スタメンは前節から3名変更。
ガブリエルシャビエル、金子、福森に代わり、ミラントゥチッチ、ルーカスフェルナンデス、深井が入りました。
3日前のルヴァンカップ第4節からは7名変更。
■ハイライト
■総評
・守備に重きを置いた機動力重視のスタメンで主導権握る
・得点の香りはメンツを入れ替えた後半になってから
■感想
1トップに今季リーグ戦では2回目となるミラントゥチッチを起用したところに、守備に重きを置いた狙いが見えました。
高さの割に機動力があるミラントゥチッチは、オールコートマンツーマンディフェンスを標榜している今の札幌にとって、前線から守備のスイッチを入れられる選手で、この試合でも彼を起点にした前線からの連動したプレスで主導権を握ることに成功し、終始札幌ペースでゲームを進められた要因とも言えました。
個人的には、今のサッカーを遂行するなら1トップに一番合うのがミラントゥチッチだと思っているんですが、彼があまり出番に恵まれないのはなぜなんですかね...
この試合でも、裏抜けを狙っていた前半途中までは味方と合わないシーンが多かったですが、途中から下がって受けたりするシーンが増えてからは、収めどころとして機能し、攻撃のリズムを作ることに貢献していたように思いました。
得点に繋がるシーンが少なかったのは事実ではあるんですが、そもそも前線からのプレスの起点になり、攻撃の起点にもなりと、札幌の1トップに求められる過多な役割をこなしてさらに得点もというのはなかなかに難しい要求でして、むしろその役割はシャドーの選手と分担して負わせる設計にした方が上手くいくような気がするんですがね...
前線からの連動した寄せで主導権こそ握ったものの、決定機まで持ち込めるシーンがなく...という今季の札幌によく見られる展開になった前半でした。
コンディション不良でベンチ外となった福森不在の影響も垣間見え、ピッチの横幅を広く使ったサイドチェンジで局面を一気に打開するというシーンもあまり見られなかったことで、攻撃が単調になっていた面も否めませんでした。
得点の香りがするようになったのは、後半途中、中島がピッチに入ってから。
彼の空中戦の強さ、という面も大きかったですが、彼が入ったことでミラントゥチッチの役割が軽減され、ゴールに向かうプレーが増えてきたのもありましたよね。
以前から私が繰り返し申しているように、ストライカータイプの選手が複数入ったことも相手にとっては脅威だったと思います。
一方的に押し込む展開ではなく、逆に危ない場面もあったりしましたが、試合全体としては札幌のゲームで、ホームであることも考慮すれば勝ち点3を取り切りたかったんですけど...終盤の決定的なシーンを止めた相手GKを褒めるべきなんでしょうね。
■得点シーン
なし
リーグ戦は2週間の中断に入ります。
次節は4/29(金・祝)ホームでの湘南戦です。
合間にルヴァンカップ2試合が開催され、過密日程が続きます。
4/20(水)延期されていたホームでの京都戦、4/23(土)こちらもホームですが今季初厚別となる柏戦。
↓ランキングに参加しています