1stステージ覇者、年間順位首位の浦和をホームに迎えた2ndステージ最大の山場。
シュート数では圧倒しましたが、西川の神がかり的な好セーブの連続に逆転負け。
年間順位3位以内が厳しくなるとともに2ndステージ制覇に向けても痛い敗戦となりました。
スタメンは前節から1名変更。
ファンソッコに代わり負傷明けの昌子が入りました。
前線からの鬼プレスが機能した前半
立ち上がりに綺麗な崩しで先制するもすぐに追いつかれる動きの激しい序盤でしたが、
徐々に鹿島が押し込む展開になります。
その要因は金崎、ダヴィを中心とした前線からの鬼プレス。
鬼と言っていいぐらい素早く激しく追い込んで行きました。
後方で球回しする浦和相手の定石の一手をまずは打ってきた格好ですが、これで最後までスタミナ持つんかいと心配になるぐらいでした。
前半で2点目取れればその後の流れも変わったんでしょうが、浦和GK西川の好セーブに阻まれ1-1で前半終了。
後半開始から2枚替えで浦和が盛り返す
那須の出場停止で4バックでスタートした浦和ですが前半は上手く機能せず、後半頭から選手を二人変え、慣れた3バックに戻しました。
これが功を奏し、浦和が盛り返してきました。
トップを身体を張ってボールを収められるズラタンに代えたのも効きましたね。
前半はトップの興梠に全く収まらなかったですから。
ズラタンにその役目を任せることで興梠も自由に動けるようになったので交代が吉と出た格好となります。
悔しいけれどGKの差が出た
それでも球際では鹿島が勝り、決定機的なシュートを放って行きますが、西川の神がかり的なセーブの連続で勝ち越し点は奪えず。
逆に曽ヶ端がクロスをジャンプしてキャッチした際にまさかのファンブルを犯し、こぼれ球を興梠に押し込まれ勝ちこされました。
ミスはミスでそれは責められるべきレベルなんですが、曽ヶ端を超えるGKが我がチームにいないことはわかっているので、この結果を受け入れるしかないです。
接戦での選手交代の遅さ
試合はその後も鹿島が攻め込み、実に27本のシュートを打ちますが、西川の壁を破れず試合終了。1stステージに続き1-2での敗戦となりました。
後半に入り、前線の動きに疲れが見えてきたので、どのタイミングで攻撃のカードを切るか注目していたのですが最初のカードが83分、次のカードが86分、そして3枚目を切らずに試合終了と、消極的な選手交代が気になりました。
選手交代が遅かったことは試合後の石井監督もコメントしてましたが、想像するに疲れは出てきてはいたけれども引き続きチャンスは作れていたので、もう少しもう少しと引き延ばしているうちに選手交代のタイミングを逃してしまったのではないかなと。
ボランチ1枚削って攻撃の選手を入れる采配があってもよかったんじゃないかなと思いました。
劇的にチームを立て直した石井監督ですが、監督としてのキャリアはまだまだ浅いので、ゲームマネージメントについてはまだまだ改善の余地がありますね。
2ndステージの山場と見ていたガンバ大阪、浦和レッズ戦に連敗しました。
勢いで突き進んで行きましたが、まだまだ力が足りないということなんでしょうね。
これで年間順位3位のFC東京との勝ち点差は9に広がり、チャンピオンシップ出場資格のある3位以内は厳しくなりました。
チャンピオンシップに出場するには2ndステージ制覇しかありません。
首位のサンフレッチェ広島との勝ち点差は3ですが得失点差で大きく劣るため、実質は4差となります。
広島の取りこぼしを待ちつつ勝利を積み重ねることで2ndステージ制覇が見えてきます。
次節は10/3(土)アウエーでの神戸戦です。
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