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試練 北海道コンサドーレ札幌2022シーズンプレビュー

こんばんは( ´ ▽ ` )ノ

 

ワールドカップイヤーとなる2022年。

今回は11月末からの開催と言うことで、それに合わせてJリーグも例年より1か月前倒しのスケジュールとなり、開幕も少し前倒しとなります。

 

開幕を控えて、毎年恒例のシーズンプレービュー記事、まずはペトロビッチ体制5年目となる北海道コンサドーレ札幌から。

 

<<2021シーズン振り返り>>

nvtomosoccer.hatenablog.jp

 

10位に終わった2021シーズンは、2020シーズン途中から取り組み始めたマンツーマンディフェンスが成熟の域に達し、この戦力を考えれば申し分のない戦いぶりで、簡単には勝たせてくれない手強い相手として上位チームにも認知されてきた一方で、得点源のアンデルソンロペスを引き抜かれてからの得点力不足と言う課題が、10位と言う結果に繋がったと言える一年でした。

 

2022シーズンは得点力不足という課題に向き合いながら、札幌対策を強めてくるであろう相手を上回るクオリティーが求められることに加えて、後述する環境変化にも向き合わなければならない試練に一年になると予測しています。

 

それでは、北海道コンサドーレ札幌2022シーズンプレビュー始めますよ( ´ ▽ ` )ノ

 

■登録選手

「※」は新加入選手(2021シーズン特別指定選手含む)
「〇」は復帰加入選手

 

GK
1 菅野 孝憲(37歳)
21 阿波加 俊太(26歳)
22 大谷 幸輝(32歳)
34 中野 小次郎(22歳)

 

DF
2 田中 駿汰(24歳)
3 柳 貴博(24歳)
5 福森 晃斗(29歳)
24 中村 桐耶(21歳)
47 西野 奨太(17歳)
50 岡村 大八(24歳)

 

MF
6 高嶺 朋樹(24歳)
7 ルーカス フェルナンデス(27歳)
8 深井 一希(26歳)
9 金子 拓郎(24歳)
10 宮澤 裕樹(32歳)
11青木 亮太(25歳)
14 駒井 善成(29歳)
〇17 檀崎 竜孔(21歳)

※20 西大伍(34歳)
27 荒野 拓馬(28歳)
※29 井川 空(22歳)
※30 田中 宏武(22歳)
44 小野 伸二(42歳)

 

FW
4 菅 大輝(23歳)
〇16 藤村 怜(22歳)
※18 ガブリエル シャビエル(29歳)
19 小柏 剛(23歳)
23 ※興梠 慎三(35歳)
32 ミラン トゥチッチ(25歳)
33 ドウグラス オリヴェイラ(26歳)
45 中島 大嘉(19歳)

 

■補強診断

新シーズンのお披露目イベントを控えた1月中旬、チームに激震が走るリリースが発表されました。

 

 

ここ数シーズン怪我に悩まされ続けてきたチャナティップ

 

チームに必要な戦力であり、唯一無二の存在であることは疑いようがないですが、離脱期間が長く、その間に絶対的な存在ではなくなってきたのもあって、まあ何とかなるかな...というのが正直な感想。

 

環境を一新することで怪我がちだった近年を払拭したいというチャナティップ自身の想いもあるんだと思うので、この決断を尊重し、快く送り出したいなと。

 

怪我がちだったのは札幌の環境、具体的には寒暖の差の激しさや、チームのフィジカルケア体制の問題もあるかもしれないので、チームを変えることで輝きを取り戻せる可能性も秘めていると思います。

 

願わくば札幌戦以外での活躍を願いますw

 

チャナティップが抜けても何とかなるかなとは思っているんですが、多額の移籍金を残してくれたとは言え、ただでさえ少数精鋭な中で補強がひと段落した時点での引き抜きはインパクトが大きく、このままではさすがに厳しいかなと思ってましたが、昨シーズンで名古屋を退団したガブリエルシャビエルを補強できたことで、チャナティップの抜けた穴は埋めれたかなと。

 

新卒、復帰加入以外での補強はシャビエルと浦和から期限付き移籍で獲得した興梠慎三の2選手のみで、継続路線かつ少数精鋭の色濃い戦力になっています。

 

興梠は浦和の前に鹿島アントラーズに所属していたこともあり、よく知っている選手なんですが、上背、体格の割には前線で収めるのが巧い選手と言う印象で、怪我なくシーズンを送れれば、ジェイの抜けた穴を補って余りある補強になると思っています。

 

そして、練習生としてキャンプに参加していた西大伍の加入が発表されました。

 

