スタメンは前節から2名変更。
キムゴンヒ、菅野に代わり、馬場、クソンユンが入りました。
■ハイライト
■総評
・機動力重視の0トップは相変わらず良し悪し
・不安定だったビルドアップが完敗の主因
■感想
ホーム開幕戦は、ここ3シーズン6戦全敗中の苦手相手になすすべなく敗れ去る残念な結果に終わりました。
攻撃面では、その試合で見られなかったミドルレンジのパスであったり、裏狙いのシーンが見えたりと、全くと言っていいほど見せ場のなかった開幕節に比べるとまだマシな印象。
これは、最前線に本職ではない荒野を配置するお得意の機動力重視の0トップ布陣の賜物かなと感じ、浅野をシャドーに据えたこともプラスに作用した印象でした。
ただ、それによるマイナス面ともいえる得点力不足も昨シーズンから変わらず、終了間際に金子の個の力で掴んだPKでの得点のみに終わり、機動力重視の0トップ布陣のプラス面、マイナス面は相も変わらずかなと感じさせました。
一方で守備面では、大迫、武藤といったベテラン2トップをシンプルに活かす攻撃に3失点を喫し、個の強さを活かしてくる相手への苦手意識が今年も露呈したように感じました。
この試合では3シーズンぶりの帰還したクソンユンがゴールマウスを守りました。
開幕節で健在を示した菅野はベンチにも入っておらず、怪我もしくは体調不良であることを匂わせましたが、試合終了後のペトロヴィッチ監督のコメントから、試合前日に発覚したふくらはぎの違和感のための回避だそうで。
クソンユンにとっては思いもよらないタイミングで巡ってきたチャンスでしたが、結果的にはこういうアクシデントがなければ菅野の牙城を脅かすのは厳しいだろうな...という内容かなと私は感じました。
彼のストロングポイントであったはずのセービング技術も実戦を離れていた影響なのか不安定な面が垣間見え、ビルドアップ面でも菅野に遠く及ばずといった印象で、クソンユン一人だけの問題では決してありませんが、不安定だったビルドアップ面が完敗に大きく作用したと言わざるを得ない内容でしたかね。
クソンユンと馬場、二人の新加入選手を含むビルドアップは意思疎通の面で見劣りがして、それによるミスや拙さを相手に付け込まれる形でのピンチが多かった印象です。
岡村や宮澤、田中駿といった、このやり方に慣れているはずの選手たちにいつもよりプレーに余裕が感じられなかったのが印象的で、これがキャンプで思うようにチームビルドができなかったのが原因だとするならば、今シーズンも厳しい戦いになることが懸念されますね...
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) February 25, 2023
🏆 明治安田生命J1リーグ 第2節
🆚 札幌vs神戸
🔢 0-1
⌚️ 9分
⚽️ 大迫 勇也(神戸)#Jリーグ#札幌神戸 pic.twitter.com/4eQ4Ckbpcb
この試合で挙げられていたゴール動画はこれのみでした。
他の試合でも挙げられているものいないものがあったので、Jリーグ公式のゴール動画投稿の仕組みに何らかしらの問題があったものと推測されます。
左サイドでの福森と宮澤のビルドアップをハメられてからのショートカウンターで、大迫も簡単そうに決めていますが、これを決めれる選手はそう多くはないんですが、問題としては福森、宮澤がハメられてしまったところですかね。
福森は馬場に出せたと思いますし、宮澤もクソンユンまで戻す選択肢もあったと思うんですが、それを選択できなかったことがこの試合の行く末を予測しているように感じました。
次節は3/4(土)アウエーでの新潟線です。
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