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【2022 J1 第12節】サンフレッチェ広島 3 - 0 鹿島アントラーズ 強度勝負のチームが強度で後れを取ったが故の必然の完敗

 

スタメンは前節から変更なし。 

 

■ハイライト 

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■総評 

・いいところ一つもなしの完敗

・完敗の要因は相手か己か

・強度勝負のチームが強度で後れを取ったら勝てるわけない

 

■感想 

これぞ完敗というべき、いいところが一つもなかった清々しいほどの負けっぷりでした。

 

試合の入りから受けに回る時間が多く、それは、広島の配置がメディアの想定と異なっていることからもわかる通り、鹿島にとっても想定外だったことに起因するものと思われていました。

 

ですが、試合を通して振り返ってみると、この時間帯の方がシュートまで持ち込めていて、まだマシだったことがわかります。

 

完敗の要因を考察すると、相手、己いずれにもあるように感じました。

 

まずサンフレッチェ広島側。

想定外の布陣で相手の出鼻をくじいたのに加え、ジュニオールサントスでしっかり収まったこと、さらにボールへの反応の速さや球際の強さと言った強度の部分で相手を上回り続けたことが勝因でしたよね。

 

そして鹿島アントラーズ側ですが、首位につけてはいるもののチームとしての完成度はまだまだで、現時点では強度勝負に持ち込んで、上田綺世や鈴木優磨といった能力に秀でた選手たちによる個の力で押し切っている印象が個人的には強かったりします。

 

そんな現況の中、強度勝負で後れを取った場合に待ち受けているのは...この試合のような結果であり、必然の完敗と言って差し支えないと考えるわけです。

 

それでは、なぜ強度勝負で後れを取ったかなんですが、相手2トップのフィジカルの強さに後れを取ったことでディフェンスラインが下げさせられ、それにより重心が後ろにいってしまったことで、そこからの攻撃にいつもより馬力を要し、スタミナを吸い取られて行ってしまったからでは?とみえました。

 

大型連休中の連戦でスタメンをほとんど入れ替えなかった(負傷したブエノのみ)強気の采配が、5月上旬にしては高かった気温下で裏目に出た感はあります。

 

メディアを通して伝わってくるレネ・ヴァイラー監督の言葉からは、チームの成長のために敢えて負荷をかけている側面も窺えますので、勝つことに重きを置きつつもある程度はこういう試合になることも覚悟しているのかなとは感じます。

 

 

現時点で、監督が最低限期待するレベルに達している選手が多くないという側面もあるのかもしれません。

 

この日、CB関川が負傷交代しましたが、CBに入ったのは交代で入ってきたキムミンテではなく、本職ではないディエゴピトゥカでした。

開幕当初こそCBで出場していたキムミンテですが、最近は毎試合途中出場こそしているものの、一貫してボランチでの起用となっています。

 

ここからは私の完全な推測ですが、監督の評価としてキムミンテは、CBでは及第点に遠く及ばないけど、守備を安定させるためのボランチとしては及第点に達しているということからの起用なんじゃないかなと。

 

この例が示す通り、監督が最低限期待するレベルに達していないと起用しない→そういう選手がまだ限られていることからのスタメン固定な可能性もあるのかなという推測に達しました。

 

どちらにしても、まだチームが発展途上の段階だからこそであり、こういう試合を糧にできれば、清々しいほどの負けっぷりも無駄ではないかなと思います。

 

■得点シーン

 

中盤で奪いきってからのショートカウンター結実。

右サイドで引き付けて、3人目の動き出しでフリーとなった逆サイドのWBが決めるという、恐らくは狙い通りの崩しだったと思われます。

 

 

3得点全てに共通しているのは鹿島側の守備陣形が整う前にフィニッシュまで持ち込むという姿勢でしょうかね。

 

2点目はジュニオールサントスがポストしたボールを奪う形で突き抜けてそのままフィニッシュ。

安西もそうですが、関川の寄せの甘さが気になりましたね。

 

 

下がるディフェンスに対して、ジュニオールサントスがマイナスの位置で動きを止めているのが秀逸ですね。

そして、そのジュニオールサントスに釣られて空いた逆サイドにしっかり詰めていることが得点に繋がっています。

 

 

次節は5/14(土)ホームでの札幌戦です。

 

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