 

右サイドを主戦場に、ポリバレントな役割が担える...駒井とポジション丸被りな感ありますが、ただでさえ頭数の少ないチームですから、即戦力として力になってくれると思います。

 

f:id:nvtomo:20220204211420p:plain

 

札幌では複数ポジションをこなせる選手が多いので、ポジション固定で割り当てると足りないと感じるポジションがあるように見えますが、戦力的には満遍なくカバーできていると思います。

 

その中でもちょっと弱いかな...と感じるのは3バック。

右はまあいいんですが、キムミンテが抜けた中央は宮澤に何かあると、昨シーズンのように高嶺が入るんだと思いますが、CBとしてはさすがに強度に欠けていた印象で、ビルドアップ面には多少目をつむってでも、岡村を使って育てていかないと、戦力的な厚みが出てこないんだと思いますよね。

 

そして、中央以上に心配なのが左で、唯一無二の存在である福森も歳を重ねて怪我での離脱も増えてきて、このポジションで次に続くのが17歳の西野と、21歳の中村というのが心許ないにもほどがあって、福森に何かあった時は昨シーズンのように菅が入るんでしょうが、菅の場合は最終ラインとしては明らかに高さが足りませんから...一時凌ぎレベルでしか使えないと思うんですよね...

 

まあ、田中(駿)であれば中央でも左でもそつなくこなせそうな気がするので...田中(駿)がすべてを解決する説もあると思いますw

 

思いますが、私の見る限り、田中(駿)は札幌ではもう収まり切らないレベルにまで達しているので、夏には海外移籍...という可能性もそれなりにあると思っています。

 

現戦力で最大のリスクは田中(駿)の海外移籍だったりします。

田中(駿)が抜けたら実際のところ相当の痛手になりますよ。

 

■2017年のJ1昇格以降で最も厳しい一年になるであろう2022シーズン

 

チャナティップが引き抜かれたとはいえ、それを埋める補強もでき、ユース出身で経験豊富な西大伍も復帰しと、戦力的には十分戦えるメンバーが揃ったと思います。

 

ただ、今シーズンは2017年のJ1昇格以降で最も厳しい一年になると思っていまして。

 

それは、これまでチームを陰から支えてくれた四方田コーチと野々村社長の離脱という環境変化が与える影響が大きいのではとの予測に立っています。

 

今シーズンからJ2に降格した横浜FCの監督に就任する四方田さんは、1999年にアシスタントコーチに就任して以来、札幌一筋でした。

それこそチームの生き字引と言っていい存在で、北海道コンサドーレ札幌というチームを精神面で支えていたと思われ、彼がチームを離れることでどのような変化が現れるかが不透明な状況で、もしかすると短期的には影響ないように見えて、時間が経つにつれその存在の大きさに気づかされるという未来もあり得ると見ています。

 

そして、2013年に社長を就任して以来、それまでJ2中位に低迷していたチームを経営面から立て直し、J1定着の礎を気づいた野々村さんは、Jリーグチェアマンへの就任が内定しており、札幌での籍は残るようですが、経営からは離れることになります。

 

後任には三上GM代表取締役GMとして実質的な社長のポジションに就くことになり、人選的には納得なんですが、GMと社長どちらだけでも大変なポジションなのに両方なんてできるんですかね...というのが懸念され、彼を支える存在が他に出てこないと厳しいかなと感じています。

 

ここまで書いたのが、試練の一年になると考えている環境変化ですが、それに加えて昨シーズンの振り返りで提起した2つの課題、とりわけ2つ目として挙げた選手層の薄さ+怪我人の多さがリスク要因になるような気がしています。

 

怪我人の多さは、寒暖の差が激しい北国チームの宿命もありますが、ただでさえ少数精鋭の中で、ペトロヴィッチ監督の好む選手の幅が限られていることで、使われる選手が限られ、育たなく、結果として頭数も足りなくなってしまうという課題は、監督の志向の問題なので簡単に解決できるとは思えなく、今シーズンの札幌の行方を左右するリスク要因なのかなと。

 

とは言え、継続路線でベースが出来上がっていることに加え、前線に的確な補強ができたことで、すべてが上手く噛み合えばトップ5入りも狙えるだけのポテンシャルは秘めていると思います。

 

噛み合わなければ残留争いに巻き込まれる可能性も十分に秘めている危うさはありますが...ね。

 

今シーズンの開幕戦は2月19日(土)、アウエーでの清水戦になります。

 

We are 北海道コンサドーレ札幌(*`Д´)ノ

 

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