こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
開幕を間近に控えてのシーズンプレビュー記事。
北海道コンサドーレ札幌に続いては、昨シーズン挫折した変革へ再度舵を切る鹿島アントラーズ。
<<2021シーズン振り返り>>
ザーゴ体制頓挫からの原点回帰という名の後退に、大いなる失望を覚えた昨シーズンでしたが、それは今シーズンで再び変革路線に舵を切るための助走だと考えれば納得がいきます。
2022シーズンは、鹿島アントラーズがこの先リーグトップクラスに生き残れるかを左右する、大事な一年になるでしょう。
それでは、鹿島アントラーズ2022シーズンプレビュー始めますよ( ´ ▽ ` )ノ
■登録選手
◎移籍加入、〇新人選手、△復帰、※背番号変更
GK
1 クォン スンテ(37歳)
29 早川 友基(22歳)
31 沖 悠哉(22歳)
38 山田 大樹(20歳)
DF
2 安西 幸輝(26歳)
※5 関川 郁万(21歳)
15 ブエノ(26歳)
△16 小田 逸稀(23歳)
◎20 キム ミンテ(28歳)
22 広瀬 陸斗(26歳)
23 林 尚輝(23歳)
〇28 溝口 修平(17歳)
32 常本 佳吾(23歳)
MF
※6 三竿 健斗(25歳)
7 ファン アラーノ(25歳)
8 土居 聖真(29歳)
※10 荒木 遼太郎(20歳)
11 和泉 竜司(28歳)
◎14 樋口 雄太(25歳)
17 アルトゥール カイキ(29歳)
21 ディエゴ ピトゥカ(29歳)
24 小川 優介(19歳)
27 松村 優太(20歳)
△30 名古 新太郎(25歳)
◎33 仲間 隼斗(29歳)
34 舩橋 佑(19歳)
◎35 中村 亮太朗(24歳)
FW
9 エヴェラウド(30歳)
18 上田 綺世(23歳)
19 染野 唯月(20歳)
◎40 鈴木 優磨(25歳)
■補強診断
シーズンオフに多くの実力者がチームを去っていきました。
2007年の加入以来、鹿島一筋だった遠藤をはじめ、ボランチのレオシルバ、永木。
左SB永戸、CB犬飼も活躍の場を求めて国内他チームに移籍し、CB町田は海外移籍。
その分、新加入選手も実力者を補強できましたが、一番の驚きは鈴木優磨の復帰でしょうか。
【お知らせ】#antlers #kashima #鈴木優磨
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) January 3, 2022
鈴木優磨選手がシント=トロイデンVV(ベルギー)より完全移籍で加入することになりました。
「アントラーズに関わるすべての人たちを笑顔にするため、このクラブを優勝させるために帰ってきました」
おかえり、優磨!@STVV_JPhttps://t.co/nQuO448xwo pic.twitter.com/GOS4dvvkJ8
正直なところ、FWは余り気味なので補強ポイントとしては微妙なんですが、小笠原満男が背負っていた40番を受け継いだことに、チームを引っ張っていくという覚悟が感じ取れて、ポジションに関係なく、今のチームに一番必要なものを持っている鈴木優磨の帰還が最大の補強だと感じました。
新監督がどのようなメンバー、布陣を選ぶのかは全くの未知数ですが、FW陣の豪華さを生かすのに2トップを選択するんじゃないかなと予想しております。
個人的にはCF上田、右WG鈴木、左WGエヴェラウドの3トップが希望です...
2トップにすると、CBの頭数が少ないことを考えると後ろは4枚。
そうすると必然的に中盤も4枚となるわけですが、ボランチを昨シーズンと同じ2枚として、両サイドハーフを配置する、鹿島伝統の4-4-2とすると見ています。
ですが、そうすると、昨シーズントップ下で輝いた荒木をどこで生かしていくか問題が出てきて、トップもできる選手ではありますが、トップで使うと今度は豪華なFW陣を生かせなくなってしまう...と、あちらを立てればこちらが立たぬ状態になってしまうので、どういう選択をしてくるか楽しみなところではあります。
即戦力として加入した樋口、仲間、中村をどこで起用するかは未知数ではありますがいずれも中盤の選手で、前線、中盤の層の厚さと比較して最終ラインの層の薄さが目立っており、そこがリスク要因かなと見ております。
札幌からキムミンテを獲得したことで、犬飼、町田の抜けた穴はある程度カバーできると思いますが、それに続くのが若手の関川、林と外国籍選手枠の問題で出場機会が限られるブエノと、頭数にも事欠く状態。
町田の海外移籍が想定外だったのか、想定はしていたが思うような補強が叶わなかったのか、どちらにしてもCBは補強が必要なポジションかと。
そして、個人的評価ですが、キムミンテ、関川いずれもやらかしの多い選手ですので...そこを守護神クォンスンテがカバーできないと...失点が増えてきそうな気がします。
SBの層の薄さもリスク要因です。
常本、広瀬の右はまだいいとして、左は安西に何かあると一大事になりそうで、期限付き移籍から復帰した小田と、高卒ルーキーの溝口がどこまで安西に迫れるかにかかっています。
■監督不在で迎えるシーズンイン
レネ・ヴァイラー新監督は、日本国政府の新型コロナウイルス感染症の水際対策により定められた外国人の新規入国停止処置に伴い、来日の目途が立っておらず、シーズンインを監督不在で迎えることが決まっております。
同じく今シーズンから就任した、クラブOB岩政コーチがリモートで監督の指示を仰ぎながら新チームの構築を進めているようです。
大学チームではありますが、監督経験があり、著書を出せるほど、サッカーに関する言語化に長けた岩政コーチには、リモートという難しい環境下でも選手に監督の考え方を的確に伝えられることが期待され、それが試されるシーズン序盤になりそうです。
■生き残りをかけた最後の戦い
昨シーズン挫折した変革路線に再び舵を切る鹿島アントラーズ。
"常勝"と呼ばれた、Jリーグ最多タイトルを誇るチームも、2018年のACL制覇を最後にタイトルからは遠ざかっており、リーグタイトルは2シーズン制の恩恵を受けた2016年が最後。
近年はACL出場圏ラインが定位置になっており、このまま衰退への道を辿るのか、再び優勝争いに食い込めるのか、今後のクラブの行方を左右する大切な一年になると思います。
再度の挫折はクラブの衰退を指し、生き残りをかけた最後の戦いだと個人的には感じております。
今シーズンの開幕戦は、2月19日(土)、アウエーでのガンバ大阪戦になります。
↓ランキングに参加しています