スタメンは前節から4名変更。
上田、和泉、ディエゴピトゥカ、アルトゥールカイキに代わり、土居、樋口、常本、関川が入りました。
■ハイライト
■総評
・突然訪れた別れ
・上位対決に相応しい球際激しく強度高いゲーム
・内容は劣るも少ないチャンスを生かし切ってのアウエー勝ち点3
・絶対的エースの移籍で増した一体感
■感想
いつかこの日が来ることは覚悟していたものの、あまりにも突然だったエースの海外移籍。
【お知らせ】#antlers #上田綺世
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) July 1, 2022
上田選手のサークル・ブルージュKSV(ベルギー)への完全移籍について、クラブ間の基本合意に達しました。
「一瞬一瞬を大切にして、この先も戦っていきます。応援、ありがとうございました」
がんばれ、綺世!@cercleofficialhttps://t.co/g0LOy82v02 pic.twitter.com/mrTErXeEO6
ここまでリーグトップの10得点をあげていた絶対的エースの移籍はチームにとって大きな痛手ですし、寂しい気持ちもありますが、短い選手生活、一度きりの人生なので、私としてはこの選択を素直に尊重したいなというスタンスです。
海外でさらに成長して、鹿島のエースから日本のエースとして戻ってきてくれること願ってます。
エースの移籍決定後、最初のゲームとなった柏戦。
ともにトップを狙える上位対決となりましたが、"上位対決"に相応しい球際激しく強度の高い展開が続く好ゲームとなったと感じました。
試合全体を通して主導権を握っていたのは柏。
シーズン前は降格候補にも挙げられてましたが、マテウスサヴィオを中心として、連動した激しい守備からの速攻が相手にとって脅威な、いいチームになってきてますよね。
激しい守備からの早い攻めというストロングがある柏の特徴を十分に意識して上手く守れていたように感じました。
CBに高さ速さを兼ね備えた関川、キムミンテを並べ、一列前に三竿を配置。
それに加え、ピッチの幅を広く使ってくる相手に対して、定常的にではないですが左SBの横にもう一人置いて5バック気味で守るなど、相手の強みを把握した上で守り重視を意識させる戦い方をしてきた印象でした。
シーズン当初は上手く噛み合わず頓挫したキムミンテ、関川のCB。
この日もポジションが被ったり、関川があわやDOGSOで一発レッドかという危ういシーンこそありましたが、二人ともCBとしては一級品だと思っているので、使い続けることでよくなってくることを期待したいですね。
この試合では、三竿を一列前に置いたり左SBに安西に比べれば守備強度のある広瀬を配置したりしたことも功を奏した面もあるかなと思います。
一方で攻撃面は、上田綺世が抜けたことで、これまでチャンスメイクの役割の比重が大きかった鈴木優磨が中央に残ることが多く、その代わりにこの日トップで起用された土居聖真がサイドに流れて攻撃の起点となる役割を担っているように見えました。
その鈴木優磨も後半途中にエヴェラウドが入ってからは、これまでのように下がってくることが増えてきたように、この辺のさじ加減は起用される選手に合わせた最適解を模索しながらになるんでしょうね。
これまで左SBで継続して使われてきた安西を2列目の右で起用したのも、上田綺世が抜けたことによる新しい形を模索していく中の一つの試みなのかなと感じましたかね。
絶対的エースが抜けたことによる試行錯誤感が色濃く、少なくても攻撃面では相手に劣っていた印象は否めませんが、少ないチャンスを生かし切って勝ち切れたのは、上田綺世という核となる絶対的存在が抜けるという一大事が、チームの一体感をさらに高めたことも影響しているように感じました。
絶対的存在が抜けるというマイナスをプラスに変えていける、そういうチームになれれば、2016年以来のリーグ制覇も夢ではないですね。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 2, 2022
🏆 明治安田生命J1リーグ 第19節
🆚 柏vs鹿島
🔢 0-1
⌚️ 45+2分
⚽️ キム ミンテ(鹿島)#Jリーグ#柏鹿島 pic.twitter.com/yyBsfarCjT
樋口CKにニア入って来たキムミンテのヘッドがファーに吸い込まれる。
ボールの軌道を素早く予測してディフェンスの間に入って来たキムミンテの巧さが光りましたかね。
コンササポでもある私としてはウルウルしてしまいましたw
鹿島に来てからフィットするのに苦労していましたが...本職のCBで起用される画面が増えてきたことが評価の証しなんでしょうね。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 2, 2022
🏆 明治安田生命J1リーグ 第19節
🆚 柏vs鹿島
🔢 1-1
⌚️ 63分
⚽️ 武藤 雄樹(柏)#Jリーグ#柏鹿島 pic.twitter.com/BdimWOJmEM
スローインを起点としてマテウスサヴィオのクロスが関川の後ろに抜けての武藤ヘッド。
スローイン時に最初はピッタリついていたマークをすっと放してしまったのが悔やまれますね...
とはいえ、あの体勢から穴を的確についてきたマテウスサヴィオのクロスには脱帽です。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 2, 2022
🏆 明治安田生命J1リーグ 第19節
🆚 柏vs鹿島
🔢 1-2
⌚️ 81分
⚽️ エヴェラウド(鹿島)#Jリーグ#柏鹿島 pic.twitter.com/V14CqCQ4AT
PKを獲得したのは鈴木優磨。
スローインに対して胸トラップでディフェンスの間を抜けるところを倒されての判定。
ディフェンスとの競り合いの中で、相手の左足が鈴木の右ふくらはぎに当たってしまった感じですかね...
意図しない偶発的事象に見えましたので...鹿島側から見ると運にも助けられましたね。
エヴェラウドのPKは完全にコース読まれてましたがパワーで決めきりました。
エヴェラウドの場合、下手に駆け引きするよりパワーに頼る方が確率高いと思いますw
■採点
次節は7/6(水)ホームでのセレッソ大阪戦です。
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