヴィエイラについたことで左SB安西との間にできたスペースを見逃さなかった青山が完全に裏を取ってからのマイナスの折り返しを押し込まれる。

クォンスンテ、あそこまで出たんならイチかバチかアプローチした方が失点防げる確率的にはよかったかもですね。

 

 

勝敗を決定づけたという意味で大きかった後半立ち上がり早々の3点目はアルトゥールカイキとファンアラーノの二人で取り切りました。

ファンアラーノがイーブンのボールを奪いきってからのアルトゥールカイキの強引な突破からのシュートはブロックに合いますが、こぼれ球をすぐさま奪い返したファンアラーノがアラーノルーレットからの優しい折り返しをアルトゥールカイキダイレクトで逆サイドに流し込むと。

 

二人のインテンシティの高さが存分に見えて3点目でした。

 

 

VARオンフィールドレビューの末認められた、和泉がPKを獲得したシーンはハイライトをご覧くださいませ。

上田からキッカーを譲ってもらった荒木が落ち着いて決めてシーズン10ゴール目。

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は11/7(日)ホームでの浦和戦です。

 

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