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【2023 J1 第12節】北海道コンサドーレ札幌 5 - 1 FC東京 ”This is Sapporo!!”を示した圧倒的勝利でGW連戦締め

 

スタメンは前節から3名変更。 

青木、中村、クソンユンに代わり、荒野、宮澤、菅野が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・”This is Sapporo!!”

・圧倒し続けた90分

・機動力重視の布陣が最適解

・崩しの質向上が決定力に繋がっている2023シーズン

・相手の方が苦しかった中二日

 

■感想 

思いもよらぬ大差でゴールデンウィーク連戦の最後を勝ち点3で締めくくりました。

 

逆のスコアでボコられる展開は想像できても、リーグ屈指の戦力を誇る首都東京のチーム相手のこの大差は正直想像できていませんでしたw

 

キムゴンヒが怪我で離脱中という状況も影響しているかと思いますが、最近の札幌はストライカータイプを置かない、機動力重視の布陣、いわゆる0トップでのスタートが定着しています。

 

マンツーマンディフェンスに取り組み始めた2020シーズン以降、この0トップ布陣は時折見受けられましたが、今シーズンは戦い方に進化が見られ、この布陣が現状での最適解であるように感じるぐらいフィットしていると思います。

 

機動力を重視した布陣にすることで、マンツーマンディフェンスにより札幌が志向する前線からの連動して相手を追い込む攻撃的な守備がより機能する一方、ストライカータイプの選手がピッチ上にいないことで攻撃に転じた際の決めきる力に欠けるという課題がありました。

 

マンツーマンディフェンスの深化により、札幌は簡単には勝たせてもらえない難しい相手と認識されるようになった一方で、得点力不足により勝ちきれない試合が多く、それがここ数年の順位に表れています。

 

それが今年、リーグトップクラスの得点をここまで誇っている要因の一つとしては新加入の浅野の存在が大きいことは周知の事実ではあります。

 

広島で燻ぶっていた才能が環境を変えたことで花開いた印象で、札幌としては鈴木武蔵以来の大当たりだと個人的には感じています。

スピード、シュート精度に秀でているところが機動力重視の布陣での最前線として、札幌に足りなかったピースを埋めてくれている印象です。

 

昨シーズンまでは滅多に見られなかったキレイに崩し切っての得点というシーンが、まだ12節時点での今シーズンは多く見られているように感じていて、浅野の存在が大きいことは確かですが、それに加えて崩しの質向上が決定力に繋がっているように感じている2023シーズンです。

 

狭いエリアでパスを繋ぎ、3人目の動き出しでギャップを作りだしたり、深く抉ってからのマイナスの折り返しだったりと、相手を見て空いたスペースを使おうという共通意識の上でいい練習が積めているんじゃないかなと感じさせます。

 

敗れはしましたが前節の鹿島戦同様、90分主導権を握り続けた印象で、この試合では圧倒し続けた90分といってもよい内容で、2020シーズン以降ペトロヴィッチ監督が進めてきたマンツーマンディフェンスに代表される攻撃的な守備が一つの完成形に達したように感じられ、これぞ”This is Sapporo!!”を示した第12節でした。

 

大差がついた要因として一つ触れておきたいのが中二日という過密日程。

両チームとも同じ試合間隔ではありますが、札幌が移動なしのホーム連戦だったのに対してFC東京は福岡→札幌の長距離移動でのアウエー連戦。

 

メンバーを大きく入れ替えているとはいえ、選手の動きが重かったように感じられ、それがなければここまでの大差にはならなかったのかもしれません。

 

■得点シーン

 

中盤で一気にプレッシャーかけて奪いきってからのショートカウンター一閃。

小柏からのパスを受けた浅野ワントラップでフリーになり切ってからの左足。

特異の左足でシュートするところまでイメージしてのトラップで勝負ありでしたね。

 

 

中盤での緩やかなパス回しから田中駿の裏スペースへのパスにラインブレイクした小柏起点。

ゴールライン際を抉ってからのマイナス折り返しは中央駒井をおとりにしての逆サイド菅キャノンに繋がりました。

何度も見返せば見返すほど、バックスピンをかけた田中駿の裏スペースへのパスの凄さがわかります。

 

 

PKを獲得したシーンはハイライトに含まれていますが、エリア内でパスを受けた福森が切り返そうとした際に倒されたのが、VARオンフィールドレビューでPKと判定されました。

金子が右隅に決め、前半で3点のリードとなり、勝敗の行方を大きく左右した1点でした。

 

 

右サイドから崩して左サイドで仕留めました。

小柏ドリブルでエリア内侵入から宮澤ワンタッチで戻して駒井切り返してから左に流して走りこんだ菅右足。

 

 

中盤で行き来した中での馬場の右サイド裏へのパスから生まれた5点目。

金子抜けだして相手が来たところを切り返しての左足。

終盤疲れている状況での冷静な判断、シュート精度、見事でした。

 

 

次節は5/13(土)アウエーでの湘南戦です。

 

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