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【2022 J1 第4節】ヴィッセル神戸 0 - 2 鹿島アントラーズ 急造CBで大きな意味を持つクリーンシート

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スタメンは前節から3名変更。 

広瀬、キムミンテ、関川に代わり、常本、荒木、ブエノが入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・急造CBがブエノ、三竿になった理由

・相手の出来に助けられはしたものの、価値あるクリーンシート

・選手が語る岩政コーチのストロング

 

■感想 

試合前日に飛び込んできたショッキングなニュース。

 

 

実際にどの選手が...というのは明らかになっていませんが、CBはこれまでなかったいかにも急造コンビの組み合わせとなりました。

 

CBとしてエントリーできる選手が三竿、ブエノそしてベンチに入ったキムミンテの3選手であったことが伺えますが、3選手の中でここまでベンチ入りすらなかったブエノを先発で使った理由について考えてみました。

 

週明けに延期されていたルヴァンカップも見据え、ここまで公式戦5試合すべてフル出場しているキムミンテに無理をさせたくなかった側面が大きいのでしょうが、リーグ戦とルヴァンカップの比重を考えると、三竿、キムミンテの組み合わせを普通は選ぶと思います。

 

その中で、ブエノを使えるタイミングを窺っていたと試合後に岩政コーチが語っていたように、今後を見据えると、頭数の少ないCB陣においてブエノも貴重な戦力であり、実戦で使っていくことでCB陣に取り入れていきたいという思いからの起用だと感じました。

 

そして相方として、ブエノをより知っている三竿を選ぶことで、今のブエノに足りない点をサポートしてもらうという側面があったのかな...と試合を通してみて強く感じました。

 

ブエノですが、守備面では持ち味を十分に発揮して及第点の出来だったと思います。

予測の良さを生かしてのインターセプトだったり、高さ強さを活かしての跳ね返しなど、他のCB陣と比べても遜色ないレベルでした。

 

それに比べるとビルドアップ面には不安が残るかな...と。

チームとしてこの試合では後方でのビルドアップ自体にほとんどチャレンジしていなかったので、そういう場面は少なかったんですが、数少ない場面でも相手との優位性を保つような配置だったり、パス出しの部分だったりと課題は山積だなと感じました。

 

そして、裏を狙われた際の動きにも怪しさがあって、決して満点をあげられる内容ではなかったかなと、個人的には考えています。

 

決して盤石の出来とは言えない急造CBでしたが、それでもクリーンシートという結果を残せたことは、選手、チームの自信につながる大きな意味を持つと思っています。

それが、相手の出来に大いに助けられたものであったとしてもです。

 

神戸はプレーオフからのようですが、ACL出場の関係で他のチームよりも消化試合数が多いんですが、ここまで5戦勝ちなし(3分け2敗)と調子が上がっていない状況に追い打ちをかけるように、自慢の2トップ大迫、武藤両選手を怪我で欠き、さらに週明けにACL控えているからなのか、イニエスタ、サンペールといった核となるセンターラインもスタメンから外す苦しい布陣で臨んできました。

 

これで、大迫、武藤いたら勝てなかったかもな...と、攻めの形の整い具合や、鹿島の穴を的確に付いてくる攻め方をしてくる一方で、局面での淡白さや質を見ると、そう感じざるを得ませんでした。

 

そして鹿島側から見ると、その神戸の不出来にお付き合いしてしまった感は否めず、2-0というスコアほど快勝とは言えないゲームだったかなというのが総じての感想です。

 

 

ちょうど試合後なんでしょうかね。

ようやくレネ・ヴァイラー新監督の入国が叶いました。

 

順調にいけば次節の湘南戦から指揮を取れる見込みということで、岩政コーチの指揮はリーグ戦ではこの試合が最後になりそうです。

 

新監督の来日が叶わない中での新チームの構築、指揮は想像できないほどの難しさがあると思うんですが、その中での3勝1敗という戦績は申し分なく、彼の力量が窺えしれます。

 

FW 鈴木 優磨
--岩政コーチはリーグ戦の指揮を執るのは今節が最後だったが。
自分のサッカー人生においてここまで具体的に言語化できる人は初めてだったので、すごく刺激になったし、すごい自分にとって新鮮で楽しい時間だった。
引用元

 

試合後の鈴木優磨がコメントしているように、岩政コーチのストロングはサッカーを言語化できることなんでしょうね。

著書を数冊出していることからもそれは明らかではあるんですが、実戦でそれを発揮できるかはまた別問題なので、実戦でも発揮できるストロングであることを、岩政コーチは我々に見せてくれたと思います。

 

■得点シーン

 

開始直後の先制点がゲームの流れを大きく左右しましたね。

CK跳ね返されてからの常本クロスにブエノ折り返してからの三竿ヘッド。

相手ディフェンスを競り合いながらも決めきりました。

 

 

相手のポストプレーを奪いきってからのショートカウンターっぽい流れでした。

中盤右サイドから、土居の裏への放り込みを上田が競ったこぼれ球に対して走りこんだ鈴木ダイレクト。

あまりにもキレイに決まりましたけど、これ決めるの難しいですよね。

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は3/19(土)ホームでの湘南戦。

レネ・ヴァイラー新監督の初陣となる見込みです。

週中には延期されていたルヴァンカップ第1節が開催されます。

アウエーでの大分戦です。

 

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