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【2023 J1 第15節】サガン鳥栖 2 - 2 鹿島アントラーズ 敗色濃厚の中、流れガン無視の個の力で勝ち点1拾う

 

スタメンは前節から変更なし。 

3日前のルヴァンカップグループステージ第5節からは11名総入れ替え。

 

■ハイライト 

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■総評 

・炙り出された現在地

・ホントに前進できているのか...

 

■感想 

先制され追いつくも再び引き離され...敗色濃厚の流れの中、流れガン無視の鈴木優磨の個の力で勝ち点1を拾いました。

 

前線からの寄せが早く、激しく、最後まで走れる鳥栖相手に現在地が炙り出された、そんな一戦だったように感じました。

 

連勝が始まったころに比べると、ビルドアップをしっかりしていこうという共通意識を感じるようになりましたが、この試合ではとりわけそれが目立ち、簡単にはロングボールを蹴ってこないように見えました。

 

そうすると、GKはCBのビルドアップ力が試されることになるんですが、早川は問題ないとしても2CBとりわけ植田のそれは正直厳しいかなというレベルで、時折ハッとさせるフィードを放り込んでくる関川の方が100倍マシに見えるぐらい。

 

この試合のように前線からの寄せが早く、激しく、試合後半になっても強度が落ちてこない鳥栖相手になると、その寄せを剥がしつつのビルドアップが求められ、さらに質が落ち...と、今後伸ばしていこうという意図で積極的に取り入れていると思われるビルドアップ主体からの攻撃は機能しませんでした。

 

セットプレーの流れから追いつきはしたものの、後半に入っても相手の時間帯が続き、運動量が落ちてきて攻撃時に押し上げられなくなったことで、ボールを奪っても孤立無援でボールロストというシーンが多くなり、勝ち越しゴールを奪われたところで万事休すと思われました。

 

打つ手なく、敗色濃厚と思われた後半アディショナルタイムに生まれたのが流れをガン無視した鈴木優磨の個の力。

 

・取り組んでいるビルドアップはまだまだ途上

・先に点を取られた時の盛り返しに課題あり

・それでも個の力で打開できるだけのポテンシャルはある

 

これが鹿島アントラーズの現在地であることが炙り出された一戦なのかなというのがこの試合の感想なんですが、これでホントに前進できているのかな...とも正直思うわけで。

 

まず守備から入って、先に点を取った時には強さを発揮する一方で、先に点を取られ前に出ていかざるを得なくなると途端に綻びを見せ始めるのが炙りだされた格好で、これってシーズン序盤、なんなら岩政監督が就任した昨シーズン途中から何ら変わっていないように思うのは私だけでしょうかね...

 

このままいけば強くなると、あまり楽観視できる状況には私には見えません。

 

■得点シーン

 

この得点シーンのように、前半は鹿島の右サイドからハーフスペースの裏を取られるのが目立ち、そこから生まれた失点でした。

ブロックを敷いて守ることはできるが、意図してギャップを作ろうとしてくる相手への対応がまだまだだなと感じた失点でしたかね。

 

 

セットプレーの流れから生まれた同点ゴールは得意の最奥目掛けたクロスから生まれました。

右サイドディエゴピトゥカからのアーリークロスに最奥で鈴木優磨が折り返しての中央名古ヘッド。

 

 

関川の地を這うフィードが相手に引っかかり、それがショートカウンター的な感じになってしまい、フリーとなった小野に仕留められました。

ポストに当たった跳ね返りが早川に当たってごオールインという不運はありましたが...関川のフィードがちょっとチャレンジングすぎましたよね...

 

 

ホントに何もないところから生まれた流れガン無視の同点ゴール。

安西のクロスの落ちる地点をいち早く読み切って飛び込んできた鈴木優磨の判断の速さそしてヘディングの強さ、コントロールが生み出した起死回生の同点ゴールでした。

 

 

次節は6/4(日)アウエーでの浦和戦です。

 

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