こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
昨シーズンはワールドカップ開催に伴い11月初旬にシーズンエンドとなり、いつもよりもオフシーズンが長かったですね...
開幕を控えて、毎年恒例のシーズンプレービュー記事、まずはペトロビッチ体制6年目となる北海道コンサドーレ札幌から。
<<2022シーズン振り返り>>
一時は残留争いに巻き込まれながらも終盤戦の巻き返しで10位に終わった2022シーズン。
・得点力不足
により勝ち切れなかった序盤で勝ち点が積み上げられず、
・選手層の薄さ + 怪我人の多さ
により大量失点を重ねた結果残留争いに巻き込まれた中盤戦。
数年来の課題が顕在化した結果ではありますが、優勝争いをしている上位チーム相手に一歩も引かぬ戦いを演じた終盤戦の戦いぶりは、札幌の持っているポテンシャルを大いに感じさせましたね。
一方で昨シーズンのプレビューで懸念していた経営トップの交代、チームの生き字引 四方田コーチの移籍は表面上、大きな影響は出ていないようで、チームのベースがしっかりしてきていることを感じさせましたかね。
ペトロビッチ体制6年目となる2023シーズンは、積み上げてきたマンツーマンディフェンスというアクティブな戦術を進化、深化させることで上位を目指して欲しいと考えていて、またそれを目指せるだけのポテンシャル、可能性を秘めている、そんな一年だと思っています。
それでは、北海道コンサドーレ札幌2023シーズンプレビュー始めますよ( ´ ▽ ` )ノ
■登録選手
・「※」:新加入選手、「〇」:復帰加入選手
・年齢はシーズン開幕日となる2023年2月18日時点
GK(4)
1 菅野 孝憲(38歳)
21 松原 修平(30歳)
〇25 ク ソンユン(28歳)
48 大谷 幸輝(33歳)
DF(7)
2 田中 駿汰(25歳)
※3 馬場 晴也(21歳)
5 福森 晃斗(30歳)
6 中村 桐耶(22歳)
22 西大伍(35歳)
47 西野 奨太(18歳)
50 岡村 大八(26歳)
MF(12)
7 ルーカス フェルナンデス(28歳)
8 深井 一希(27歳)
9 金子 拓郎(25歳)
10 宮澤 裕樹(33歳)
11青木 亮太(26歳)
14 駒井 善成(30歳)
※18 浅野 雄也(26歳)
27 荒野 拓馬(29歳)
30 田中 宏武(23歳)
44 小野 伸二(43歳)
49 スパチョーク(24歳)
※99 小林 祐希(30歳)
FW(6)
4 菅 大輝(24歳)
13 キム ゴンヒ(27歳)
19 小柏 剛(24歳)
※23 大森 真吾(22歳)
32 ミラン トゥチッチ(26歳)
45 中島 大嘉(20歳)
■補強診断
昨シーズンの主力から高嶺が柏に完全移籍、興梠が浦和に復帰。
攻守にアクティブなプレースタイルでチームを牽引し、ボランチ以外にも3バックの中央、左もこなせるユーティリティープレーヤーであった高嶺の移籍は大きな痛手であったと言えます。
また、コンディションが整ってくるとともにポテンシャルを発揮し、終盤戦躍進のキープレーヤーとなったガブリエルシャビエルも契約に至りませんでした。
一方で補強は例年通りピンポイントでの補強。
高嶺とはタイプは違いますが中盤の左利きである小林を神戸から獲得。
前線ではスピードのある浅野、CBでは攻撃的で将来性もある馬場を獲得。
大卒ルーキーの大森も含めると頭数としては足りていますが、ガブリエルシャビエル、興梠の抜けた1トップ2シャドーが1枚足りない印象を受けます。
札幌では複数ポジションをこなせる選手が多いので、ポジション固定で割り当てると足りないと感じるポジションがあるように見えますが、戦力的には満遍なくカバーできていると思います。
ポジションごとに見ていきましょう。
▼GK
クソンユンが復帰したことで、リーグ屈指の層の厚さになった感があります。
