怪我人続出の中、3週間ぶりのホーム試合。
前半8分に失点したときは、もはやこれまでか...と思われましたが。
スタメンは前節から2名変更。
菅、深井に代わり、田中、早坂が入りました。
早坂は怪我が癒え、公式戦初出場です。
【J1採点&寸評】札幌×FC東京|アンカー宮澤が大当たり!FC東京の大久保は周囲との連係が… | サッカーダイジェストWeb
■深井は重傷でした...
前節前半で負傷交代した深井は思いのほか重傷でした。
全治は明らかにされてませんが、今季絶望と思ってよさそうです。
怪我さえなければ日本代表まで登りつめていたであろう逸材ですが、またも膝の怪我で長期離脱となってしまいました。
何が何でも残留を果たして、深井を再びJ1の舞台に立たせたいですね。
■早い時間の失点で逆に戦いやすくなった?
試合ですが、立ち上がりはFC東京の攻めを受ける姿勢が目立ちました。
ラインが低く、寄せも甘く、何て言うんですかねえFC東京への恐れが見え隠れする感じでした。
その中で、前半8分に早くも失点。
サイドからのクロスに対してニアで逸らされて中の選手をフリーにしたのを決められたんですが、ニアに二人で行ってしまい中がフリーになってしまいました。
ちょっともったいない失点でしたが、この早い時間の失点で逆に戦いやすくなった面がありまして、これは相手の油断と言うか慢心と言うしかないんですが、FC東京のペースが明らかに緩みましたよね。
前半20分ぐらいまでは札幌もそれに付き合ってしまった感がありましたが、それ以降は徐々に持ち味を出していきます。
■相手への恐れが消えたことが逆転に繋がる
札幌の持ち味は堅守速攻と思われがちですが、実は遅攻の方が持ち味なんですw
後ろで回して相手の隙を伺っての裏への高精度のパスってのが得意のパターンでして、それが徐々に出てくるようになって試合の流れは札幌に傾き始めます。
失点後、しばらくは相手への恐れから前への推進力が乏しかったですが、相手の緩みに気が付いてからは思い切りが出てきた感じです。
空中戦は都倉がほとんど制し、シュート数でも圧倒し、FC東京GK林の好守がなければもっと点が入っていたかもしれません。
同点は福森の高精度CKにジュリーニョがどんぴしゃヘッドで合わせました。
ジュリーニョ、前節と違って前線で起点になって決定機にも顔を出せるようになってましたね。
後半になってもFC東京のペースは上がらず、一度狂った歯車はもう噛み合わない感じで、切り札のピーターウタカも噛み合いませんでした。
個人的にはスピードのある永井が入ってきた方がよっぽど怖かったかなと。
逆転ゴールは都倉。
クロスからのシュートのこぼれ球を拾った兵藤が、オフサイドポジションから温サイドに戻って待ち構えてた都倉に抜け目なくパス。
都倉が落ち着いてゴールに流し込みました。
シュートブロックで倒れた相手選手が残っていたのを見逃さなかった都倉の頭脳プレーでしたw
ゴール後、都倉が指8本で何かアピールしていると思ったら、背番号8深井に対して頑張れのメッセージだったようです。
■6試合終えて勝ち点7は悪くない
逆転後はさすがに受けにまわりましたが、歯車が狂って個の力頼みのFC東京の反撃を抑え込み、ホーム連勝を飾りました。
6試合終えて2勝3敗1分けの勝ち点7は、出来過ぎとは言いませんが悪くない結果だと思います。この後川崎、浦和と上位クラスとの連戦を控える中で勝ち点3を取れたのは非常に大きいですし、広島に続いてJ1上位クラスからまた勝ち点3を取れたことで自信にも繋がるかと。
後は、怪我人が少しづつでも戻ってくるといいんですがね...
次節は4/16(日)ホームでの川崎戦です。
↓ランキングに参加しています