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【2022 J1 第34節】北海道コンサドーレ札幌 4 - 3 清水エスパルス "らしい"打ち合いを制し、最終戦を勝利で飾る


スタメンは前節から4名変更。 

興梠、金子、高嶺、菅野に代わり、小柏、荒野、福森、中野が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・離脱者続出の中で迎えた最終節

・局面局面でチーム、個人の成長を感じさせた

・オープンな展開上等

・アピールのチャンスを活かせなかった中野小次郎

 

■感想 

 

試合を数日後に控えたニュースリリースは、もしこの時点で残留が決まっていなければ緊急事態とも言うべき内容でした。

最終的には2人増えて8人が陽性判定となり、この中に含まれる選手数次第では最終節の開催すら危ぶまれる事態でしたが、蓋を開けてみるとGK以外は頭数はギリギリながらも質的にはそれほど影響を感じさせないスタメンとなりました。

 

GKは菅野は怪我でしたが、控えGKにユースの選手を入れざるを得ない状態で、試合開催自体がギリギリの状態でしたね。

 

そんな状態で迎えたホームでの最終節は、残留には勝利が絶対条件の清水相手にミシャ札幌"らしい"と言える打ち合いを制し、勝ち点3での2022シーズン締めとなりました。

 

お互い持ち味は出しつつも、繋ぎの中でのミスで簡単に相手にボールを渡してしまう場面が両チームとも多く、現在の順位を表している試合内容だと感じましたが、後半に試合が動き始めてからは時間を追うにつれ、局面局面で札幌がチーム、選手ともに上回る場面が目立ち始め、それがシーソーゲームを制すことができた要因なのかなと。

 

清水はシーズン途中での大型補強で一時は残留争いからは脱出かと思われてましたが、ラスト7試合勝ちなし(2分け5敗)の大失速でまさかの自動降格。

大型補強で得た前線の個の質に頼り切ってしまい、チームとしてはまとまり切らなかったことが要因なのかなとこの試合の特に3-2とリードを奪った後からの試合の締め方を見て感じました。

 

札幌は3失点してしまったことはいただけなかったですが、

 

・諦めることなく戦い続けたメンタル面

インターセプトの読みの良さ

・球際で粘り強く奪いきる

 

こういった個の部分での成長だったり、日頃トレーニングしているであろう崩しの形を見せての得点も終盤戦で増えてきていて、チームとしての成長を大いに感じさせる最終節でした。

 

特に、守備の人としての印象が強かった田中駿が試合を追うにつれフィニッシュへの崩しの場面に顔を出す機会が増えているのが印象的でした。

プレー振りからは苦手としていることを大いに感じさせるぎこちなさは見せつつも、この試合の3点目となる同点ゴールのアシストは見事でしたよね。

 

GKの大量離脱で久しぶりにアピールのチャンスが巡ってきた中野小次郎。

来シーズンはクソンユンが戻って来て、菅野もいるとなれば来シーズンはレンタルに出されることが濃厚と思っていました。

それを覆すにはこの試合で相当アピールしないと...と思ってましたが、残念ながらアピールのチャンスは活かせなかったかな...と感じました。

 

それなりに無難にはこなした印象ですが、菅野だったら3失点の内少なくても1つは防げていたのかなと感じたのと、得意と自負しているはずのビルドアップでの雑さが目立ったように私は感じました。

 

ポジショニングの問題もなくはないのですが、それよりも受け手の受けやすいようなパスが出せていないことの方が問題なのかなと。

 

DAZNの解説だった曽田さんも触れていましたが、じっくりと時間をかけて出し手を見定めてのフィードが目立ち、相手にとっては予測しやすい球出しだったことに加えて、時間かけた割には精度が低く...

 

来シーズンどうなるかはわかりませんが、個人的には出場機会の得られるチームに行って実践を積んでいく中で自らの課題に向き合うことで成長していって欲しいかなと。

素材としてはいいものを持っていると思うので、このまま燻ぶっているのは非常にもったいないと思うんですよね!

 

■得点シーン

 

これはもう見事というしかないビューティフルゴールでしたね。

岡村からの楔を受けて、ディフェンスと対峙しながら利き足である左で打つまでの駆け引きが光りました。

 

 

クロスを一旦は跳ね返したものの、こぼれ球チアゴサンタナダイレクト。

単独での得点王となった見事な一撃でした。

 

 

GK権田からのロングフィードからあっさり崩された逆転ゴール。

同点の勢いそのままにひっくり返された印象でしたね。

 

 

荒野の逆サイドへのフィードと見せかけての裏へのスルーが秀逸でしたね。

ラインぎりぎりで受けた青木のシュートは阻まれるもこぼれ球押し込む

 

 

ゴール正面から左寄りからのFKの流れからの失点。

FKは弾き出すもこぼれ球を繋がれて最後は気持ちで押し込まれた感じですね。

オフサイドかの判定が相当微妙で数分間VARに費やすほどでした。

 

中野小次郎としては、自身の正面だったことでキャッチしたかったところでしたが、キャッチしきれず正面に弾いてしまわざるを得ず、そこから失点に繋がってしまいました。

 

 

練習していた通りの崩しですね(*'ω'*)

リードを奪ったことで引きすぎてしまった感のある清水最終ラインを崩し切りました。

小柏楔にキムゴンヒ収め小柏にリターン、小柏→田中駿→キムゴンヒ流し込む。

中駿の右足アウトサイドでのアシストが彼自身の成長を感じさせました。

 

 

右サイドルーカスフェルナンデスからの崩し。

ワンツーパスで右サイド突破したルーカスフェルナンデスからのマイナスパスを受けたキムゴンヒ、相手を引き寄せてから逆サイドフリーの青木へ。

青木ワントラップ後落ち着いて流し込む。

 

決めた青木が一番素晴らしいですが、自分が決めたいであろうキムゴンヒの冷静さも光りましたね。

あと、中島も褒めてあげてくださいw

彼が最前線で相手を引き付けていたので、キムゴンヒが少し下がり目でプレーできたことが3点目、4点目に繋がっています。

 

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