昨シーズンのように、菅野が離脱したら大量失点という心配はなさそうです。
恐らく最初は足元に長けた菅野がスタメンを張ると予想していますが、クソンユンとのレギュラー争いはし烈を極めそうです。
▼3バック
岡村に何かあれば一大事
今シーズンの一番のリスクは3バックの中央かなと感じています。
宮澤が控えてはいるものの、CBとして岡村と比べると速さ強さで劣る面は否めず、加えると宮澤は層の薄くなったボランチでの起用が増えることが想定されますから、岡村がチームの浮沈を握っていると私は思っています。
右は田中駿が盤石ですが、馬場が計算できるようになると田中駿をボランチで使うシーンも増えてきそうに思います。
左はこれまで不動のレギュラーだった福森が、昨シーズン途中からベンチを温めることが多くなりましたが、中村もポジションを奪いきるまではいかず、菅も交えた3人でのレギュラー争いが熾烈になりそうかなと。
守備面だけだと実は本職ではない菅が一番安定しているという事実もあり、どの選手も一長一短なんですよね。
福森はボランチでも試されているようなんですが...個人的には厳しいんじゃ...という評価です。
▼WB
右 金子、左 ルーカスフェルナンデスの逆足WBが起用の中心となると睨んでいます。
金子がシャドーにまわったときはルーカスが右、菅が左に入りそうで、そこに大卒2年目の田中宏がどれだけ絡んでいけますかね。
▼ボランチ
駒井、深井の復帰までどう凌いでいくか
昨シーズン終盤に怪我で離脱した駒井、深井は開幕には間に合わない見込みで、恐らく駒井は春、深井は夏の復帰を目指しているものと思われます。
彼らの復帰までどうやり繰りしていくかが序盤戦のカギを握っているのかなと予測しています。
荒野、宮澤に新加入の小林の3名で回して、それに西、青木も含めて90分やり繰りしていくものと予測しています。
▼1トップ2シャドー
途中加入となった昨シーズンは途中出場が多かったキムゴンヒ。
今シーズンは彼が1トップに定着できるかが得点力のカギを握っていると予測しています。
彼自身にも得点の量産は期待したいですが、それに加えて高さ強さで前線でのターゲットになることが期待されていると思います。
キムゴンヒが前線でターゲットになることでマークを集め、空いた周辺のスペースをシャドーの青木、小柏、ウイングバックの金子、ルーカスフェルナンデスが効果的に使うことで得点力を底上げする、そんなことを期待したいですね。
1トップの候補には他に中島、大森といった伸びしろのある若手が控えていますから、彼ら、特に大卒ルーキーの大森が期待以上の活躍を見せてくれると...そんな未来を期待してしまいますよね!
シャドーで期待したいのは、こちらも昨シーズン途中加入のスパチョークですかね。
彼がスタメン争いに食い込んでくるようだと一段とチームに厚みが出てくると思いますし、同じスピードタイプの小柏とはまた違ったタイプなので彼の活躍により違った攻めの形ができるんじゃないかなと思うわけです。
■目指すは悲願の初タイトル
昨シーズン後半の戦いぶりから、メンツ、コンディションさえ整えばリーグ上位とも互角以上に渡り合えることを示してくれた札幌。
層の薄さこそ気になりますが、的確な補強ができたことで高みを目指せるだけの下地は築けたと感じています。
とはいえ、現在の層の厚さだと長いリーグ戦で優勝はもちろんACL圏というのはさすがに難しいかなと感じています。
まあ正直ベースで言うと、現有戦力で実際にタイトル獲るには運もある程度必要かなとは思っています。
継続路線6年目となりますから、そろそろタイトルの欲しいところですよね。
今シーズンの開幕戦は2月18日(土)、アウエーでの広島戦になります。
We are 北海道コンサドーレ札幌(*`Д´)ノ
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